ソリューション検討は、コンサルティングフェーズから始まります。はじめに、お客さまの現在の運用状況に関する課題や問題点を明らかにします。ここでの目標は、お客さまが将来経験するはずの成長や企業統合にも役立つ計画を練り上げることです。
調査
まず現在のシステムを調査します。
現行のICT環境の状況を判断するため、各地域や本部のICT/ビジネス担当者にインタビューを行います。
この調査により、現在の状況を正しく把握し、解決すべき課題を確定させることができます。
設計
現在の環境の調査を終えた後、 ソリューションの提案に向けて全体的な設計に進みます。データセンター、サーバー、ネットワーク、セキュリティ、DR/BCP、UX(ユーザーエクスペリエンス)、運用の監視など、ソリューションのさまざまな側面についてポリシーを策定します。
これらのポリシーに基づき、システムの移行、再構築、運用方法の変更に関するアクションプランが立案されます。
財務分析
最後に、現行システムと提案モデルを比較し、ROI(投資利益率)とTCO(総所有コスト)を算定します。
算定に際しては、既存システムの費用分析、新システム導入後の変化、運用のためのリソースシミュレーションを行います。
各地域での聞き取りを通じて現行のTCO算定を実施し、提案するソリューションによる新たなTCO、ROIを比較可能にします。
こうした調査、設計、および財務分析の結果が、ソリューションの実装に反映されます。