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NTTドコモビジネス
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上田 恭也
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次世代リーダーが集う世界最大のグローバルプラットフォーム「One Young World」のサミットが、2025年11月3~6日にドイツのミュンヘンで開催されました。190カ国を超える国々から2千人以上の若者(18~32歳)が集まり、世界が直面している社会課題を解決するための行動について議論を行うもので、NTTドコモビジネスグループでは、昨年に続き2人の若手社員を「グローバル次世代リーダー育成プログラム」として派遣しました。
本記事は、2025年12月10日に開催されたミュンヘンサミット社内報告会で派遣メンバーが発表した、サミットで得た学び・出会い・気づきなどをご紹介します。
派遣メンバーのTsaiさん(左)と堀岡さん(右)
目次
現代には、地球温暖化や気候問題、貧困、教育、ジェンダーなどのさまざまな課題が存在します。近年、それらの社会課題をビジネスの手法で解決する「社会課題解決事業(ソーシャルビジネス)」が注目されています。NTTドコモビジネスグループでも、事業活動を通じて社会課題解決の行動を促進する“グローバル次世代リーダー”育成のため、世界最大級のグローバルプラットフォーム「One Young World」を活用した研修プログラムを実施しました。
期間:2025年11月3~6日
主なトピックス:循環型経済、AI、教育、先住民課題、平和、ジェンダー、環境問題、エネルギー
参加者数:2千人超
参加国:195カ国程度
参加企業:日立グループ、パナソニックグループ、PwC Japan、アサヒグループなど
日本からのサミット参加者たち
■堀岡勇杜さん
所属:プラットフォームサービス本部(以下、PS本)クラウド&ネットワークサービス部
関心テーマ:教育/AIの利活用
――自己紹介と参加動機をお願いします。
2025年に入社し、PS本でSmart Data Platformなどに関する開発を担当しています。入社前は教育現場におけるシステム開発のアルバイトをしており、そこでの業務や大学での学びを通じて教育分野や技術の倫理的活用、海外活動に関心を持ち、これらに関する新規事業を創出したいと思うようになりました。
技術発展が目覚ましく、情報化が進む現代社会で新規事業を立ち上げるには、世界中の熱意ある方々と関わり刺激を受けることと、さまざまなバックグラウンドを持つ方々とのネットワーキングが重要だと感じ、サミット参加を決意しました。
――サミットでの活動内容を教えてください。
関心のある教育・AI系のセッションにはほとんど参加しました。特に、ナイジェリアやベネズエラなどでの教育活動や苦労を語った女性活動家の方々のセッションが心に残りました。参加者同士が交流する機会も多く、50人以上に話し掛け、自身の教育分野における思いやビジョンを共有して感想を聞いたり、他国の教育現場の現状について質問したりしました。
――どんな収穫と気づきがありましたか?
これだけ多くの国から若者が集まって意見を交換し合う機会はなかなかないので、貴重な経験でした。さまざまな技術や情報で溢れる現代だからこそ、求められるのは、周りを巻き込むパッションや人とのつながりです。サミットでのネットワーキングを通じ、参加者それぞれが真に追求したいものを持って邁(まい)進していることを知り、彼らのパッションを感じました。また、どのような課題感を持ってサミットに参加しているかをお互いに交換することで刺激を得、自分が誰にも負けないほど熱意を持って取り組みたいことは何かを改めて考える契機になりました。
特に交流する中で聞いた海外での教育格差については、少子高齢化などの問題を抱える日本でも、今後進行していくのではないかと感じました。
――サミットではネットワーキングに力を入れられたとのことですが、人脈形成のために工夫したことを教えてください。
会話を盛り上げるために、自分のSNSをまとめたページに遷移できるQRコードを作りました。しかも一般的な白黒のQRコードではなく、生成AIを活用して富士山と桜をあしらった日本らしいデザインにし、複数の山の写真の中から日本の山を選択してもらうGoogleの認証風のクイズも作成して参加者に見せたところ大好評で、多くの方に顔を覚えてもらって連絡先を交換することができました。
堀岡さんが参加者とのアイスブレイクのために用意したプロフィールとクイズ
――大変だったことを教えてください。
言語の壁と体調管理です。英語での会話は、上手に話せずとも、自分の思いが相手に伝われば良い、楽しい会話にしようという気持ちを持ち、気になったところは遠慮せず聞き返し、自分なりに話せる範囲で言葉を尽くすよう心掛けました。体調管理については、4日間の長丁場なので、疲れたらしっかり寝ることが大事だと思いました。
――今後のアクションを教えてください。
一つは本サミットを社内で周知し、より多くの方に知ってもらうことです。すでにサミットの参加レポートを部内で公開し、部のナレッジシェアミーティングで活動報告を行い、管理職の方をはじめ多くの方々から反響がありました。一方で、まだまだ認知度向上の余地があると実感したため、まずは部内での認知拡大を図っていきます。
もう一つは、実際に新規事業創出に取り組むことです。現在も社内起業プログラムdocomo STARTUPのテーマ型アイデア創出プログラムに参加中ですが、サミット参加の経験を生かして、今後も継続的に新規事業創出プログラムに挑戦したいです。特に、技術の倫理的活用に着目した事業開発に挑みたいと思っています。
■Shushan Tsaiさん
所属:東海支社 第二ビジネスソリューション営業部門 第一グループ 第一チーム
関心テーマ:フードロス/サーキュラーエコノミー
――自己紹介と参加動機をお願いします。
大手の食品小売り業のお客さまを担当しています。また、カタリストとしてICTを活用した顧客課題の解決と経済価値の両立や、共創ビジネスの展開にも従事しています。
NTTドコモビジネスに入社する前は台湾・台北市の農村部で家庭科教員として勤務しており、農家の方とのやりとりを通して規格外の野菜の廃棄などフードロス問題に興味を持つようになりました。「企業がどのようにフードロスに取り組むことができるのか」や、サステナビリティと収益性の両立について理解を深めたく、サミットに応募しました。
――サミットでの活動内容を教えてください。
かねてより関心のあったサーキュラーエコノミーに関する講演に参加し、サステナビリティに関する多様なビジネスモデルについて学びました。具体的には、①新規事業の立ち上げ、②既存事業の変革という2種類のモデルに関して、さまざまな事例に触れました。
講演以外にも、参加者との人脈形成にも力を入れました。南アフリカの大手銀行で女性活躍推進に取り組んでいる方、グローバルに展開している医薬品会社で人種の多様性推進に取り組んでいる方、モザンビーク出身で平和の促進や教育活動・地域活動に携わっている方など、社会課題解決に取り組む若手リーダーたちと交流することができました。
――サミットで大変だったことを教えてください。
時差ぼけです。8時間も時差があったので初めは大変でしたが、体調が優れなかったら一時的にホテルに戻って休憩するなどして、最後まで無事に参加することができました。
言語については、相手の言っていることが分からないことも多々ありました。しかし、聞き取れなかったら遠慮せず聞き返せば、より分かりやすい言葉で説明し直してくれるので、きちんとコミュニケーションを取ることができました。
――印象的なエピソードを一つ教えてください。
ケニアのスタートアップ企業が、湖でホテイアオイが大量発生し生態系や漁業に深刻な影響を及ぼしているという課題に対し、ホテイアオイを利用して環境に優しいビニール袋を開発することで、プラスチック汚染と外来種による生態系破壊の双方を解決した、という事例が印象的でした。
サステナビリティや社会課題解決への貢献と、ビジネスとしての収益性確保を両立していて素晴らしい事例だと感じました。
――どんな収穫と気づきがありましたか?
特に印象に残っているのが、先述のケニアのスタートアップ企業の方が「Learning by doing(挑戦しながら学ぶ)」と「Don’t be afraid to start small, don’t be afraid to think big.(小さく始めることを恐れず、大きく考えることも恐れない)」という強いメッセージを発信していたことです。
また、日頃カタリストとして従事する中で、自身のビジネスアイデアを具現化することに難しさを感じていましたが、さまざまな講演に参加することで、サステナビリティに取り組むには、短期的に利益を上げるのではなく長期的な価値の創出が重要であると気付きました。
――今後のアクションを教えてください。
各国の若手リーダーと議論した内容を、これまでカタリストとして培ってきた案件創出力と営業担当として構築してきたお客さまとのネットワークを生かして、食分野でのサーキュラーエコノミーやサステナビリティに関わる案件を創出したいと考えています。
また、東海支社内における共有会を通じて、自身の活動やサミットで得た知見を積極的に発信していきます。
NTTドコモビジネスヒューマンリソース部 サステナビリティ推進室
長堀 百合野
環境分野や社外対応を中心としたサステナビリティ推進を担当。One Young Worldの事務局としても活動しながら、次世代リーダーと企業・社会をつなぐ取り組みを進めています。
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関西支社
上田 恭也
People/Career
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プラットフォームサービス本部 事業推進部
都田 由梨奈
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イノベーションセンター プロデュース部門
斉藤 久美子