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2026年7月30日
NTTドコモビジネス株式会社
特許出願につながる発明提案の質と効率を高める「アイデアシート作成支援AIエージェント」の提供を開始
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、特許取得を目的とする発明提案活動の質の向上と効率化を支援する「アイデアシート作成支援AIエージェント」(以下 本サービス)の提供を2026年7月30日より開始します。
1.背景
知財活動は、事業競争力の強化や新規事業創出を支える重要な活動です。一方で、発明者にとっては、自身の発明を整理しアイデアシート※1としてまとめる作業が負担になるという課題があります。特に、発明の背景や構成、効果を過不足なく言語化するにはスキルと時間を要します。
こうした中、生成AI技術の急速な進化に伴い、知財活動においても発明内容の整理や言語化を支援する手段として、業務知識やルールを組み込んだAIエージェントの活用に期待が高まっています。
NTTドコモビジネスは、実務に組み込んで活用できる生成AIの実現をめざし、2025年6月に「20種のAIエージェントを活用した業界別ソリューション※2」の提供を開始したほか、お問い合わせ対応や社内ナレッジ活用の高度化に向けたAIエージェントの活用にも取り組むなど、お客さまのDXに貢献するサービス、ソリューションを展開してきました。これまでに培ったAIエージェント技術と実務適用のノウハウを活かし、従来の発明者負担という課題を解決し、知財活動の高度化を加速させるため、本サービスの提供に至りました。
2.本サービスの概要
本サービスは、発明者がアイデアシートを検討・作成する際の負担を軽減し、より質の高いアイデア創出を支援するAIエージェントです。主な機能は以下の通りです。
(1)対話型ワークフローによるアイデアの整理・出力
AIエージェントへアイデアを入力すると、AIエージェントとの対話を通じて特許出願につながる重要ポイントを整理・深掘りし、アイデアシートの作成・出力が可能です。
(2)先行特許/既存アイデアシートとの比較
AIエージェントとの対話画面上で、特許検索システムから取得した特許情報や関連するアイデアシートをアップロードすることで、自身のアイデアと先行特許などとの差異や優位性を比較・分析が可能です。
(3)対話途中からの再実行
対話の途中でもワークフローの上流に戻ることができ、AIとの対話全体をやり直すことなく、別のアプローチからアイデアの再検討やシミュレーションが可能です。

<アイデアシート作成支援AIエージェントの利用イメージ>
3.本サービスの特長
本サービスの特長は、以下の通りです。
(1)業界・業務を理解し特化されたAI機能と「ヒトとAIの協働」
一般的な生成AIとは異なり、発明提案に関する業務プロセスや業界知識を踏まえたワークフロー設計により、実務に即した検討や問いかけ、フィードバックを行い、アイデアの質と作成効率を同時に向上させます。また、ワークフローにはヒトの判断を柔軟に組み合わせる「Human in the loop※3」の考え方を適用し、特許出願に直結する「実用性」と「革新性」を両立します。
(2)信頼性の高いセキュリティを確保した環境の提供
企業の競争力の源泉となる未公開の発明情報を扱うため、高いセキュリティが求められます。本サービスは、企業のポリシーに応じてプライベートクラウドまたはオンプレミス環境での構築・利用が可能です。
4.提供開始日
2026年7月30日
5.利用料金
対象範囲により個別見積りとなります。
NTTドコモビジネス営業担当までお問い合わせください。
6.本サービスの提供にあたって
NTTドコモビジネスは、キヤノン株式会社(以下 キヤノン)と2025年12月に本サービスの実証実験(以下 本実証)を実施しました。
本実証では、キヤノンの発明提案活動における有効性を検証し、発明者のアイデアシート作成における時間短縮と負荷軽減が可能であることを確認しました。
- 本実証で確認された効果①発明の整理と言語化支援により、従来と比較してアイデアシートの作成時間を短縮②対話を通じた思考整理支援により、発明者の心理的負担を軽減
- パイロット利用の開始
キヤノンは、2026年7月より一部の開発部門において本サービスのパイロット利用を開始します。
7.今後の展開
NTTドコモビジネスは、発明提案活動の質と効率の向上に向けて本サービスの提供を推進するとともに、特許関連の各種業務(明細書案作成、先行技術調査、拒絶理由対応)に対応したAIエージェントの開発を進め、さらなる知財業務支援の実現に取り組んでまいります。※4

<今後開発予定のAIエージェント>
「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律・分散・協調型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。
※1:アイデアシートとは、発明者が発明の内容を知財部門や特許事務所に伝達・説明するための書類のことです。アイデアシートをもとに特許出願の判断がされた場合、特許出願のための特許出願明細書を知財部門または特許事務所が作成し出願されます。
※2:ニュース 2025年6月19日:20種のAIエージェントを活用した業界別ソリューションの提供を開始
※3:Human in the loopとは、AIや自動化システムのプロセスの中に、人間(専門家やオペレーター)の判断・評価・修正を意図的に組み込む設計思想・運用アプローチです。
※4:日本弁理士会「弁理士業務AI利活用ガイドライン」より、AIを用いての特許出願書類作成に関しては、法令遵守の観点から弁理士の監督下で行うことを前提としています。
本件に関するお問い合わせ先
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
経営企画部 広報室
2026-R078
