析秘 TEEのイメージ画像

セキュアなデータ加工・分析プラットフォームサービス

析秘 TEE

データを「守る」から、「守りながら活かす」へ
NTTドコモビジネスが提供するセキュアなデータ加工・分析プラットフォームサービス
「析秘 TEE」は、機密性の高い情報の漏洩を心配することなく、
企業や業種の垣根を越えて重要なデータやロジックを相互に持ち寄ることを可能とします。
複数の事業者間および業界を横断した新たな価値の創出を支援します。

析秘 TEEとは

析秘 TEEはNTTドコモビジネスが提供する、セキュアなデータ加工・分析プラットフォームサービスです。
機微なデータや秘匿性の高い処理ロジックを互いに秘匿したまま処理可能なプラットフォームをクラウドサービスとして提供します。

析秘 TEEのしくみ

析秘 TEEでは、ワークフローダッシュボードによるデータ処理内容(ワークフロー)の作成・承認と、データサンドボックス技術*1による合意にもとづいた処理が、隔離された実行環境(TEE)で可能となっています。

析秘 TEEの仕組みの説明

析秘 TEEは「ワークフローダッシュボード」と「データサンドボックス」の2つの要素から構成されています。

「ワークフローダッシュボード」では、実行したい処理についてGUIによりワークフローとして整理することができます。
ワークフローでは処理に利用されるデータやロジック、その結果を受け取る人が定められ、関係者全員が処理内容について承認・合意したとき、ワークフローに定められた処理が実行可能となります。
事前に合意された処理のみ実行可能となるため、析秘 TEEではデータの不正利用を防ぐことが可能です。

「データサンドボックス」では、ワークフローで合意された内容に基づいて処理が安全に実行されます。
処理の安全性は、TEEという隔離された実行環境で処理が行われることにより担保されます。
TEE環境には特定のアクセスしか認められないため、クラウド事業者やハッカーも不正にアクセスすることはできず、データの流出を防ぐことが可能です。
また、TEE内での処理内容について改ざん不可能なレポート(アテステーションレポート)も出力可能です。

*1 データサンドボックス技術:データやプログラムを秘匿したまま共有し、処理結果を活用できる次世代データ流通プラットフォームの要素技術
(参考)データサンドボックス技術 | NTT R&D Website

析秘 TEEで実現できること

「強固なセキュリティでデータだけでなくノウハウも守る」のイメージイラスト

強固なセキュリティで
データだけでなくノウハウも守る

NTTグループの高度なTEE技術を利用し、都度安全な隔離実行環境を作成しつつ、機微なデータに加え、独自のノウハウを含む機密な処理ロジックも保護し、企業や業界の枠を超えて安全にデータ利活用ができる

「ワークフローにより、参加者間の合意形成における透明性を担保する」のイメージイラスト

ワークフローにより、参加者間の
合意形成における透明性を担保する

データや処理ロジックの使用方法についてワークフローによって視覚的に合意形成しつつ、合意された処理内容のみ実行可能とし、また、使用したデータやロジックを検証可能であるため、安心してデータやロジックを提供できる

「構築済みの処理ロジックも安全な環境でそのまま実行できる」のイメージイラスト

構築済みの処理ロジックも
安全な環境でそのまま実行できる

処理ロジックの実行環境を丸ごと安全な隔離実行環境(TEE)とするため、構築済みの処理ロジックを析秘 TEE用にコーディングしなおす必要が無く、企業独自のノウハウを最大限に活用できる

析秘 TEEの特長

析秘 TEEが選ばれる6つの理由

01
合意形成の透明性

認証済みのユーザー間でワークフローを用いて合意形成を実施し、環境にアップロードされたデータやロジックが意図しない形で使用されないよう制御している。

02
実行可能なロジックの自由度

析秘 TEEでは実行環境を丸ごとTEE環境とする技術を採用しているため、平文環境で実行可能な処理ロジックをTEE環境用にコーディングしなおすことなく利用可能。

03
アテステーションによる検証

データやロジックが合意されたものであること、またそれらが安全なTEE環境で利用されていることをリモートアテステーション機能により後から検証可能としている。

04
クラウドベースのWebサービス

析秘 TEEはクラウドサービスのため、大規模なシステム構築や複雑なコマンド操作をする必要がなく、簡単に利用を開始することができる。

05
大企業ならではの技術者層の厚み

アルゴリズムから構築できるNTT研究所出身のエンジニアが在籍しており、難易度の高い分析の対応も可能。

06
NTTグループの中立性

通信インフラレベルのオペレーション技術で日本を支えているからこそ、中立・公平・公正が第一。析秘は、社会貢献志向をもったメンバーによって生み出されたサービス。

ブラウザーで使えるWebサービス

析秘 TEEは機微なデータ・ロジックを安全に活用できるデータサンドボックス技術をWebブラウザー上で操作することを可能にしたクラウドサービスです。

析秘 TEEのWebアプリの画面キャプチャ

ユースケース

析秘 TEEのユースケース

析秘 TEEを用いたデータ活用の可能性を4つの領域に分類し、ご紹介します。

A
会社間/組織間のイメージイラスト
会社間/組織間
構造データのイメージイラスト
構造データ
金融 高精度な不正検知モデルの構築
金融 高精度な信用スコアの算出
製造 サプライチェーンを横断した需要・供給予測
B
会社間/組織間のイメージイラスト
会社間/組織間
非構造データのイメージイラスト
非構造データ
医療 希少疾患のデータ集積・整形
製造 使用機器の故障予測・保守最適化
小売 企業間の横断分析にもとづく広告戦略の策定
C
会社内/組織内のイメージイラスト
会社内/組織内
構造データのイメージイラスト
構造データ
IT グループ企業間での横断分析
企業経営 個人データの社内連携により異動人事の最適化
小売 組織に点在している営業データの連携による営業の効率化
D
会社間/組織間のイメージイラスト
会社間/組織間
非構造データのイメージイラスト
非構造データ
IT 複数の決裁種別のデータを用いた分析
企業経営 社員データの匿名加工
小売 異部署間での販促実績連携による販促効率化

析秘 TEEの活用イメージ

各業界向けに析秘 TEEを利用した活用イメージをご用意しております。

析秘 TEEの活用イメージ資料の内容イメージ 析秘 TEEの活用イメージ資料の内容イメージ

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料金体系

析秘 TEEは、「通常プラン」とお手ごろな価格の「トライアルプラン」の2つをご用意しております。詳細は直接お問い合わせください。

通常プラン

通常プランでは、実行回数に応じた料金となる「従量課金プラン」と、実行回数を気にせずに利用可能な「月額固定プラン」を用意しております。
お客さまのユースケースに応じた料金プランをご提示させていただくこともございますので、詳細はお問い合わせください。

Pay-as-you-go plan

従量課金プラン

¥110,000 /回(税込)

プラン概要 月に数回だけ
利用したい方向け
初期費用 ¥330,000(税込)
初期払出組織数*1 4組織
組織毎の初期払出ユーザー数*2 10 ID/組織
利用料金例*3 初月 (分析5回) :¥880,000(税込)
2か月目(分析1回) :¥110,000(税込)
3か月目(分析3回) :¥330,000(税込)

Subscription plan

月額固定プラン

¥1,100,000 /月(税込)

プラン概要 処理回数を気にせず探索的に
利用したい方向け
初期費用 ¥330,000(税込)
初期払出組織数*1 4組織
組織毎の初期払出ユーザー数*2 10 ID/組織
利用料金例*3 初月 (分析20回) :¥1,430,000(税込)
2か月目(分析15回) :¥1,100,000(税込)
3か月目(分析25回) :¥1,100,000(税込)

*1 初期払出アカウント数までは初期費用でご利用いただけます。(追加払出作業には料金が発生します。)
*2 組織毎の初期払出ユーザー数までは初期費用でご利用いただけます。(追加払出作業時には料金が発生します。)
*3 従量課金プランにて月に一度も利用しない場合、最低料金として110,000円(税込)の請求が発生します。

トライアルプラン

トライアルプランでは、いくつかの制約はございますが「月額固定プラン」の内容を安価にお試しいただくことが可能です。

Trial plan

トライアルプラン

¥275,000 /月(税込)

プラン概要 析秘 TEEの機能
試してみたい方向け
初期費用 無料
初期払出組織数 3組織
組織毎の初期払出ユーザー数 3 ID/組織
作成可能なワークフロー数*1 1ワークフローのみ
契約期間 最長3か月間

*1 析秘 TEEではワークフローに基づいて処理を実行することが可能です。トライアルプランにおいてはワークフローの作成上限を定めておりますが、ワークフローに登録するデータやロジックを変更いただくことで複数種類の処理を実行することが可能です。通常プランにおいては、複数ワークフローを作成し、複数の処理を同時に実行することが可能です。

よくあるご質問

サービスについて

TEEが安全な理由は何ですか?

TEEではハードウェアレベルで隔離された安全な領域で機密データやコードを保護・実行することで、外部からの不正アクセスや改ざんを防ぐことが可能であるためです。

データファイルの種類に制限はありますか?

利用可能なファイル拡張子に制限はありません。また、データサイズとしては一度に1GiBまでアップロード可能です。

処理ロジックの種類に制限はありますか?

Pythonにより記載されたロジックであり、オフラインでの実行が可能な処理ロジックであれば実行可能です。(Python以外のプログラムについても個別に対応できる場合がございますので、お問い合わせください。)また、サイズは一度に1GiBまでアップロード可能です。

析秘 MPCとの違いは何ですか?

析秘 MPCではデータを分散、暗号化した状態で分析する秘密計算技術を利用し、既定の分析を選択して実行することが可能です。(詳細は秘密計算サービス「析秘(セキヒ)」|NTTドコモビジネス 法人のお客さまをご参照ください。)一方、析秘 TEEでは安全な隔離実行環境内で平文で処理が行われるため、プログラムさえ用意いただければ自由度高く分析や加工を実行いただけます。

海外での利用は可能ですか?

本サービスは日本国内に限定した使用を前提としており、海外諸法令などに対応しておりません。
本サービスの国外からのアクセス・利用は禁止します。

登録したデータやロジックが反映されない場合はどうすればよいですか?

ご利用者様にお知らせしているサポートのメールアドレスへご連絡頂ければ、バックアップより復旧します。

サービスへのログインが出来なくなった場合はどうすればよいですか?

ご利用者様にお知らせしているサポートのメールアドレスへご連絡頂ければ、パスワードの変更などを実施します。

データを登録する際にAPIは提供されますか?

現在実施できるデータ登録はWeb UIからのCSVファイルアップロードのみとなります。
データ登録APIの提供に関しては2026年度のバージョンアップにて対応できるよう検討を進めております。

お申し込みについて

サービスを利用するために必要な情報は何かありますか?

以下の情報をご提供いただきます。
ご利用開始希望日
契約組織 :組織名、所属、住所、電話番号、メールアドレス
代表者  :お名前、電話番号、メールアドレス
契約プラン:プラン(従量課金/月額固定)、組織数、ユーザー数
ユーザー  :お名前、メールアドレス、ユーザー名

申し込みから利用開始まで、どのくらいの期間がかかりますか?

通常、お客さまのご利用内容をヒアリングさせていただき弊社側で構築作業が発生するため、契約締結後6週間程度の構築期間をいただくことになります。

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