2022年03月02日

日々の業務にワクワクを!
ニューノーマル時代の効率化・カイゼン・ワクワク化プロジェクト「5Live」

Withコロナ時代において、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)はニューノーマルな働き方を先駆けて取り入れてきました。ただ、世の中や周囲が変わっていく中で、変えるのが難しいこともありますよね。

NTT Com ビジネスソリューション本部 第五ビジネスソリューション部(以下、五BS)では、自らの「こうなればいいのに」や、同僚の困りごとを「なんとかしたい!」という思いを持ったメンバーが“日々の業務にワクワクを”をコンセプトに「5Live(ゴーライブ)プロジェクト」を発足させ、業務の効率化・カイゼン・ワクワク化を推進しています。本記事では、その取り組み内容をご紹介します。

5Liveの事務局メンバー

5Liveの事務局メンバー

5Liveの活動について

昨今のような変化の時代だからこそ、5Liveの有志メンバーは自ら課題意識を持ち、仲間を募り、約40人が6つのワーキンググループ(以下、WG)に分かれて活動しています。もちろん、上司や組織からのノルマは課されません! 自分たちで目標やスケジュールを設定して活動しています。

※6つのWG:フレキシブルワーク推進WG、若手WG、Com PRIDE WG、業務効率化推進WG、社内ポータル刷新WG、営業見えるくんWG

また、下記の3つを基本方針として、日々活動を行っています。

  • 長く考えるのではなく、何度も考える。
  • 一人で考えるのではなく、みんなで考える。
  • やれることから素早く実行し、機動的に見直す。

ニューノーマルな交流の在り方へのチャレンジ

リモートワークが増加する中で、同僚との交流について課題を感じたことはありませんか?
フレキシブルワークスタイル推進WGでは、「リアルに会っているよりも組織の絆を深めたい!」とオンライン交流会を自ら企画し、今や五BSの節目イベントの定番になりました。

リモートワークが続いて、同じ組織でも話したことがない人の方が多いなんて寂しい!という課題意識から、株式会社NTT e-Sportsとコラボし、NTT Comで初めてe-Sports大会を取り入れたイベントを開催し、組織一体で盛り上がりました。また、Microsoft Teamsやオンラインワークスペース「NeWork」などのツールをフル活用しながら、若手のアイデア満載の進行で普段関わらない人との楽しい交流も実現しています。

また、交流において最も課題を抱えているのが若手社員です。コロナ禍におけるNTT Comの新入社員は、入社式や入社後の研修はほとんどオンラインで行われ、出社するのは一年で数回という現状です。どうしても人脈が広がりづらい……という後輩の悩みをきっかけに立ち上がったのが若手WGです。

身近な存在である2年目社員が新入社員のメンターになり、その2年目社員を3年目社員がメンターとなって支える仕組みをつくりました。さらに、定期的にアンケートを取りながら各人の満足度やモチベーションの変化を捉える試みをしています。後輩の皆さんは、年が近かったり、同じチームではない先輩だから言えることもあり、雑談の機会でリフレッシュしたり、それぞれに合った形で先輩社員との時間を使っているようです。また、先輩社員(2年目・3年目)も先輩としての意識が自然と芽生え、サポートしてくれるのは頼もしいところです。この取り組みは、新入社員の口コミがきっかけで他組織からも「参加したい」という声が掛かっており、どんどん仲間を増やしていきたいと考えています。

ところで、出社の機会が減ると、愛社精神も減ってきていませんか? いやいや、NTT Comをもっと好きになってほしい、こんなに良いところがあるんだ!と熱い想いを伝えているのがCom PRIDE WGです。

Com PRIDE WG はNTT Comや自社サービスのスゴイところをほぼ月刊で五BSポータル(組織サイト)で配信したり、自社サービスのトライアルIDを社員に配付して、社員自らが自社サービスを使ってみることで良さを感じてもらうなどの活動を行っています。また、サービス開発組織にトライアル利用者の声をフィードバックして改善につなげるなど、さらなる魅力を創り出すことにも貢献し、会社と社員の架け橋になっていると感じます。

リモートネイティブなワークスタイルへのチャレンジ

弊社のリモートワーク率は約90%! 全国の企業の中でも高い実施率を誇りますが、われわれはさらにリモートネイティブなワークスタイルを極めようと取り組んでいます。

フレキシブルワークスタイル推進WGでは、もっとリモートワークを快適にしたいと、メンバーでいろいろなツールやデバイスを検証して、リモートワーク・ライフにおけるノウハウ・ベストプラクティスをまとめた「リモートワーク白書」を編纂しました。Teams、Neworkなどのツールの有効活用方法やオンライン会議のルールなどがまとまっており、NTT Comの社内報および外部メディア“日経クロステック”へ掲載し、他組織やお客さまからもご好評いただきました。

リモートワークの阻害要因の一つになるのが押印処理です。チームには押印のために急遽出社を余儀なくされる社員がおり、新型コロナウイルスの感染リスクが心配です。電子押印プロセスがあるのに、なぜ使われないのだろう……。業務効率化推進WGは、動かずにはいられません! 電子押印を使わない営業担当者にインタビューして、課題を浮き彫りにしました。電子押印は時間がかかるという誤解や、マニュアルを読む暇がなくてサポートしてほしい、という現場の声を基に、全社導入された電子印影・契約システムの普及活動やプロセス改善を行い、社内の全営業組織の中で普及率No.1を実現することができました。この取り組みはDX Summit 2021という社内コンテストにも参加し組織を超えて情報共有しています。

社内ポータル刷新WGは、リモートワークになって情報があふれ、必要な情報にアクセスしづらくなっているという課題意識から、ビジネスデザイン部門と協力し五BSポータルの大改革をしました。その結果、営業フローで必要になる情報や各業務に関する問い合わせ先が分かりやすくなったと利用者から好評です。しかし、WGメンバーは満足していません。新入社員にも異動者にも必要な情報が手に届くポータルを目指して、アイデアが尽きることはないのです。

営業見えるくんWGでは、日々蓄積される営業活動によるデータを可視化・分析しています。例えば、お客さまとの新たなビジネスのヒントが欲しいが、忙しくて情報を取りに行けない……という自分たちが持つ課題意識から、売れ筋サービスやSmart Worldに関連する提案実績などを可視化し、得意な人や経験のある方が簡単に分かって、アプローチできるダッシュボードを作りました。職場での雑談の中で得られる情報が少なくなった今だからこそ、データドリブンの営業スタイルはより重要と考え、難しいですがチャレンジしています。

今後も数回に分けて、各WGから取り組みを発信していきたいと思います。他の企業の皆さまも仲間になっていただき、ワクワクがいっぱいのニューノーマルな働き方を日本に、そして世界に広げていけたらうれしいです!

ご興味ある企業さま、メディアの皆さまは、ぜひ下の「お問い合わせ」からご連絡ください。よろしくお願いいたします!

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズビジネスソリューション本部 第五ビジネスソリューション部

富谷 葉月

IT業界のお客さまとOPEN HUBなどの場を活用しながら、ワークスタイル変革や顧客接点強化などを中心としたビジネスを担当しています。5Liveというプロジェクトでは「日々の業務にワクワクを」を目指し、約40人の有志メンバーと活動しています。主に5Liveのカイゼンプロジェクトの情報をお届けしていきます。

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NTT Comでは、いつでもご連絡をお待ちしています。
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