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2020.11.11

唯一無二のAIによる「自然な要約文の自動生成」!
世界最高レベルの精度であらゆる要約作業をDXする「COTOHA® Summarize」

2020年3月に先行リリースし、4月にツール提供と合わせてニュースリリースした、AIで自然な要約文を作成する「COTOHA® Summarize」。実は、他社にはない唯一無二の技術・サービスです。昨今では数分で本が読める要約サービスが人気を集めているように、膨大な情報を瞬時に収集・整理・活用することが求められるビジネスパーソンにとって、「要約」は業務効率を向上するための重要なファクターです。多くの要約サービスは人手で要約した結果を提供していますが、COTOHA® SummarizeはAIで要約に挑みました!
ここでは、今後さまざまな用途で使われるであろうAI要約、COTOHA® Summarizeの全容をご紹介します。

左から下田晃弘さん、泉陽子さん、熊谷直也さん、菅原奈緒美さん、信田麻衣さん(右上)

あらゆる要約時間を短縮! 「生成型要約」で、より人手に近い要約内容を実現

――どのようなサービスか教えてください。

泉さん

泉さん:COTOHA® Summarizeは一言で言うと、長い文章を自動で短い文章に要約するサービスです。元の文章から重要と思われる要素を抜出・組み合わせ編集し、自然な日本語で文章を生成でする「生成型要約」と、重要な文章を抜き出し、つなぎ合わせる「抽出型要約」の2つの要約方法で提供しています。言語は日本語だけでなく、英語文章の要約もできます。

生成型要約と抽出型要約をAPIやブラウザの機能拡張で提供している

泉さん:要約技術は、NTT研究所によるAI技術の研究成果を活用しています。NTT研究所の英語の要約技術については、要約評価指標である「Rouge」※1スコアで世界最高レベルの要約精度を達成しています。

※1:「Rouge (ルージュ)」とは、テキスト要約の評価に用いられ、人間の作成した要約と、システムが作成した要約との一致度を測る指標です。NTTメディアインテリジェンス研究所の論文で、世界最高レベルのRougeスコア値を記録したことが発表されました。

下田さん

下田さん:NTT研究所の要約技術をコアエンジンで採用し、NTT Comでは、課金やエラー、大量リクエストへの対応などサービス化のために必要な機能の開発と、要約結果を改善するための開発を行いました。

泉さん:要約という作業はいろいろな職種において行われていると思いますが、AIを活用して自動化することで、作業の時間短縮はもちろんですが、個人に依存することがないため、要約文の品質の安定化も実現することができます。

長いニュースリリースの内容も要約して短時間で把握可能!(要約例詳細はサンプルをご覧ください

現在は、多くの要約サービスが登場している黎明期。NTT研究所との共同研究で一歩先を行くサービスに

――要約サービスをつくるきっかけは何だったのですか?

泉さん:要約という作業は、あらゆるビジネスシーンで行われます。ビジネスのボーダレス、グローバル化が加速する中で、管理する情報も膨大化しています。この流れが今後も続くと考えると、より多い情報からより的確な情報を選び出す判断を短時間で行う必要があり、業務全般でその能力が求められてきます。そのような世界において、要約サービスが役立つのではないかと考え、市場調査を実施した結果ニーズがあると確信し、開発に着手しました。

――どのように開発を行ったのか、教えてください。

下田さん:市場調査で確かなニーズがあることが分かったため、2019年5月から開発を進めることになりました。要約の技術調査・検証を進める中で、NTT研究所でAIによる生成要約技術の研究をしていることを知りました。研究レベルでしたが非常に高い要約精度が得られており、私たちの目指している要約サービスに活用できると考え、2020年3月のサービス提供開始を目指して共同開発を行うこととなりました。

われわれとしては、ニーズの掘り起こしやお客さまの声のフィードバックをすぐにでも得たかったため、NTT Com独自開発のベータ版を2019年10月に先行的に提供開始しました。2020年3月の正式版リリースまでの間に、NTT Communications Forumでの展示や、エンジニア技術情報共有サイト「Qiita」上で、要約APIを使った記事投稿を促進する企画などを通じて、多くのフィードバックを得ることができました。その結果、正式版では、より汎用的で使いやすい要約結果を提供するサービスに改善することができました。

――要約技術の難しさはどのような点にありますか?

下田さん:要約技術はその精度を評価する点に難しさがあります。英語の要約精度については、要約評価指標であるRougeを活用し、NTT研究所の論文で世界最高レベルであると示されています。日本語に関しては比較対象がないため、精度の高さを客観的に評価できません。そのため、多数の方に評価者になってもらい、要約の結果に対してスコアをつけてもらう主観品質評価を実施しました。それらを統計的に分析することで、結果の良しあしを判断し、試行錯誤しながら精度向上に努めました。

泉さん:精度を向上させるためには、学習量を増やすことが重要です。学習にはニューラルネットワークの技術を用いていますが、学習するデータに依存した結果になってしまいます。そのため、汎用的な日本語の文章を大量に学習させ、どんな業種で利用いただいても要約精度に偏りのない要約ツールを正式リリースしました。

日本語の生成型要約はNTT Comだけの技術! 要約文の文字数設定も可能

――他のサービスと比べて、COTOHA® Summarizeの強みは何ですか?

泉さん:一番の強みは、世界最高レベルの要約技術です。NTT研究所とNTT Comの技術を組み合わせた独自の技術を活用しています。サービス紹介で申し上げた通り、生成型要約機能を提供しているSaaSサービスはまだありません。COTOHA® Summarizeは、要約文章を自動生成する機能を提供する唯一無二のサービスです。他社でも研究レベルで生成型要約に取り組んでいるようですが、広く汎用的にサービス化しているのはNTT Comのみです。

下田さん:生成要約を活用したサービスは、英語など海外の言語ではすでにあります。日本国内で商用として提供しているのは、調査時点では他に例はありませんでした。またCOTOHA® Summarizeは、パラメーターで設定した文字数に近づけて要約文をアウトプットすることができ、この機能も他社にはありません。

プログラムでの提供も準備中。ぜひお問い合わせください!

――導入ステップやサービス提供時の体制を教えてください。

泉さん:COTOHA® SummarizeはCOTOHA APIの一機能としてラインアップされているため、ご利用いただくためにはCOTOHA API※2へお申し込みいただく必要があります。COTOHA APIにお申し込みいただくので、他の機能と組み合わせてご利用いただけます。ご要望に応じて「ブラウザの機能拡張ツール」や「Webアプリケーション」※3もご提供しています。

提供体制についてですが、開発は下田をリーダーとして、メンバーには菅原、熊谷がおり、アルゴリズム検証やサンプルツールの作成などに取り組んでいます。サービス企画・販売は泉、信田で行っています。

※2:COTOHA® APIでは、商用アカウントで要約APIを提供しています。ご利用の際は、「COTOHA® API Portal」からお客さまよりfor Enterpriseプランのお申し込みをいただきます。

※3:「ブラウザの機能拡張ツール」「Webアプリケーション」の提供をご希望の場合は、COTOHA APIのfor Enterpriseプランにお申し込みのお客さまに限り、個別でご提供しています。

個別で要望があれば、APIを活用するためのツール提供も行なっている

コンタクトセンターモデルを近々リリース! ウィズ・アフターコロナ社会へ貢献

――今後の展望を教えてください。

泉さん:今年度は、提供中の要約モデルの精度向上とコンタクトセンターモデルの開発に取り組んでいます。コンタクトセンターでは、お客さまの応対後にオペレーターが対話内容をまとめるなどアフターコールワークに時間を要しています。COTOHA® Summarizeで応対内容を自動要約すれば、オペレーターの稼働削減につながります。本ソリューションを実現するため、コンタクトセンターの応対履歴の要約に強いモデルを開発しています。ウィズ・アフターコロナ社会への貢献の一環として、鋭意進めているところです。

泉さん:またCOTOHA® Summarizeは、WinActorなどのRPAやServiceNowなど、さまざまなITシステムへ組み込んだり連携したりすることで、幅広い業務にご活用いただけます。今後はさらに、お客さまデータを集めて解析するAPPs on SDPFの機能としても展開していきたいと考えています。

※ NTTコミュニケーションズが展開しているAIブランド「COTOHA®」については、オフィシャルサイト内のページをご覧ください。

◆COTOHAシリーズ

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズアプリケーションサービス部

泉 陽子

自然な要約文を自動生成する「COTOHA® Summarize」を担当しています。今年はコンタクトセンターの応対を自動要約できるコンタクトセンターモデルの提供を目指しています。AI技術を活用したサービス開発の取り組みについてご紹介します!

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