2025年12月26日
NTTドコモビジネス株式会社
衛星放送による放送番組中継に関する実証実験について
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、衛星放送による放送番組中継に関する実証実験(以下 本実証)の業務を総務省より受託しています。
本実証にあたり、110度CS左旋帯域(CS4K)を使用する実験試験局を開設し、電波発射を行います。電波発射による通常のテレビ放送のご視聴には影響ございませんが、電子番組表(EPG)に試験チャンネルが表示される場合がございます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
本実証の実施期間
2026年1月5日(月)~2月28日(土)
1.本実証の概要
総務省では、今年度、放送番組中継の技術的検証の一環として通信衛星などを共聴施設の受信元とする方策について調査検討を行っております。共聴施設は、設備の老朽化が進んでいる施設が多くみられますが、施設の維持に必要な機器の生産終了による保守の限界や、共聴組合の組合員の減少などにより、設備の維持が課題になっております。
今回想定している方策の実用化によって、共聴施設の課題解決および放送関係周波数の一層の有効利用などを図ることが期待されています。この方策の実用化に向けては、地上波テレビジョン放送と衛星放送で放送方式が大きく異なるため、中継に際しての方式変換などの技術的課題の検証が必要になっています。
本実証では、以上を踏まえて、衛星放送を活用した放送番組中継の技術的検討に資するように、技術的課題などについて検証・整理を行います。
- 本実証のイメージ
衛星放送を使用して、2チャンネル分の地上デジタルテレビジョン放送をリアルタイムに中継します。本実証に対応した共聴設備で受信し、映像・音声などの品質を評価します。

- 使用するチャンネル:CS4Kの884チャンネル、885チャンネル
- チャンネル名:試験チャンネル (表示が異なる場合がございます)
2.本実証の実施期間
2026年1月5日(月)~2月28日(土)
3.テレビ受信への影響
- 通常のご利用では問題ございませんが、電波発射に伴い、4K8K衛星放送の視聴可能機器(テレビ、レコーダなど)の電子番組表において、本実証用の試験チャンネルが表示される場合があります。
- 電子番組表に試験用チャンネルが表示されていても、普段視聴されているチャンネルの視聴には影響はありません。
- 試験チャンネルは、CS4Kを選択された場合に表示される場合がございます。リモコンの「地デジ」「BS」「CS」ボタンでご視聴したい放送に切り替えてください。
- 試験チャンネルを選局されてもご視聴はできません。
本件に関するお客さまからのお問い合わせ先
0120-012-524
<別紙>
よくあるお問い合わせ
- 本実証では何をするのですか
地上デジタルテレビジョン放送の信号を衛星放送で中継し、テレビで視聴できるかを検証するものです。
- いま見ている地上デジタルテレビジョン放送が衛星放送で中継されるのですか
現在ご視聴いただいている地上デジタルテレビジョン放送が衛星放送で中継されることが決定されたわけではございません。今後の検討の参考とするため、衛星放送が技術的に利用可能かを確認する実証実験を行うものです。
- 衛星放送の『4K8K衛星放送』と何が違うのですか
現在、4K8K衛星放送はBS4K、BS8Kで放送が行われております。本実証では、現在放送が行われていない110度CS放送の左旋帯域(CS4K)で実施いたします。
4K8Kチューナーを搭載したテレビなどの電子番組表に本実証用の試験チャンネルが表示される場合がございますが、ご視聴はできません。
- なぜ衛星放送による中継の実証実験が必要なのですか
地上デジタルテレビジョン放送の信号を衛星放送で中継したときに、放送としてのサービス面・機能面の動作確認などを検証する必要があるためです。
- 試験チャンネルが電子番組表(EPG)に表示されるのですが
本実証によるものです。通常のご視聴には問題ございません。ご視聴されたいチャンネルを選局しなおしてご視聴ください。
- 試験チャンネルではどのような放送が行われていますか
試験チャンネルでの放送内容は公開されておりません。
- 試験チャンネルを視聴することはできますか
試験チャンネルは一般の方に視聴いただくことはできません。
- 実証実験は、誰がやっていますか
本実証は、総務省より受託したNTTドコモビジネスが実施しています。ご理解とご協力をよろしくお願いします。
- わからないことがあったら、誰に聞けばいいですか
ご不明な点がございましたら、お問い合わせ先までお問い合わせください。