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2021.04.21

参加者の様子が一目で分かり、より話しかけやすく!
オンラインワークスペース「NeWork」がリニューアル

Nework

NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)プラットフォームサービス本部アプリケーションサービス部のNeWork開発チームは、オンラインワークスペース「NeWork(ニュワーク)」の最新版を4月15日にリリースした。NeWorkは昨年8月末のベータ版リリース以降、ユーザーとコミュニケーションを取りながら、改良を進めてきた。今回のバージョンアップで追加された新機能の特徴と開発工程について、担当者に話を聞いた。

NeWorkって何?

NeWorkは、オンラインで気軽に同僚や仕事仲間に話しかけられるコミュニケーションツール。リモートワークが浸透したニューノーマル時代に、E2E(従業員同士)のコミュニケーションを活性化する目的で開発したものだ。オンラインでも、オフィスでしていたような気軽な雑談やちょっとした相談がしやすくなるよう設計した。

具体的には、「ワークスペース」と呼ばれる画面上のフィールドに、会議室を表す「ルームバブル」や、自分や他のユーザーのアイコン「ユーザーバブル」が点在し、簡単な操作でバブルに参加したり、他のユーザーに話しかけたりできる。オンライン会議を開く際にもURLを取得する必要がなく、手軽に音声/動画通話を始められる。ワークスペースへは招待制で入ることができるので、セキュリティシステムを備えたオフィス内にいるかのようなくつろいだ空間が仮想的に広がる。

開発期間は2020年6月初旬からわずか3カ月弱。同年8月末には試験的なサービスとしてベータ版をリリースした。アジャイル開発の手法を取り入れたこと、プロジェクトメンバー全員がリモートワークで取り組んだこと、ほぼ内製で作り上げたことなど、NTT Comとしては異例づくしの開発模様となった。

ユーザーの迷いを減らす新UI

坂内恒介さん

坂内恒介さん

最新版では、NeWorkの目的である「気軽に話しかける」をさらに追求している。直感的なUI、快適な通信、心理的なハードルを下げる追加機能などがその特徴だ。プロダクトオーナーの坂内恒介さんは、「ユーザーが『どうすればいいだろう』と迷うことがないようにしたかった」と話す。

例えば、従来は会議に参加するためには、バブルの中央をクリックして、立ち上がるメニューから「参加する」を選ぶ必要があった。最新版ではワンクリックで入室が可能だ。

また、新しい会議室を立ち上げる際、操作に迷わないよう、空室のバブルもあらかじめ、ワークスペースに表示するようにした。空きバブルは使用中のバブルと違って会議名が付いておらず、ライトグレーのカラーになっているので、一目で空室だと分かる。これをクリックするだけで、セッションが始められる。

新しくなったNeWorkの画面

新しくなったNeWorkの画面

従来のベータ版は、画面共有やカメラをONにする際は、バブル入室後に「ビデオ・画面共有画面へ移動」ボタンから次の画面へ遷移する必要があったが、その導線をなくした。その代わり、画面右側にバブル参加者の姿(カメラONの場合は映像、OFFならアイコンなど)が見られる小枠を並べて表示し、会話を始めてすぐに参加者の様子が分かるようになった。

ワークスペースでは、バブルやアイコンを従来よりも密に表示し、全体を見渡しやすいようにした。以前は間隔が広く、「ワークスペースの状況を一望できるようにアイコンやバブルを移動させたいが、動かせない」「バラバラに散らばっていると、なんだか寂しい感じがする」というユーザーの声を受けて変更したものだ。

一方で、並びをあえて不規則にし、見た目が堅苦しくなるのを避けた。バブルのカラーリングも、これまで以上にユーザーの心が弾むような明るく優しい色のグラデーションを採用している。

「ゾーン」の解除忘れを防ぐ新機能も

NeWorkでは従来、WebSocketという通信プロトコルを使ってリアルタイム通信を実現していたが、社内外のクラウドサービスを使うことで、安定性向上を実現した。

また、「ウェルカム(自分の声も相手の声も聞こえる状態。“オープン”から名称変更)」「フラット(相手の声は聞こえるが、自分の声はミュートの状態。“ワーク”から名称変更)」「ゾーン(相手の声も自分の声も聞こえない状態)」といった会話ステータスの「モード」を切り替えた際に、他のユーザーの画面にも切り替えがすぐ反映されるようになった。

「ゾーン」モードに関しては、ゾーンに切り替える際に、ゾーンが解除される時間をあらかじめ設定できるタイマー機能を新しく設けた。オンライン会議前に「60分後」などと設定しておけば、会議後に解除し忘れていても自動的に「ウェルカム」モードに復帰する。解除し忘れている同僚にいつまで経っても話しかけられないなど、コミュニケーションの機会が損なわれる事態を防ぐ。

河野将一朗さん

河野将一朗さん

不要な部分のオーバースペックは避け、ツールの使い勝手を良くする全体最適の考え方で設計している。開発担当の河野将一朗さんは「パフォーマンス向上のための取捨選択をし、必要最低限の技術で最大限使い勝手を向上させることができた」と語る。


ユーザーとのやりとりを大切に

ベータ版のリリース以降、NeWorkチームはユーザーの声を積極的に拾い集めながら、開発に反映させてきた。チームはTwitternoteに専用のアカウントを持ち、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている。

サービス単位でのアカウント運営は社内にも先例があるが、ユーザーとSNS上で頻繁にリプライし合う運用スタイルは珍しい。細かい話ではあるが、季節感や絵文字をツイートに含めることで、ユーザーに親しみやすい印象を与えるように工夫をしている。

中見麻里奈さん

中見麻里奈さん

NeWorkのプロモーションを担当している中見麻里奈さんは「コロナ禍でリモートワークへ移行したことで、NeWorkのようなオンラインコミュニケーションツールはより身近なものになりました。身近だからこそユーザーごとに多様な感想を持たれるサービスだと思います。なので、SNSなどプライベートに近いコミュニティーで、生の声を聞くことができるようユーザーコミュニケーションが適しているのではないかと考えました」と説明する。

ユーザーからは、「(提供元が)NTT Comなのはいい意味で意外だった」「社内のコミュニケーションが円滑になった」「デザインが気に入った」「使っていて楽しい」など好意的なコメントが寄せられている。さらには、プロジェクトチームが想定していなかった活用法も報告されるようになった。

原田結衣さん

原田結衣さん

プロモーション担当の原田結衣さんは「飲み会や研修・セミナーに使っているという方もいらっしゃいます。セミナー後にいくつかのグループに分かれて、簡単な質疑応答や交流の時間を持つのに向いているようです。ユーザーの皆さんが使い方を膨らませてくださっているのはうれしいですね」と話す。


プロジェクトを通じてメンバーが感じていること

最新版のリリースに当たって、あらためてチームメンバーに、プロジェクトで大事にしてきたこと、日々感じることなどを聞いた。

プロダクトオーナー・坂内恒介さん

「ユーザー視点でサービス作りができたのはよかったと思います。提供側の技術やリソースありきで『こんな新製品ができたので使ってください』という一方通行なものではなく、ユーザーは今どんなことに困っているだろう、このサービスでどんなギャップを埋められるだろう、と考え続けながら作ることができました」

開発担当・河野将一朗さん

「企画メンバーも開発メンバーも自分ごととして意見を言い合えて、いいチームだと思います。コンセプトを明文化して共有しているから、僕ら技術者も、企画サイドから発注された仕様をただ満たすのではなく、『この機能って本当に必要?』『この形は違うんじゃない?』と投げ掛けることができます。そうするとチームに一体感が生まれて、僕らもモチベーションが上がる。開発スピードも上がるし、議論が尽くされる分、プロダクトの完成度も高まります」

プロモーション担当・中見麻里奈さん

「ユーザーコミュニケーションやプロモーションを考えるにあたり、SNSの運用の仕方一つとっても、社内に前例や指針がなかったので、手探りで進めました。これで大丈夫かなという不安もありますが、ポジティブに捉えればチャレンジできる環境とも言えて、やりがいを感じています。おかげさまで反響は大きく、昨年8月のプレスリリース時は、お客さまはもちろんメディア関係の皆さまからも多くお問い合わせを頂きました」

プロモーション担当・原田結衣さん

「私は昨年10月ごろにプロジェクトに加わりましたが、何かを決めるときに必ず、NeWorkは誰のためにあるのか、なぜ創るのかなど、サービスの根本に立ち返る文化がチームにあったので、途中参加者でもサービス価値やコンセプトへの理解を深めることができました。また、NeWorkチームには新しいことへの挑戦を応援してくれる雰囲気があります。信頼関係がうまく構築できているチームだからこそ、みんなで背中を押し合えるのだと思います」

NeWorkの今後の展望

今後もNeWorkは改良を重ねていき、アプリ化することも検討中だ。ユーザーがそれぞれログインしてつなぎっぱなしの状態で使うというツールの性格上、モバイルアプリやPCデスクトップアプリとして端末に常時接続させたほうが、使い勝手の向上が見込めるためだ。現在は無料版だけを提供しているが、スペックを高めた有料版も視野に入れている。

プロダクト改良の傍ら、内製やアジャイル開発といった文化の波及も、プロジェクトチームに求められている部分だ。河野さんは「少数のスーパープレーヤーがプロジェクトを仕切るのではなく、プロジェクトに加わったエンジニアが、誰でもレベルアップしてプロジェクトに貢献できる環境をつくりたい」と話す。

「NeWorkの開発チームでは、メンバーが書くコードの品質を一定に保つために、テストを書いたりコードレビューを実施するプロセスを徹底しています。また、まず“動く”プログラムを書いて、それから読みやすいコードにリファクタリングをするという段取りで進めています。きれいなコードにするとメンバー全員が読めるので、自主的にコードを読んで学びスキルを伸ばすことができます。今年1月に入った、プログラミングがほぼ未経験のメンバーもNeWorkの開発を通じてスキルアップし、今は当たり前に開発を担当しています。このような取り組みにより、将来メンバー全員が自社のどのプロジェクトに携わったとしても、通用するようなエンジニアに成長してほしいです」(河野さん)

NeWorkサービスサイト/公式SNSアカウント

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズアプリケーションサービス部

原田 結衣

オンラインワークスペース「NeWork」のプロモーションを担当しています。最新版NeWorkでは、より話しかけやすく、よりコミュニケーションしやくするための工夫をしています。今後もパワーアップするNeWorkをよろしくお願いします!

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