平成16年5月19日


情報セキュリティ管理機能を備えた
「多機能ICカード社員証ソリューション」の提供について


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)では、これまで入退室管理、勤務管理、キャッシュレス(電子マネー)機能、社内ネットワークへのリモートアクセスなど、企業内の情報セキュリティに関するニーズに対応したICカード社員証システムを個別に提供してきましたが、このたびPCのデスクトップセキュリティ、情報アクセス権管理、シングルサインオンなどの企業情報セキュリティ管理を強化する機能を加え、今月より総合サービス「多機能ICカード社員証ソリューション」 としての提供を行います。

 本ソリューションを利用するお客さまは、入退室のみの社員証パッケージから、企業情報セキュリティ管理機能までを含めたフルラインナップでの多機能型社員証パッケージまで、自由な組み合わせが可能となり、単なる労務・厚生面での活用にとどまらず、企業機密情報漏洩や個人情報漏洩を始めとした最大の企業経営リスクを、ICカード社員証を用いてシステム的に防御することが可能となります。(別紙参照)

 なお、本ソリューションは、NTT Comの自社内利用をはじめ、株式会社神戸製鋼所、株式会社 DTSほか大手企業を中心に導入を進めています。


1.情報セキュリティ管理機能に関する新メニュー
 従来のICカード社員証システムとともに、新たに情報セキュリティ管理を目的とした、以下のメニューを追加することができます。なお、以下のメニューは、NTT Comで提供している認証・接続サービス「セーフティパスビジネス」(※1)のラインナップとして提供していきます。

(1) セーフティパス SmartOn NEO(スマートオンネオ、※2)
 ICカードによるログオン認証、PCロック機能をはじめとしたデスクトップセキュリティ、情報アクセス権管理、シングルサインオンをパッケージ化したもの。企業情報セキュリティレベルを徹底強化させると同時に、利用者と管理者双方の利便性および運用効率を大幅に向上させることができます。

(2) セーフティパス PC Lock(ロック)
 ICカードによるログオン認証、PCロック機能のみの廉価版パッケージ。高いセキュリティレベルはそのままに、簡単操作できわめて経済的に導入することができます。


2.情報セキュリティ管理機能の詳細
 セーフティパス SmartOn NEOやセーフティパス PC Lockにて利用可能な情報セキュリティ管理機能は、次の通りです。

(1) デスクトップセキュリティ
 従来のログオン機能にICカードを組み合わせ、ログオン認証を強化。ICカードの挿入/排出に連動し、Windowsシステムをロック/解除します。これによりPC、情報ファイル、ネットワークへの不正アクセスをシャットアウトします。また、社員一人ひとりに対し、ディスクやプリンターの利用制限を行うことで、情報資産を守るとともに、PC管理の負担を軽減します。

(2) 情報アクセス権管理(セーフティパス SmartOn NEOのみ対応)
 IC社員証ごとに利用アプリケーションの許可設定が可能。部署、部門、役職に応じたアクセス権限、利用制限を設定できます。個人を特定できるアクセスログが直ちに提供され、情報保護に最大の効果を発揮します。また、暗号鍵を利用してPC上、ネットワーク上のファイル・フォルダを暗号化し、関係者以外の不正使用・閲覧が禁止できるため、PCなどを紛失しても格納情報の防御が可能です。

(3) シングルサインオン(セーフティパス SmartOn NEOのみ対応)
 認証時に必要なパスワードが自動送出されるため、利用者側でパスワードを入力する必要はありません。パスワードの自動送出により設定ミス、操作ミスによるトラブル発生を低減。必要な情報へのアクセス効率も大きく向上できます。


3.その他
(1) トータルなサポート
 いったん発行したICカード社員証に後から機能追加ができる管理システムを提供します。また、カード発行業務の受託からお客さま側での二次発行運用の支援まで、さまざまな運用体制に対応します。

(2) 今後の取り組み
 企業情報セキュリティの重要度の増加、ICカードによる社員証/学生証の市場拡大に対応し、大規模ユーザを中心に、ビル設備、ネットワークなども含めたトータルソリューションとしての提供を行い、今年度約200社への展開を予定しています。また、ユーザニーズに対応し他社が提供する各種セキュリティ製品とのパッケージ化を進め、メニューの拡充を図っていきます。


4.導入事例
 本ソリューションの先行ユーザとして、株式会社神戸製鋼所が、東京本社(東京都品川区)・神戸本社(兵庫県神戸市)を含む全国22拠点で、社員、契約社員および関係会社社員向けにICカードを付与し利用開始します。これらの拠点には、勤務管理機能、キャッシュレス決済機能の二つの機能に対応した勤務管理システム、食堂・売店用キャッシュレス決済システムを提供します。また、「セーフティパス PC Lock」のデスクトップセキュリティ機能や、「セーフティパスビジネス」のリモートアクセス機能も試験利用予定です。
 本ソリューションの導入により、株式会社神戸製鋼所は、情報セキュリティや福利厚生など、管理の効率化、社員の利便性向上、労働時間の適正な把握が実現可能となります。
 また、情報サービス、システム開発を手がける株式会社DTSでは、本社(本館)および別館(東京都港区)の入退室管理・セキュリティ向上に、本ソリューションを導入します。ビル入退館警備とも連動し、セキュリティ向上と今後の認証サービスアプリケーションの追加導入にも対応できる社員証として利用します。


※1:セーフティパスビジネス
 NTT Comが平成14年4月から提供しているサービスで、企業とその社員間(BtoE)や企業間(BtoB)、事業会社とその代理店・販社などの特定会員間における情報のやり取りおよび決済を、インターネット上でICカードを用いて極めて安全性が高く簡便に実現できる認証・接続サービス

※2:セーフティパス SmartOn NEO
 セーフティパス SmartOn NEOは、株式会社ソリトンシステムズ提供のICカード認証によるPCセキュリティシステム「SmartOn NEO」を活用しています



<本件に関するお問い合わせ先>