NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、IPv6を活用するために自社開発したm2m-x技術*1により、従来のVPNサービスでは実現が難しかった、グループ/端末単位での暗号化通信ができる「マルチポリシーVPN for OCN」*2を平成19年8月24日から提供します。
本サービスは、1本の物理回線上での複数のVPNの設定や、接続ポリシーをオンデマンドに変更できるなど、新しい付加価値を持った次世代VPNとして利用できます。
「マルチポリシーVPN for OCN」は、インターネット上で容易に端末同士の高度なVPNの設定・管理ができるサービスです。
お客さま宅内に専用の暗号化装置(CPE)を設置*3し、その配下の端末にIPv6アドレスを付与することで、個別の暗号化通信が可能となります。また、NTT Comのネットワーク内に設置する「ポリシーマネージメントサーバ」にて、接続先の変更をお客さまがWeb画面から随時行うことができます。
(1) |
グループ/端末単位での暗号化通信
従来は、拠点単位でのVPN接続が一般的でしたが、本サービスによりグループ/端末単位での接続が可能となるため、拠点間・企業間など複数のネットワークにまたがる端末間でも、お客さまのニーズに応じたより強固なセキュリティコントロールが実現します。 |
(2) | オンデマンドで接続先が変更可能
m2m-x技術を活用した「ポリシーマネージメントサーバ」により、VPNの設定や暗号化が自動化されるとともに、これまで、各拠点で個々に必要だったVPN装置の設定変更作業もオンデマンドにインターネット上から行えるため、大幅な稼働削減が期待できます。 |
(3) | アクセス回線の集約化によるコスト削減
グループ/端末単位で接続ポリシーが設定できるため、回線を集約しても、その中に含まれるVPN同士の通信は影響を受けません。これまで用途別・部署別などでそれぞれアクセス回線を用意していた場合、回線を集約することで、コスト削減が可能となります。 |
別紙2参照
平成19年8月24日
別紙3参照