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NTTコミュニケーションズ株式会社<br>関東学院大学

2021年1月21日

NTTコミュニケーションズ株式会社
関東学院大学

NTT Comと関東学院大学が業界初となる看護部長、看護師長向けのVRコンテンツを提供

~新型コロナウイルス感染拡大に対応する安定した医療提供に向けて~

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)と関東学院大学は、医療業界では初となる看護部長※1、看護師長※2が看護師に対する効果的なコミュニケーションを学ぶためのVR※3コンテンツ(以下 本コンテンツ)を提供します。本コンテンツの提供により、新型コロナウイルス感染拡大に伴い深刻化する看護師の心理的負担の原因を日々のコミュニケーションを通じて、これまで以上に効果的に汲み取り、改善に繋げ、安定した医療の提供に貢献いたします。

なお本コンテンツは日本VR医学会をはじめとした専門機関※4の協力をもとに制作したものです。また医療機関の運営支援事業をおこなう株式会社シーユーシー(以下 CUC)が主催する「看護部長研修会」(以下 本研修)に提供します。

1.背景

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、看護師の心身的な負担増加が叫ばれています。政府の協力要請により看護師資格保有者を医療機関へ派遣するなど、看護師の人手不足緩和による身体的な負担軽減と同時に、悩み事や心配事を日々のコミュニケーションを通じて汲み取り、改善する心理的な負担軽減がこれまで以上に必要と言えます。本コンテンツの提供により、看護師の心理的負担の原因をこれまで以上に効果的に汲み取ることが可能です。心理的負担が軽減されることで、安定した医療の提供に貢献します。

2.概要

(1)本コンテンツの概要

本コンテンツでは、看護部長が看護師長と行う面談を事例とし、上司が部下に対して行う良い/悪いコミュニケーションを視聴することができます。受講者は視点の切り替えにより、看護部長と看護師長の2つの目線で面談を追体験することが可能です。質問の仕方や話の聞き方など相手の悩み事や心配事を効果的に汲み取るために有効なコミュニケーションスキルが追体験により自然と身に付きます。身に付けたスキルをもとに部下である看護師とコミュニケーションを取ることで、心理的負担の原因を見出し、それを改善することで、看護師の心理的な負担軽減が可能です。VRを活用することで、主流である座学形式の研修に比べ、現実さながらのコミュニケーションを体感できるため、これまで以上に高い学習効果が期待できます。

<本コンテンツのイメージ>

<本コンテンツのイメージ>

(2)本研修の概要

本研修は、看護部長、看護師長のマネジメントスキル向上を目的とした管理者研修です。その一環として、看護師の悩み事や心配事を効果的に汲み取るために有効なコミュニケーションスキルを本コンテンツで学習します。

(3)実施日

2021年1月23日

(4)受講者※5

CUCが運営支援する病院に勤務の看護部長

(5)会場

講師、受講者の勤務先(病院、大学)もしくは自宅を、オンライン接続して実施

3.各社の役割

NTT Com:本コンテンツ制作のプロジェクトマネジメント、企画されたシナリオのVR化、VRシステム※6の設計・構築・運用

関東学院大学:本コンテンツのシナリオ企画、研修の実施手法設計、研修の実施調整

日本VR医学会:本コンテンツのシナリオ企画協力

CUC:本研修の主催

4.専門家の声

本研修で使用したVRコンテンツのシナリオ企画に協力の日本VR医学会 小山理事長、同じくシナリオ企画と研修の実施手法設計、調整を行った関東学院大学看護学部の金井教授、本研修の主催であるCUCから、VR研修が認知に与える影響についてコメントをいただきました。

<日本VR医学会 小山博史 理事長>

VR技術は当事者体験(一人称体験)を可能とする技術です。動画でも同様のシーンを見ることができますがVR技術の場合には当事者の視点で体験することが特徴です。自分があたかも当事者になったような錯覚を覚えます。そのため当事者の心理や情動反応への理解を深める効果が期待できます。一人称VR技術は言わば当事者体験型教育を可能とする新しい教育法と言えるでしょう。

<関東学院大学看護学部 金井Pak雅子 教授>

VRによる学習は、ビデオと異なり没入感が得られるため、その効果は大いに期待できます。特に、面談の場面では、相手の表情などを細かく観察することや、心の声を文字であらわすことにより、考える視点が広がります。一人称VRでは、本人になった気分をよりリアルに味わえるので、教育・研修効果が期待できます。このプログラムを通して、看護管理者として自身の面談スタイルを振り返ることができます。

5.今後の展開について

NTT Comと関東学院大学は、本研修で使用したVRコンテンツを2021年3月27日に予定されている第2回目の研修会にも提供予定です。新型コロナウイルス感染拡大により急速に変容する社会を支え続けていく※7ために両者は引き続き連携し、医療分野の課題解決に貢献していきます。

※1:看護部長とは、看護師長・看護師など所属する部の職員を統括する役割を担う責任者です。

※2:看護師長とは、所属する部門の看護師を統括する役割を担う責任者です。

※3:VRとは、Virtual Reality、仮想現実の略です。最近は、遠隔地やCGで作られた世界を、あたかもその場にいるかのように体験できる技術やコンテンツを指すことが多いです。特に、VRゴーグルを装着することによって、上下左右すべての方向を見渡せる映像コンテンツが急速に増えています。ゲームや医療などさまざまな領域での活用が期待されています。

※4:VRコンテンツの制作に協力してくださった専門機関、有識者は以下の通りです。
日本VR医学会 理事長 小山博史
日本VR医学会 評議員 国近昌裕
関東学院大学 看護学部教授 金井Pak雅子
株式会社サフィール代表取締役・関東学院大学大学院 非常勤講師 河野秀一

※5:1月23日に開催の本研修では看護部長が受講者となりますが、本コンテンツは看護部長、看護師長を対象にしたものです。看護師長を受講者とした研修も、別途開催する予定です。

※6:VRコンテンツの視聴に必要となるゴーグルは、事前に受講者に配布しています。

※7:NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X」にもとづき、生活者・ビジネス・社会を、安心・安全かつ柔軟に「新たな価値でつなぎなおす」ICTサービス・ソリューションを提供し、ニューノーマルの世界におけるサステイナブルな未来の実現に貢献していきます。
<本コンテンツのイメージ>
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html

関東学院大学

広報課

金子

kouhou@kanto-gakuin.ac.jp

2021-R003

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