通信速度を改善するインターネット回線の選び方

クラウドサービスを業務で活用する企業が増えていることから、ビジネスでもプライベートでもインターネットの通信速度が問われる時代となりました。
しかし、インターネットの通信速度が遅くなる原因を説明できる人はそれほど多くないかもしれません。
そこで、通信速度が遅くなる原因とともに、インターネット回線の選び方のポイントやその対応策についてご紹介します。

従来のPPPoE方式に比べて大容量で、通信が混雑することなくスムーズに行われ、快適で安定した接続環境のため、法人向け回線としても大きなメリットがあります。IPoEは、いったいどのようなサービスなのか、詳しくご紹介します。

【IPoE接続とPPPoE接続】改善とヒント
Case Studies
◆Case1:サービス業 ◆Case2:製造業
◆Case3:建築業 ◆Case4:小売業

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   (例:Office365やG Suite)

Q3:今回の訪問の目的は何ですか

なぜインターネットの通信速度が遅くなるのか?

一般的に利用されているインターネット回線は、回線を複数の利用者が共有しているため、回線を流れるデータ量(トラフィック)が増大すると、混雑により通信速度が低下してしまいます。混雑の元となる「トラフィックの増大」には、下記のようにいくつかの要因があります。

動画配信・音楽配信サービスの利用者増

インターネット上でさまざまな映像作品をストリーミングで提供するビデオオンデマンドサービスを利用し、映画やテレビ番組などを家庭で楽しんでいる方も多いでしょう。また、音楽ストリーミング配信サービスも利用者を伸ばしています。
これらのサービスはストリーミング配信を行っているため、ネットで映像を視聴したり、音楽を聴いたりするたびにデータのダウンロードが発生します。特に映像はデータ量が大きいため、配信サービスの利用者が増えれば、その分、回線を混雑させる原因となります。

業務システムのクラウド化

従来の企業では、業務システムを社内に構築することが一般的でした。最近では業務システムのクラウド化が進み、Microsoftの「Office 365」やGoogleの「G Suite」など、クラウドサービスを活用する企業が増えています。これらのクラウドサービスは、インターネットを使って接続します。複数のクラウドサービスを利用する企業もあり、企業によるインターネットの通信量も増える傾向にあります。

Windows Updateの通信量

「Windows Update」は、Microsoftが同社製OSのセキュリティ向上などを目的として、定期的にアップデートしている更新プログラムです。Windows Updateの配信は定期的に行われているため、企業などにおいては社内のWindowsマシンが同じタイミングで一斉に更新されることになります。このとき、更新プログラムがインターネット経由でダウンロードされることから、通信トラフィックが一時的に増大します。

インターネット回線(プロバイダー)の見直しと選び方

回線の混雑の影響を受けず、快適な速度でネットを使うためには、インターネット回線(プロバイダー)の見直しが近道です。回線サービスを見直しながら、より良いプロバイダーを選ぶ際には、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

(1)個人向けトラフィックと論理的に分離している

混雑の原因のひとつである「動画配信・音楽配信サービスの利用」は、個人での利用がほとんどです。個人向けトラフィックと企業向けトラフィックを論理的に分離することで、ビジネスで必要となる高速で安定したインターネット利用環境を確保することができます。

(2)インターネットの通信方式

インターネット回線には、いくつかの通信方式があります。通信方式によっては、ネットワークの混雑状況に左右されない、快適なインターネット環境を実現します。サービスによって通信方式が異なりますので、インターネット回線を選ぶ際には、確認が必要です。

(3)Windows Update通信を論理的に分離している

Windows Updateに関する通信も、技術的には論理的な分離が可能です。分離に対応しているプロバイダーであれば、Windows Updateが実行されているあいだも、業務用のインターネット通信を安定して利用できます。

「IPoE方式」への切り替えがおすすめ

インターネットの通信方式には、「IPoE方式」と「PPPoE方式」があります。「IPoE方式」には、「PPPoE方式」にはないメリットや優れた特長を備えています。まず、IPoEとは何かについて確認しながら、PPPoEとの違いについて見ていきましょう。

IPoEとは

IPoEとは、「IP over Ethernet」の略で、電話回線のダイヤルアップから発展したPPPoEとは異なり、企業内のLANなどに用いられるイーサネットを使用という前提で考えられています。そのため、PPPoEのような専用の通信機器を必要とはしません。接続事業者(VNE=仮想通信提供事業者)を介して、直接インターネットに接続できる通信方式です。

IPoEとPPPoEとの違いは

IPoE方式は、従来のPPPoE方式とは異なる通信網や通信設備を経由しインターネットに接続します。また、IPoEの通信設備はPPPoEよりも大容量となるため、PPPoEよりも高速なインターネット通信を可能にしています。これはいわば、利用者が増えて混雑している細い道路(PPPoE)とは別に、広い新しい道路(IPoE)を通すようなものです。IPoEなら、道幅の広い道路のようにスムーズな通信が可能となります。

混雑の少ない快適な通信環境を

インターネットのトラフィックはここ数年で飛躍的に増えており、総務省の総合通信基盤局が2018年2月に発表したデータでは、ブロードバンド契約者の総ダウンロードトラフィックは、2017年11月で約10.8Tbps、1日あたり約120PBだったと推定されています(Tbpsはテラビット毎秒、PBはペタバイト/8ビット=1バイト、8,000Tb=1PB)。過去5年で約5倍以上に伸びています。

混雑が少なく快適な通信環境を確保することは、ビジネスにおいて今後ますます重要なものとなるでしょう。現状のインターネット環境に不満をお持ちの方は、インターネット回線の乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

通信速度の改善でお困りではありませんか?

「法人向けOCNサービスとは」関連情報

オンライン会議もサクサク! OCN光 IPoEサービス

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標準プランから3倍の収容設計(従来サービスの6倍)。Windows Updateによる通信をその他の業務用通信から分離し、つねに安定した通信が利用可能です。

  • 標準プランから3倍の収容設計

  • Windows Updateによる通信をその他の業務用通信から分離

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Windows Updateのトラフィックを分離するワイドプランに、オンライン会議用の独立した帯域をプラス。収容設計もワイドプランの6倍。ストレスフリーなコミュニケーション環境を実現します。

  • ワイドプランから6倍の収容設計

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従来サービスから2倍の収容設計。動画サービスなど、混雑の原因となりやすい個人向けインターネット通信のトラフィックを論理的に分離し、快適なインターネット接続環境を実現します。

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  • 従来サービスから2倍の収容設計

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