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2026年6月8日
NTTドコモビジネス株式会社
Interop Tokyo 2026において、量子コンピューター時代にも安全な「SIMカードを活用した相互認証システム」などを展示
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、2026年6月10日~12日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2026」(以下 Interop26)に出展します。展示ブースでは、量子コンピューター時代にも安全なSIMカードを活用した相互認証システム(本システム)などを展示します。また、各社が機器を接続してネットワークを構築するプロジェクト「ShowNet※1」へ参加します。
1.ブース出展内容について
主な展示は以下の通りです。その他の展示については別紙1をご確認ください。
(1)量子コンピューター時代にも安全な「SIMカードを活用した相互認証システム」
量子コンピューター時代においては、量子コンピューターでも解読できない暗号や認証が求められています。それらを実現する暗号通信や相互認証は、なりすましや盗聴を防ぐために多くの複雑な計算処理が必要となり、処理負荷が高いため、SIMカード上での実現が困難と言われています。
このたび、NTTドコモビジネスは、IOWN®※2の秘匿データ転送技術「MFS」※3を組み込み、低処理負荷で認証を可能とする技術(特許出願中)を開発することで、本システムを実現しました。
本システムにより、従来は対応が難しかったSIMカードで通信を行うエッジデバイスにおいても量子安全なセキュリティの適用が可能となりました。これにより、量子コンピューター時代においても、エッジデバイスの乗っ取りやなりすましといった攻撃の防止が期待できます。

<本システムの概要>
(2)GPU over APN
GPU over APNは、AI活用に不可欠なGPUリソースをIOWN® APN※6上で分散活用する新しいコンセプトです。複数データセンターを低遅延・広帯域で接続することで、拠点や距離に依存しないGPUクラスタを構築し、分散AI学習・推論を効率的に実行します。本展示では、全国規模の分散GPU基盤の効率性・拡張性の高さを、リアルタイムデモやダッシュボードでご覧いただけます。また、産業展開を見据えたテストベッド※7環境のご提供も予定しております。
(3)長距離リアルタイム同期型 仮想ストレージソリューション
【協力:株式会社日立製作所、日立ヴァンタラ株式会社】
IOWN® APNの超低遅延・大容量ネットワークと日立製ストレージを組み合わせ、離れた拠点間のストレージを高品質に接続するストレージソリューションです。これまで難しかった長距離間でのデータ常時同期により、あたかも1台のストレージのような運用を可能にします。これにより、データを止めずに活用し続ける新たなデータ基盤の実現に貢献します。
(4)産業向けデジタルツイン
【協力:ダッソー・システムズ株式会社】
IOWN® APNにより、地理的に離れた拠点を低遅延・高信頼で接続し、同一の3Dモデル空間をリアルタイムに共有することで、拠点間の共同作業を可能とするソリューションを展示します。複数拠点からの同時操作や確認が可能となり、現地に集まることなく迅速な判断や合意形成を支援します。
(5)ミニブースセミナー
Interop26ブース内において、AIインフラ、産業DX、量子技術など多様な分野の有識者とともに、IOWN®の可能性や将来像について語ります。「ShowNet」への貢献や、NTTドコモビジネスならではの先端技術の取り組みもご紹介します。ぜひ会場にてご聴講ください。
2.「ShowNet」への参加について
NTTドコモビジネスは、日本全国のデータセンターに分散配置されたGPUサーバーをAPNで結ぶ実証実験環境、および自社開発の高速ソフトウェアルーターであるPQC(耐量子計算機暗号)VPNルーター「Kamuee®」を「ShowNet」に提供します。また、「Open APN※8」や、多様なセキュリティ機能とネットワーク機能を統合したNaaS(Network as a Service)である「docomo business RINK®」、「高速大容量」「低遅延ゆらぎゼロ」「低消費電力」と「オンデマンドな帯域制御」を兼ね備えた高品質ネットワーク「docomo business APN Plus」、5Gスライシングの技術なども提供します。
3.Interop26基調講演
NTTドコモビジネスは以下の基調講演に登壇予定です。講演の詳細は別紙2をご確認ください。
基調講演①AIエージェント、フィジカルAI時代に企業はどう備えるべきか?~企業がAIを使うリスク、攻撃者がAIを使うリスク~
日時:6月10日 13:20~14:00
講師:
NTTドコモビジネス株式会社 執行役員 ビジネスソリューション本部 ソリューションサービス部長 山下 克典
ネクストモード株式会社 代表取締役社長 里見 宗律
マジセミ株式会社 代表取締役社長 寺田 雄一
基調講演②NTTドコモビジネスの “シン” Network as a Service~docomo business RINK®めざすAI時代を生き抜くICT基盤~
日時:6月12日 13:20~14:00
講師:
NTTドコモビジネス株式会社 プラットフォームサービス本部 クラウド&ネットワークサービス部
第一サービス部門 部門長 前田 隆志
販売推進部門 担当部長 中村 匡孝
4.Interop Tokyo 2026開催概要
期間:2026年6月10日~12日 10:00-18:00 ※最終日は17:00まで
場所:幕張メッセ
NTTドコモビジネスブース位置:4N04
イベント公式サイト:https://www.interop.jp/
「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律・分散・協調型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。
※1:ShowNetとは、参加各社が約2,000の製品・サービスを持ち寄り、ボランティアとして集まった約700名のエンジニアがデザイン、構築、運用までを行うネットワークです。
※2:IOWN®とは、最先端の光技術などを使って豊かな社会を創るためのネットワーク基盤のことです。「IOWN®」は、NTT株式会社の商標又は登録商標です。
※3:MFSとは、複数の暗号アルゴリズムを実装し、将来暗号方式が解読されても、リアルタイムな切り替えを行い、セキュリティ強度を担保する技術
※4:PQC(耐量子計算機暗号)とは、量子コンピューターによる効率的な解読が困難と考えられている数学的問題に基づいて設計された暗号アルゴリズムです。
※5:Quantum Safe(量子安全)とは、量子コンピューター時代でも安全性を維持するための包括的なセキュリティの考え方や技術の総称です。
※6:APNとは、ネットワークに接続されるあらゆるデバイスを対象としてすべての情報伝送と中継処理をフォトニクスベースへ転換し、端末・ユーザー・サービスごとに光パスを波長単位で柔軟に提供するネットワークです。
※7:テストベッドとは、新技術の機能や性能を検証し、実用化に向けた評価を行うための環境です。
※8:Open APNとは、IOWN Global Forumで提案されているフォトニックネットワーキングのオープンアーキテクチャであり、さまざまな拠点間を光波長パスでダイレクトに接続することを可能としたネットワークです。
関連リンク
<別紙1>
| 展示タイトル | 展示内容 |
|---|---|
| PEC※1-2スイッチ(光電融合デバイス)/AIOWN 【協力:NTT株式会社】 |
PEC-2スイッチは光通信と電気信号処理を融合した光電融合デバイスを用いるネットワークスイッチ装置です。AIの進展により、あらゆるエッジにAIが実装されていく中で、お客さまがAIを活用する際に必要なGPU・ネットワーク・電力といったリソースを最適化し、様々なデバイスなどのエッジまで含めたセキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するAIネイティブインフラ「AIOWN」の実現に向けた重要な構成要素です。本展示では2027年商用化予定の102.4Tbit/s級のPEC-2スイッチ商用版を展示し、IOWN®アーキテクチャを支える高密度・高効率ICTインフラの方向性を示します。 |
| OPEN HUB Window多拠点触覚展示 | OPEN HUB Windowは、高精細な映像・音声を低遅延で伝送し、離れた拠点同士を一つの空間としてつなぐ空間接続デバイスです。これにIOWN® APNと触覚デバイスを組み合わせることで、映像だけでは伝わらない感覚情報も共有可能です。多拠点を結ぶ新たなコミュニケーションを体感いただけます。 |
| 3Dリアルタイム表示+ハプティクス※2ロボット | IOWN® APNの低遅延・高帯域通信を活用し、遠隔地のロボットを3Dリアルタイム映像で操作する展示です。映像と制御信号の双方向伝送に加え、ハプティクスによる触覚フィードバックを実現しました。距離を超えて「触れる・操作する」次世代の遠隔作業・ロボティクス活用をご提示します。 |
| PQC(耐量子計算機暗号)VPNルーター「Kamuee®」 【協力:NTT株式会社】 |
Kamuee®は、NTTドコモビジネスが自社開発したPQC対応ソフトウェアルーターです。量子時代を見据えたVPN通信を実現し、既存のIPネットワークとの併用や段階的な移行にも対応します。IOWN®構想実現を見据え、「ShowNet」上での接続デモを通じた、実環境で使える次世代セキュリティ基盤をご紹介します。 |
| 光量子コンピューター 【協力:NTT株式会社】 |
光の特性を活用した光量子コンピューターは、NTT株式会社が取り組む次世代計算基盤です。常温動作や高い拡張性といった特徴を持ち、通信技術との親和性も高い点が魅力です。本展示では最新の研究動向とともに、IOWN®構想と融合した将来の計算・AI基盤の可能性を紹介します。 |
※1:PECとは、電子回路(電気信号)と光回路(光信号)を一つのチップや基板上で一体化させる技術。光電融合技術とも呼ばれます。
※2:ハプティクスとは、物を掴んだときの「反発力」や、硬い・柔らかいといった手応えを再現するものです。
<別紙2>
基調講演①AIエージェント、フィジカルAI時代に企業はどう備えるべきか?~企業がAIを使うリスク、攻撃者がAIを使うリスク~
日時:6月10日 13:20~14:00
場所:国際会議場KB
講師:
NTTドコモビジネス株式会社 執行役員 ビジネスソリューション本部 ソリューションサービス部長 山下 克典
ネクストモード株式会社 代表取締役社長 里見 宗律
マジセミ株式会社 代表取締役社長 寺田 雄一
内容:生成AIやAIエージェントの活用拡大に伴い顕在化する新たなリスクに対し、企業と攻撃者の双方がAIを使う時代の脅威を整理し、AIを可視化・制御するセキュリティ戦略と、ゼロトラストを軸とした安全な基盤の重要性を解説します。
基調講演②NTTドコモビジネスの “シン” Network as a Service~docomo business RINK® めざすAI時代を生き抜くICT基盤~
日時:6月12日 13:20~14:00
場所:国際会議場KA
講師:
NTTドコモビジネス株式会社 プラットフォームサービス本部 クラウド&ネットワークサービス部
第一サービス部門 部門長 前田 隆志
販売推進部門 担当部長 中村 匡孝
内容:AI活用が進む中、docomo business RINK®は、NaaS化とセキュリティ組み込み型設計により、AI Readyな企業ICTを実現しています。本セッションでは、営業と開発の両視点から、NaaSの価値・強み・導入実績を紹介するとともに、AI運用の効率化やSecurity for AIを含めた次世代ネットワークのリアルを解説します。
2026-R057
