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テレワークで活用できるリモートデスクトップとは?
メリットや選び方・利用手順も解説

テレワークで活用できるリモートデスクトップとは?メリットや選び方・利用手順も解説

新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワークを導入する企業が増えています。テレワークのためにリモートデスクトップの導入を検討している人も多いでしょう。

この記事では、リモートデスクトップの特長について解説します。注意点や選び方に触れ、Windows 10のリモートデスクトップ機能の利用方法も解説します。ぜひ参考にしてください。

リモートデスクトップとは?

リモートデスクトップとは、社外のPCから社内のPCにアクセスして遠隔で操作する方法です。社内のPCの画面が社外のPCに転送され、操作した内容は社内のPCに記録されます。PCではなく、タブレットやスマートフォンからでも操作可能です。

テレワークに活用できるリモートアクセスツールの種類

リモートアクセスとは、離れた場所からネットワークやPCに接続することです。遠隔地から操作できるため、テレワークでも役立てることができます。

ここでは、テレワークで利用可能なリモートアクセスツールの種類について解説します。それぞれの特長にも触れるため、参考にしてください。

画面転送方式(リモートデスクトップ)

リモートアクセスツールの1つとして、インターネットを介して画面を表示させる画面転送方式(リモートデスクトップ)があります。社内に設置しているサーバーまたは社外のクラウドサーバーを中継するVPN通信により、画面を転送する仕組みです。

アプリ利用方式

専用のアプリにより、社外の端末から社内のPCにアクセスします。この場合、インターネット上のクラウドで提供されているAPIを活用します。新しい設備を導入したり、専門的な設定をしたりする必要がなく、導入しやすい点がメリットです。ただし、作成したデータが社外の端末に残るケースもあるため、アプリの仕様をよく確認しましょう。

仮想デスクトップ方式(VDI)

サーバー上に仮想のデスクトップを作成し、社外のPCから画面を操作します。社員ごとに仮想のデスクトップを割り振れるため、実際に社内の自分のPCを操作しているような感覚で利用できます。カスタマイズ性にも優れており、細かい設定の変更も可能です。管理者は、一括で利用状況を管理できます。

VPN方式(社内LAN延長型)

仮想のネットワークをインターネット上に作り、社外から社内のシステムやサーバーにアクセスします。VPNとは「Virtual Private Network」の頭文字をとった表現です。トンネリングという方法により通信するため、データの改ざんや盗聴を防止できます。万が一、不正なアクセスが発生しても、カプセル化によりデータを保護できます。

リモートデスクトップのメリットは?

リモートデスクトップにはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に解説します。

社内で行っていた業務がテレワークでも可能になる

社内で使用しているPCの画面がそのまま転送されるため、社外にいても社内にいるときと同じ条件で業務に取り組めます。出社する必要がなくなり、テレワークでもスムーズに業務を進められるようになります。

簡単に導入できる

リモートデスクトップを導入する場合、サーバーなどの設備を新しく設置する必要はありません。社内で使用しているPCに専用のソフトをインストールすれば、すぐにリモートデスクトップを実現できます。システムに詳しい担当者がいない企業でも、導入のハードルは低めです。

導入コストが低い

新しい設備や端末などを導入しなくて済むため、初期費用も安く抑えられます。月額制または年額制のサービスが多く、ランニングコストも比較的安めです。

また、社外から操作する場合でも実際に使用しているのは社内のPCです。そのため、ソフトウェアライセンスの追加購入が必要なく、費用の節約につなげられます。

スマートフォン・タブレットなどさまざまなデバイスに対応している

基本的に、リモートデスクトップはPCだけでなく、タブレットやスマートフォンからでも利用できます。マルチデバイスに対応している場合がほとんどであり、どの端末からでも同様の内容を閲覧したり操作したりできます。

操作するPCが低スペックでも利用できる

リモートデスクトップで実際に稼働するのは接続先のPCです。アクセスする側のPCのスペックが低くても、操作するうえで支障はありません。社外で利用するPCの性能が低い場合でも、基本的には問題なく操作できます。

紛失・情報漏洩のリスクを減らせる

リモートデスクトップの画面転送方式では、社外で利用している端末にはデータが残らない仕様になっています。そのため、テレワークのために持ち出した端末を紛失した場合でも、情報漏えいを防止できます。

リモートデスクトップのデメリットは?

リモートデスクトップにもデメリットがあります。どのようなデメリットがあるのか具体的に解説します。

社内端末の電源はオンにしておく必要がある

リモートデスクトップで接続するには、接続する側のPCの電源も入っていなければなりません。テレワークでリモートデスクトップによる接続を行うときは、出社しているほかの社員に依頼して電源を入れてもらう必要があります。

通信環境が操作性に影響する

リモートデスクトップの操作性は、通信環境に左右されます。通信環境に問題があると画面の動きが鈍くなり、操作しにくくなる可能性があります。スムーズに操作するには、社外でも良好な通信環境を確保しなければなりません。

OS・ソフトウェアの更新は個別に対応が必要

リモートデスクトップでは端末の遠隔操作が可能ですが、OSやソフトウェアの更新は端末ごとに対応しなければなりません。接続元、接続先の両方の端末の更新状況を確認し、適切な状態で利用できるようにしましょう。

リモートデスクトップ利用における注意点

リモートデスクトップを利用する場合、どのような点に注意すべきか解説します。

紛失時に備えたセキュリティ設定・危機管理体制の構築は必要

社外で使用している端末にはデータは残りません。ただし、端末を紛失すれば、その端末を通して社内のPCへ勝手にアクセスされるリスクがあります。トラブルを防ぐには、社外で使用する端末のセキュリティも強化する必要があります。紛失に備えるための管理体制を構築しましょう。

印刷ができない

基本的に、社外の端末では操作している画面の印刷ができません。社内のPCの印刷先は、社内のプリンターに設定されているからです。ただし、なかには手元のプリンターで印刷ができるサービスもあります。

リモートデスクトップを選ぶときのポイント

リモートデスクトップを選ぶときは、どのような部分を確認すればよいのでしょうか。ここでは、選び方のポイントを解説します。

画面転送速度

社内のPCの画面を転送する速度は、fpsという単位で表現されます。fpsは、毎秒何枚の画像を転送できるか表しています。リモートデスクトップにおける画面転送速度の目安は、30fpsです。fpsが高いほど速度が速く、低ければ速度が遅くなります。複数のサービスを比較し、なるべくスムーズに利用できるものを選びましょう。

対応しているOS・デバイス

リモートデスクトップのサービスによって、対応しているOSやデバイスはそれぞれ異なります。幅広く活用するためには、さまざまなOSやデバイスに対応しているサービスを選ぶ必要があります。自社で使用しているOSやデバイスの種類を考慮しつつ選択してください。

料金制度

リモートデスクトップの料金制度も、選ぶサービスによってさまざまです。月額制や年額制のサービスもありますが、従量課金制を採用しているサービスも存在します。自社の利用頻度や使い方に合わせ、無駄なく利用できるものを選びましょう。

セキュリティ対策

社外で利用する端末の紛失や盗難に備えるためには、セキュリティ対策が施されているサービスを選びましょう。たとえば、通信を暗号化できる仕組みを採用していたり、多要素認証を採用していたりするサービスがおすすめです。サービスごとのセキュリティ対策を比較し、安心して利用できるものを探してください。

リモートデスクトップ利用時の画面転送速度が遅い場合の対処法

リモートデスクトップの画面転送速度が遅いときは、適切な対処法を実践しましょう。具体的な対処法について解説します。

有線接続に切り替える

動きが鈍かったり、画面が何度もフリーズしたりする場合、通信環境に問題がある可能性が高いです。Wi-Fiで接続しているときは、有線接続に切り替えたほうが通信速度は安定します。複数の端末から接続している場合、1台だけでも有線接続に切り替えれば速度が速くなります。

画質を下げる

接続方法を切り替えても速度が変わらないときは、画質を下げて受信するデータの量を減らしましょう。画質を下げるためには、PCの設定の変更が必要です。具体的には、画面の色を32ビットから16ビットに下げると画質が下がります。

また、リモートデスクトップの接続の設定においてローカルリソースのタブを開き、「ローカルデバイスとリソース」の「クリップボード」のチェックを外しましょう。

Windows 10でリモートデスクトップを利用する方法

ここでは、リモートデスクトップをWindows 10で利用する方法を解説します。

Windows 10ではリモートデスクトップ機能が標準搭載されている

Windows 10にはリモートデスクトップ機能が搭載されており、新しくソフトをインストールしなくても社外から操作できます。ただし、Windows 10 Homeはホストとしての遠隔操作ができません。社内で使用しているのがビジネス向けの製品かどうか確認しましょう。

リモートデスクトップ機能を利用する手順

リモートデスクトップを利用するにはどのような手順で操作すればよいか解説します。

事前に行う準備

操作されるホスト側のPCのコンピューター名、ユーザーアカウント名、パスワードを確認しておきます。コンピューター名は設定のバージョン情報から、ユーザーアカウント名は設定のアカウントから調べることができます。

ホスト側で行う設定

ホスト側のPCでコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」「リモートアクセスの許可」の順でクリックします。「システムのプロパティ」の画面が表示されたら、「このコンピューターへのリモート接続を許可する」を選択しましょう。

また、「ユーザーの選択」をクリックすると、接続できるユーザーを編集できます。アクセスを認めるユーザーを追加したうえで設定を保存します。

クライアント側で行う設定

スタートをクリックし、「Windowsアクセサリ」「リモートデスクトップ接続」の順で選択します。接続画面が表示されたら、ホスト側のコンピューター名を入力しましょう。

「接続」をクリックすると「リモートデスクトップ接続」に切り替わるため、ユーザー名とパスワードを入力します。「このアカウントを記憶する」にチェックを入れるといちいち入力する手間が省けるものの、セキュリティに配慮するならチェックを外しておいたほうが安心です。

まとめ

リモートデスクトップを活用すれば、テレワークをよりスムーズに進めることができます。
さまざまな方法やサービスがあるため、自社に適したものを選びましょう。

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