クイズから始めるデータ分析
まずは肩慣らしに、データ分析のための汎用素材として独立行政法人統計センターが作成・公開している全国の統計データ(SSDSE)を使ったクイズから始めましょう。
- 1. 仕事からの帰宅時間が最も早い都道府県はどこ?
- 2. パチンコ好きな人が多い都道府県はどこ?
- 3. 静岡県民が最もよく飲むアルコールは何?(全国平均と比較して)
これらの答え、膨大なデータの中から見つけ出すのは大変ですよね。でも、Geminiを使えば一瞬です。
Geminiに聞いてみよう!
スプレッドシートの右上にある「Geminiに質問する」ボタンをクリックすると、サイドパネルが開きます。
ここに質問を入力するだけで、選択範囲のデータを読み取ってGeminiが答えてくれます。
Q1. 帰宅時間が最も早い県は?
「仕事からの帰宅時間がもっとも早い県はどこ?」と入力。A. 愛媛県(17時54分)
Geminiは「帰宅時間」というキーワードから該当する列を見つけ出し、最も早い時間を探し出してくれました。
DT列(122列)もあるデータの中から、的確な情報を見つけ出す能力は圧巻です。
Q2. パチンコ好きな県は?
「パチンコ好きが多い県は?」と入力。A. 佐賀県(鹿児島県も僅差で多い)
これも同様に、「パチンコ」に関するデータ列を特定し、数値が最も大きい県を回答してくれました。
Q3. 静岡県民がよく飲むお酒は?
「静岡県で、全国平均と比べて消費金額が多いアルコールはどれ?」という少し複雑な質問をしてみます。
単純な最大値を探すだけでなく、「全国平均との比較」という処理が必要です。
A. ウイスキーとワイン
Geminiは、全国平均のデータと静岡県のデータを比較し、消費金額の差が大きい品目を割り出してくれました。
これを手作業でやろうとすると、数式を組んだりピボットテーブルを使ったりと、少し手間がかかりますよね。
Geminiなら、自然言語で話しかけるだけで、まるでデータと会話するように分析ができてしまいます。
グラフ作成も一瞬! データ可視化の自動化
データ分析の次は、結果の可視化です。
「都道府県別で魚の消費量が多いトップ10をグラフにして」とお願いすると...
あっという間に棒グラフが生成されました。
すごいのは、このグラフが新しいシートに、元データとセットで作成されるので、作成されたグラフは後から自由に編集可能です。
グラフの種類を変えたり、色をカスタマイズしたりと、プレゼン資料に合わせて調整できます。
難解な数式もGeminiに聞けばOK!
スプレッドシート作業で頭を悩ませるのが「数式」。
「こういう計算がしたいけど、どんな数式を組めばいいの?」そんな時もGeminiが助けてくれます。
例えば、「全国平均を1とした時、各都道府県の数値を出すスプレッドシートの数式を教えて」と聞くと、`INDIRECT`関数などを使った少し複雑な数式を、その解説付きで提案してくれます。
逆に、他の人が作った難解な数式の意味がわからない時も、「この数式はどういう処理をしてるの?」と聞けば解説してくれます。
これで、秘伝のタレのように受け継がれてきた謎のエクセルファイルも怖くありません。
新機能「AI関数」でセルレベルの言語処理を実現!
Geminiは、これだけではありません。
スプレッドシートのセル内で直接AIを呼び出し、レビューの自動分類などができる新機能「AI関数」。
そして、データをもとに競合分析や改善案までをまとめた本格的なレポートを作成する「Deep Research」。
これらの超強力な機能を使いこなせば、あなたのスプレッドシート作業は間違いなく変わります。
まとめ
Google WorkspaceのGemini、特にスプレッドシートでの活用は、データ分析の常識を覆すポテンシャルを秘めています。
これまで何時間もかかっていた作業が、ほんの数分で完了するかもしれません。Excelやスプレッドシートを使うすべての人に、ぜひ試してみてほしい機能です。
こちらは、NewsPicksのトピックス“生成AI最前線「IKIGAI lab.」”で2025年11月6日に公開された記事を、NewsPicks +d読者の皆様向けに編集し、再配信しています。
IKIGAI lab.とは
生成AIコミュニティ「IKIGAI lab.」に所属するメンバーが、生成AIに関するニュースを紹介&深掘りしながら、AIがもたらす「半歩先」の未来に皆さんをご案内します。
以下のメディア上でも記事を配信しています
【インプレスThinkIT】 Gen AI Times
【Note】 ジェネトピ
この記事はNTTドコモビジネスとNewsPicksが共同で運営するメディアサービスNewsPicks +dより転載しております。
編集協力:IKIGAI lab.
編集:NewsPicks +d編集部
デザイン:山口言悟(Gengo Design Studio)








