CASE of DOCOMO BUSINESS 04
路線バス自動運転の実現により持続可能な公共交通を実現

路線バス自動運転の実現により
持続可能な公共交通を実現

公共交通の運転手不足が深刻化

全国的に少子高齢化や人口減少が進むなか、公共交通分野では運転手の人手不足が深刻化しつつあります。路線バス減便や廃線は地方では特に顕著であり、住民生活や観光業などに大きな影響を及ぼしています。運転手の高齢化も相まって、この傾向は今後さらに加速していくと見られており、全国的な交通課題となっています。
地域の貴重な足として依然、重要な役割を担っている路線バスの運行を維持していくべく、近年、自動運転に向けた取り組みが各地で行われています。持続可能な地域公共交通の実現へ、社会実装に多大な期待が寄せられています。

[ 自動運転バス実証のイメージ ]

[ 自動運転バス実証のイメージ ]

自動運転バスの早期実装により地域の交通課題を解消

NTTドコモビジネスは2024年11月、北海道千歳市にて同市ほか複数の企業とともに、路線バス自動運転の実証実験を実施しました。本実証は北海道を起点に企業、自治体、学術機関と連携して多様な産業の発展や地域課題の解決をめざす新事業「HOKKAIDO IOWN® CAMPUS」の一環として行ったものです。
トライアルでは、市中心部と高齢者の多い地区を結ぶ路線バスを対象に、運転手が必要に応じて操作を行う自動運転レベル2の実証を軸に、遠隔監視の実効性を併せて検証しました。具体的には、乗客の乗降時、走行時の映像をIOWN® APN※1、5Gワイド※2で遠隔管制室に伝送し、それぞれ乗降時の安全性、通勤時間帯など回線混雑環境下での伝送の安定性をテストしました。映像解析は今後、AI活用が主流となるため、乗客の転倒など自動運転中のトラブルに乗務員を介さず遠隔操作で迅速に対応するうえでも、精度の高い映像とその瞬時の伝送が求められます。今回の実証では、低遅延で高精細、安定した映像伝送の可能性・有効性が確認でき、完全自動運転に近いレベル4実現に向け前進しました。これらの成果を基に実証を重ね、千歳市の公共交通の利便性向上、全国的な運転手不足問題の解決につながる自動運転の早期の社会実装をめざします。

※1 NTTが提唱する最先端の光技術を用いたネットワーク・情報処理基盤構想(IOWN構想)の主要技術で、高速大容量・低遅延の伝送を実現

※2 パケット優先制御により混雑時でも安定した通信の維持、速度の向上を実現

モビリティの力で住みやすい街に

北海道支社 ソリューション営業部門 村上 俊介

北海道支社 ソリューション営業部門
村上 俊介

今後は有事の際にも即時対応できるよう運用精度を高め、積雪寒冷の課題解決にも挑戦しながら自動運転バスの早期実装を実現し、持続可能で住みやすい北海道の街づくりに貢献していきます。

第三BS部北海道次世代産業振興・まちづくりPT 相川 裕哉

第三BS部北海道次世代産業振興・まちづくりPT
相川 裕哉

千歳市では、半導体産業の新たな集積地として、人の流入が期待されています。自動運転バスや交通DXが街と産業の持続的発展に向けた新たな可能性を拓けるよう尽力していきます。

ソリューションコンサルティング部 地域協創推進部 長谷川 将貴

ソリューションコンサルティング部 地域協創推進部
長谷川 将貴

他地域展開やオンデマンド交通などへの転用をめざしながら自治体や交通事業者を先導しつつ、「行けるから選べる。動けるから暮らせる」。そんな世界を通信とモビリティの力で実現したいです。

※本記事の内容は2025年7月現在の事実にもとづくものです。

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