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2021年12月16日

NTT Comとダッソー・システムズ、Smart City実現に向け業務提携

~3D統合技術と高度なデータプラットフォームを融合しサステナブルな街づくりへ~

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、3D統合技術※1を活用したSmart City向けソリューションを世界各国で提供するダッソー・システムズの日本法人、ダッソー・システムズ株式会社(以下 ダッソー・システムズ)と、日本で初めて、Smart City分野における業務提携(以下 本業務提携)を締結しました。

本業務提携により、NTT Comが持つ高度なデータプラットフォーム「Smart Data Platform for City」(以下 「SDPF for City」)とダッソー・システムズが持つ「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を連携させ、Smart Cityの実現に向けた取り組みを加速します。

<東京千代田区・大手町付近の街区の3Dモデルに人流データを統合したイメージ>

1.背景

自然災害や社会インフラの老朽化、温室効果ガスの増加などの社会的課題に対応するためSmart Cityへの注目が高まっています。

中でも、リアルな都市や建物をデジタル空間に再現する「デジタルツイン」※2技術は、都市や建物における災害や温室効果ガスの排出量などさまざまなシミュレーションをデジタル空間上で実施できる技術です。そして、その結果をリアルな空間にフィードバックすることで、最適な避難計画やエネルギーマネジメント計画の策定に役立てることができるため、サステナブルな社会の実現に貢献できる技術の1つとして期待されています。

NTT Comは、さまざまなデータの「収集」「蓄積」「管理分析」などの機能をワンストップで提供する高度なデータプラットフォーム「SDPF for City」を提供し、さまざまなパートナーとSmart Cityの取り組みを進めてきました。さらに、「SDPF for City」を活用した建物や街の「デジタルツイン」化により、観光、防災、モビリティなどさまざまな分野でのソリューションを提供し、都市の課題解決に取り組んでいます。

ダッソー・システムズは自動車メーカーやモビリティオペレーター、再生エネルギー事業者、建設土木事業者などさまざまなプレーヤーとともに、バーチャル環境およびリアル空間から得られたデータとさまざまな想定シナリオの組み合わせによる「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を提供し、それによって都市の課題解決にも貢献してきました。

本業務提携により、これまで両社が蓄積してきた知見を活用し、さまざまな社会的課題を解決するSmart Cityの実現をめざします。

2.本業務提携における具体的な取り組み内容

両社はともに「スマートけいはんなプロジェクト」※3に参画し、連携してSmart Cityに関する取り組みを始めていますが、今後もSmart City実現に向けたプロジェクトに参画します。また、「SDPF for City」上に収集・蓄積した人流情報や建物情報、エネルギー利用量などを、ダッソー・システムズの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」と連携させ、都市のデータをリアルタイムに可視化するとともに、さまざまなシナリオのシミュレーションを行う実証実験を行います。さらに、実証実験の成果を、NTT Comが開設した共創環境「CROSS LAB for Smart City」※4にて公開し、パートナー企業の皆さまとともに、さまざまな都市データを統合することができるプラットフォームの提供に向けた検討を行います。

3.エンドースメント
ダッソー・システムズ
インダストリー&マーケティング、サステナビリティ担当
エグゼクティブ・バイス・プレジデント フローレンス・ベルゼレン氏

都市・インフラ領域は、経済を構成する戦略的に重要な領域(セクター)であり、モビリティをはじめとする多くの分野においてサステナブルなエクスペリエンスを刷新・考案するためには、新しいアプローチが必要です。NTT Comは情報通信業界の一大プレーヤーであり、また日本においてさまざまなスマートシティ・プロジェクトへの参画実績をお持ちです。両社の強みを持ち寄ることで、日本の都市がバーチャルコラボレーションを通じてさまざまな課題に取り組みつつ、サステナブルな解決策を見つけられるよう、スケーラブルでダイナミックなスマートシティ・プラットフォームをめざします。

NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動固定融合サービス・ソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。

※1 3D統合技術とは3Dモデリング、シミュレーション、データ解析、コラボレーションの全機能を、複数のユーザーが一元的・同時多発的に活用するための技術のことです。

※2 デジタルツインとは、現実の世界から収集したさまざまなデータを、まるで双子であるかのように、コンピューター上で再現する技術のことです。

※3 「スマートけいはんなプロジェクト」とは、京都府にあるけいはんな学研都市において、データプラットフォームの活用により、モビリティ、健康医療やエネルギーなど、さまざまな分野でのサービスを提供することで、地域活性化を図るSmart Cityプロジェクトです。
(参考)スマートけいはんなプロジェクト令和3年度事業「グリーン・サステナブルけいはんな事業」が始動
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2021/1101_2.html

※4 「CROSS LAB for Smart City」とは、Smart Cityにおけるさまざまなパートナーの皆さまと、知見や技術を持ち寄り、オープンかつアジャイルな開発ができる共創の場として、2021年4月にNTT Comが東京都港区に開設しました。グリーンフィールド型Smart Cityなど、実際のフィールドで行うことが困難な実証実験についても、センサーなどを用いて技術検証を行うことができ、Smart City分野でのサービス/ソリューションの価値創造の加速に寄与する施設です。

■「Smart Data Platform for City」について

「Smart Data Platform for City」は、人の流れや施設内外の情報、ロボットなどのモノの情報など都市に点在するさまざまなデータをシームレスに融合できるプラットフォームです。「Smart Data Platform for City」上にデータを整理し、連携しやすくすることで、日々の活動から生まれるデータを企業成長のエンジンへと変える、次世代のプラットフォームです。

▼NTT Com「Smart City」Webサイト
https://www.ntt.com/business/dx/smart/city/

■「3DEXPERIENCEプラットフォーム」について

ダッソー・システムズが開発・提供する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」は、3Dモデリング、シミュレーション、データ解析、コラボレーションの各機能を統合した、体験価値創出のための統合技術です。都市・インフラ領域においては、都市に関わるステークホルダー(関係者)が領域間の垣根を超えて協業するための統合バーチャル環境を提供します。またこのプラットフォームは、都市課題を踏まえたさまざまな想定シナリオと現実世界から得られたデータを組み合わせてシミュレーションすることができる、次世代のプラットフォームとなります。

2021-R118

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