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2019年5月30日

NTT Comが明治安田生命に、基幹業務システムを支えるクラウド型ソリューション「HUBクラウド」を提供

~約5万人の働きやすい環境を実現~

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、明治安田生命保険相互会社(以下 明治安田生命)に基幹業務システムを支える「HUBクラウド」を提供します。

「HUBクラウド」は、明治安田生命の基幹ネットワークとSaaSなどの外部サービスをセキュアに接続し、社内外からのアクセスを一元管理するクラウド型ソリューションで、今年度より全国約1,300拠点の従業員約5万人※1向けに順次展開していきます。

1.背景

明治安田生命は、企業理念である「明治安田フィロソフィー」の実現に向けて、イノベーションを興すべく、「MYイノベーション2020」を推進しています。この取り組みにおいて策定した中期経営計画の重点方針の1つに、「従業員のワーク・エンゲイジメント※2」の向上を挙げており、業務効率化による余力創出の実現をめざしています。

一方、現在の基幹業務システムはオンプレミス中心に構築・運用しており、システム変更・追加やセキュリティ対応に時間を要するなどの課題がありました。明治安田生命は、Office 365などのSaaSを活用することでオンプレミスでのシステム運用稼働を軽減させるとともに、柔軟なシステムへの改良により、働きやすい環境を実現する次期基幹業務システムを開発しています。

NTT Comは、ICTを活用して「ビジネスを変革、創出」するデジタルトランスフォーメーション(以下 DX)を実現する「DX Enabler™」として、明治安田生命の基幹業務システムを支える「HUBクラウド」を提供することにより、柔軟かつ安全にSaaSを利用できる環境を整備し、従業員の利便性とセキュリティの両立を実現します。

2.概要、特長

「HUBクラウド」は、明治安田生命の基幹ネットワークに接続しているさまざまなデバイスから、セキュアにSaaSやインターネットなどさまざまな外部サービスにアクセスするための機能を企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で融合させたクラウド型ソリューションです。NTT Comのデータセンター内で明治安田生命の基幹業務システムと直結することで、耐障害性を確保しています。

■提供機能

(1)SaaS接続機能

パブリッククラウドにインターネットを経由せず、閉域で接続する機能です。従来、明治安田生命の基幹データセンター経由でアクセスしていたSaaSに直接接続することで、基幹データセンターへのトラフィック集中を回避し、セキュア、かつ低遅延な利用環境を実現します。

(2)セキュアインターネットゲートウェイ機能

ブラウザ仮想化基盤※3やURLフィルタリングを活用したセキュアなインターネット接続機能です。

加えて、セキュリティ専門チームによる24時間365日の監視態勢により、万全な接続環境を実現します。

(3)IDフェデレーション機能

複数のSaaS IDを連携し、1度のログインのみで各サービスに認証可能なシングルサインオンを提供する機能です。明治安田生命の社内パソコンや社用スマートフォンで利用でき、Office 365をはじめとするSaaSや社内業務アプリケーションへセキュアかつスピーディーなアクセスを実現します。

(4)リモート接続機能

明治安田生命の社用スマートフォン向けのVPN接続機能です。デバイス検疫※4に加え、明治安田生命の業務アプリケーションとAPI連携することにより、場所にとらわれない柔軟なワークスタイルをセキュアに実現します。

「HUBクラウド」イメージ
イメージ

3.今後について

NTT Comは「DX EnablerTM」としてICTを活用することで、明治安田生命のMYライフプランアドバイザー※5や従業員のさらなる業務効率化を実現するためのチャレンジできる環境作りに貢献します。

4.明治安田生命 情報システム部 ITアーキテクト 伊藤 寛氏からのコメント

Office 365や他社SaaSとの接続実績、豊富なクラウド型ソリューションのラインナップなどの観点からNTT Comを採用しました。「HUBクラウド」の導入により外部サービスを安全かつ迅速に利用できるとともに、柔軟な拡張性を備えたインフラを整備することができ、大変評価しています。今後は「HUBクラウド」の安定的稼動とさらなる発展に期待しています。

※1:従業員約5万人の内訳は、明治安田生命職員、MYライフプランアドバイザー、関連会社を含めたサービス利用者数です。

※2:ワーク・エンゲイジメントは、明治安田生命が定めている従業員の仕事への姿勢を表し、一人ひとりが誇りとやりがいを感じながら活き活きとチャレンジングに働く状態を目指しています。

※3:ブラウザ仮想化基盤は、Web分離を実現するための基盤で、標的型攻撃やウイルスが社内環境に侵入するのを防ぎます。

※4:デバイス検疫は、リモートアクセス接続にあたり、事前に設定したセキュリティ要件に合致した端末であるかどうかを確認した上で、接続を許可する機能です。

※5:MYライフプランアドバイザーは、担当するお客さまのアフターフォローやお客さまのご意向・ニーズに応じた保険商品をご提案し、お客さまとの絆をつくっていきます。

※Office 365 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

2019-R048

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