平成15年6月17日
報道発表資料
NTTコミュニケーションズ株式会社
アカマイ・テクノロジーズ社

NTTコミュニケーションズとアカマイが提携し、
日本最大級のコンテンツ配信サービスを提供開始
-ブロードバンド時代に適した新方式による、高精度コンテンツ配信サービスの提供-


  NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 正誠、略称:NTT Com)は、全世界でCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービスを展開する米国アカマイ・テクノロジーズ社=Akamai Technologiesアカマイ テクノロジーズ, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、会長兼CEO:ジョージ・コンレイデス=George Conrades、略称:アカマイ)とCDN事業において提携し、国内企業のインターネットビジネスをサポートするために、平成15年6月下旬より日本最大規模のブロードバンド対応コンテンツ配信サービス「Broadband CDN Powered by Akamaiパワード バイ アカマイ」を提供開始します。

 「Broadband CDN Powered by Akamai」は、国内外最大級のNTT Comのバックボーンネットワークと、世界のCDN市場でトップシェアを持つアカマイのCDN技術を融合した新たなコンテンツ配信サービスです。本サービスでは、世界初の試みとしてADSLなどのブロードバンド回線の相互接続点(POI)にアカマイのコンテンツ配信サーバを配置することにより、国内のエンドユーザに最も近いサーバを介した高速なコンテンツ配信を可能とします。さらに、全世界で15,000台以上のコンテンツ配信サーバを展開するアカマイのCDNサービスとシームレスに接続することで、快適かつ高品質な配信環境の提供をワールドワイドに実現します。

 本サービスは、大容量コンテンツの配信にとどまらず、eコマースやネット予約などのインタラクティブなWebサイトにも最適なソリューションを提供します。Webサイトへのトラフィックを効率的に処理することで、Webページのレスポンスを高速化するとともに、ユーザの設備や回線の増強にかかるコストも低減することが可能となります。

 なお、富士重工業株式会社が「スバルレガシィ フルモデルチェンジ」のプロモーションサイト(URL:http://www.subaru.co.jp/)で、本サービスの環境をトライアルしており、今月下旬に本格サービスへ移行する予定となっています。

(富士重工業株式会社のコメント)
 NTT ComのCDNサービスは、弊社主力車種である「NEWレガシィ」発表に伴い予想された大容量のアクセスに対して絶大な効果を発揮しました。本来、追加のハードウェアなどを導入しなければ解決できなかった問題を、このサービスを導入することで短期間に解決できました。今後のサイト運用にかかるコスト削減も期待できると思います。

 本提携において、アカマイは、NTT Comのネットワークに配置したコンテンツ配信サーバを運用するとともに、NTT Comに対して、販売面・技術面でサポートを行います。

 NTT Comは、「グローバルIPソリューションカンパニー」を目指した取組みの一環として、高品質なコンテンツ配信環境と付加価値の高いサービスの提供を通じて、日本のコンテンツ配信業界を牽引していきます。

 なお、「Broadband CDN Powered by Akamai」のサービス提供イメージは別紙の通りです。

(参考)
米国アカマイ・テクノロジーズ社(Akamai Technologies, Inc.)
 米国アカマイ・テクノロジーズ社は、インターネット・コンテンツの高速配信をはじめ、企業のeビジネスインフラストラクチャ関連サービスを提供しています。同社のサービスは、世界66カ国において1,000以上のネットワーク上に配置された15,000台以上からなるサーバを通じて提供され、これらのサービスによって、Webサイトのパフォーマンスと信頼性が向上し、豊富で魅力的なWebコンテンツの配信が可能になります。『Akamai』(アカマイ)とは、『賢い』という意味のハワイ語です。(www.akamai.com

別紙:「Broadband CDN powered by Akamai」サービスロゴ


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