平成16年8月25日


VPNシリーズにおける「ユビキタスソリューション」の展開について
~「Arcstar IP-VPN」 および「e-VLAN」におけるFOMAとの接続開始など~


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、VPNシリーズ(「Arcstar IP-VPN」、「e-VLAN」、「OCN-VPN」、「Group-VPN」)を自由に組み合わせ、アプリケーションから保守・監視サービスまでを一元的に提供する「統合VPN」ソリューションを推進しています。この「統合VPN」ソリューションの一環として、企業ネットワークのユビキタス化ニーズにお応えするため、従来から提供しているモバイル/リモートアクセスメニューに、新たに業界初となる最大384kbpsのパケット交換方式「FOMA」接続メニュー *1 などを追加し、平成16年9月1日より「ユビキタスソリューション」として展開していきます。
 これにより、業界最多の品揃えとなる「ユビキタスソリューション」において、最適なユビキタス環境の構築が可能となります。(別紙1参照


1.「ユビキタスソリューション」展開について
 いつでも、どこからでも、必要なときに社内システムにアクセスして業務に取り組めるビジネス環境づくり、すなわち企業ネットワークのユビキタス化が、TCO削減、生産性の向上、柔軟な顧客対応といった企業の競争力強化を図る上で重要な課題となっています。NTT Comではこれらの課題を解決するため、「ユビキタスソリューション」を通じてお客さまのユビキタス環境構築ニーズを強力にバックアップしていきます。

2.新たな接続メニューの提供について
 従来から提供している「モバイルアクセスサービス(NTT Comタイプ・@FreeDタイプ)」、 「MOVE」*2などの接続メニューに加え、新たに以下のサービスを平成16年9月1日より提供開始し、「ユビキタスソリューション」を充実させます。

(1)「モバイルアクセスサービス(FOMAタイプ)」 の提供開始
 NTTドコモの携帯電話「FOMA」を用いて、最大384kbps*3 でVPNシリーズに接続可能となります。*4
[1] 対応するVPNシリーズ: 「Arcstar IP-VPN」、「e-VLAN」
[2] 利用料金: 別紙2参照
[3]提供エリア: NTTドコモ 携帯電話「FOMA」の提供エリアに準じます。


(2)「MOVEライト」の提供開始
 従来から提供している「MOVE」の機能を一部限定する*5ことで、よりリーズナブルな価格でVPNシリーズに接続可能となります。*4
[1] 対応するVPNシリーズ: 「Arcstar IP-VPN」、「e-VLAN」
[2] 対応する通信事業者・サービス:
電話網/ISDN  NTT東日本/NTT西日本
携帯電話 NTTドコモ <PDC/FOMA*6>
KDDI[au] <cdmaOne/CDMA 2000 1x>
ボーダフォン <PDC/W-CDMW>
PHS NTTドコモ
DDIポケット
[3] 利用料金: 別紙2参照
[4] 提供エリア: 各事業者の各サービスの提供エリアに準じます。

(3) 「モバイルアクセスサービス(AirH"タイプ)」の提供開始
 DDIポケットのPHSサービス「AirH"」を用いて、VPNシリーズに接続可能となります。*4
[1] 対応するVPNシリーズ: 「Arcstar IP-VPN」、「e-VLAN」
[2] 利用料金: 別紙2参照
[3] 提供エリア: DDIポケットのPHSサービス「AirH"」の提供エリアに準じます。


3.今後の展開
 「ユビキタスソリューション」では、今後エントリータイプのブロードバンドVPNサービス「Group-VPN」にも対応していく予定です。より一層、幅広いお客さまのユビキタス環境構築ニーズにお応えしていきます。

(参考)「統合VPN」ソリューション イメージ

*1 従来から提供している回線交換方式(FOMA利用時の最大通信速度は64kbps)の接続メニューとは異なり、業界初の最大384kbpsのパケット交換方式での提供となります。

*2 「MOVE」とは、モバイル端末などから各種VPNサービスへ接続するIPベースのNTT Comで提供しているダイヤルアップアクセスサービスです。

*3 規格上の最高速度であり、お客さまの通信環境により異なります。

*4 お客さま設置RADIUSサーバが必要です。「RADIUSホスティングサービス」は平成16年度第3四半期以降提供予定です。

*5 「MOVEライト」では従来の「MOVE」で提供している「発信番号登録型」は利用できません。

*6 「MOVEライト」で利用できる接続方式は回線交換方式のみとなり、パケット交換方式での利用はできません。
パケット交換方式で利用する場合は、モバイルアクセスサービス(FOMAタイプ)をご利用ください。


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