ハイパーバイザーとは、サーバー仮想化などで利用される、コンピューターを仮想化するための制御プログラムです。代表的なハイパーバイザーとしては、VMwareのvSphereやマイクロソフトのHyper-V、Linuxで使われるKVM(Kernel-based Virtual Machine)などがあります。
ハイパーバイザーには、ハードウェア上で直接動作するネイティブハイパーバイザーと、OS上で実行されるホストハイパーバイザーがあります。性能面で優れているのはハードウェア上で直接実行するネイティブハイパーバイザーで、仮想化されたサーバー上でシステムを実行するなど、エンタープライズ用途で広く利用されています。
一方、ホストハイパーバイザーはハードウェアにインストールされたOSの上で稼働し、その上でさらにOSを実行するという形のため、一般的にネイティブハイパーバイザーよりも性能が低下します。こちらの用途としては、ソフトウェア開発やテストを行うための環境の構築が挙げられます。