資料作成の「最初の一歩」をAIに任せる
波多野 アンケート分析から得られたインサイトを報告用のスライドにまとめたいものの、白紙の状態から構成を考えるのは時間がかかり、生みの苦しみを感じることがあります。
髙橋 そうですよね。Geminiを使うと、膨大な情報を整理してスライドを作るのが楽になります。今回は、スライド資料を生成AIとつくる最短ルートを解説します。
驚きの「キャンバス機能」でスライドを自動生成
髙橋 これまでの記事ではGoogle Workspaceのツール内にあるGeminiを使っていたのですが、スライド作成は直接Geminiから作成するのがおすすめです。
ここで補足ですが、Geminiには2つの「入口」があります。一つは、GmailやGoogleスプレッドシートなどGoogle Workspaceに組み込まれたGemini。これまでの記事ではこちらを使ってきました。もう一つは、ブラウザから直接アクセスする「オールインワン」のGemini。スライド作成は、こちらから直接作るのがおすすめです。
方法は簡単です。Gemini内のツールからCanvas(キャンバス)を選択し、データ分析をした結果をテキストで貼り付ける。その後、「上記の内容でスライドデッキを作成して」と指示するだけで、テキストの内容を解釈し、構成の整ったスライドが自動で生成されます。
波多野 さっそくやってみます。これはすごい....!あっという間にスライドの形になりました。
髙橋 驚くのはここからです。このスライドは画像ではなく、Googleスライドにエクスポートすることで、そのままテキストやレイアウトを修正可能なデータとして出力できるんです。資料作成の初速が格段に上がりますよ。
AIに任せすぎると「メッセージ」が消える
波多野 驚きの連続です。まさか、ここまでできるとは…...。非常に強力な機能で、ここまで便利だと逆に気になるのですが、AIに頼るうえで注意すべきポイントはありますか?
髙橋 はい。AIは綺麗な構成を作るのは得意ですが、自分ならではの強い想いや独自のメッセージまでは乗せられません。構造化やレイアウトといった面倒な作業はAIに任せ、人間はこの資料で何をいちばん伝えたいかという核心部分に集中する、という“すみ分け”が重要です。
すべてをAI任せにするのではなく、あくまで自分が納得できるクオリティに仕上げるための下書きとして利用するのが、上手な付き合い方のコツですね。
AIは「最強の資料作成パートナー」
髙橋 AIにすべてを作らせるのではなく、AIと一緒にクオリティを上げていく。そんなwith AIのスタンスを持つことで、Geminiは最強の資料作成パートナーになります。まずは、身近な報告書の骨子案をGeminiに作らせるところから始めてみてください。
波多野 ありがとうございます。まずは次の報告書で、Geminiを使ってみます!
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