NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、更生会社株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ(以下、クロスウェイブ、管財人:岡正晶)との間で、クロスウェイブの事業をNTT Comに譲渡する営業譲渡契約を本日締結しました。
1.営業譲渡の目的
NTT Comは、更生会社であるクロスウェイブを支援する旨の基本合意書を平成15年11月11日に締結して以降、買収監査などを進めてきましたが、本日、クロスウェイブとの間で営業譲渡契約締結に至りました。
クロスウェイブは平成11年10月に「広域LANサービス」を日本で初めて提供するなど、卓越した商品開発力、技術力を持ち、幅広いカスタマーベースやデータセンターなどの資産も有しています。NTT Comは今回の営業譲渡により「e-VLAN」注1などのサービスの営業力の強化、設備・オペレーションの効率化などを進め、広域イーサネットサービス、超高速専用線サービスおよびデータセンターサービスの競争力の強化を図ります。
2.営業譲渡の概要
対象事業:クロスウェイブの事業のうち、国際サービスに係る事業を除く全ての事業 注2
譲渡価額:100億円(予定)
営業譲渡日:平成15年12月15日(予定)
3.現在クロスウェイブのサービスをご利用のお客さまについて
今回のNTT Comへの譲渡対象となるクロスウェイブのサービスをご利用のお客さまには、NTT Comへの承継に同意頂くことにより、営業譲渡期日以降も継続してサービスをご利用頂けます。
#注1#
NTT Comの提供する広域イーサネットサービス
#注2#
譲渡対象事業には、クロスウェイブの100%子会社である更生会社株式会社クロスウェイブ サービスの事業も含む
(参考)株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズの概要
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会社設立:平成10年10月 |
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資本金:306億円 |
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株主:株式会社インターネットイニシアティブ、トヨタ自動車株式会社、ソニー株式会社他 |
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事業内容:高速バックボーンサービス、広域LANサービス、広域IPプラットフォームサービスおよびデータセンターサービスなどの提供 |
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売上高:約200億円(平成14年度) |
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従業員数:196名(平成15年3月末) |
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