医療オープンデータサービスの
創業者による効率的なデータ活用方法

ミーカンパニー株式会社

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医療関連のオープンデータを活用した新規事業の立ち上げ事例

ミーカンパニー株式会社は、医療機関・薬局・介護における施設情報や医師情報をまとめたデータベース「SCUEL(スクエル)」を管理・運用して、企業の営業・マーケティング活動に活用できるデータやサービスを提供している会社です。大きな特徴として、データベースにまとめられているデータは、国や地方自治体が提供しているオープンデータだということが挙げられます。本記事では、オープンデータを活用した新規事業を立ち上げ、現在多くの医療機関や製薬会社、医療機器メーカーから活用されるまでに至った経緯を、代表取締役の前田健太郎氏にお聞きしました。

ある難病患者との出会いがきっかけに

前田氏は、会社を設立するきっかけとなった出来事に難病患者との出会いを挙げています。この出来事を通して、医療機関・ドクターと患者とのミスマッチをどうにかしたいという想いを抱き、医療・介護⽀援者と患者・家族をつなげるためのデータベースの構築に着手しました。

「初めは、データを他社から買っていたんです。しかし、すでに病院がなくなっていたり、電話番号が変わっていたりと、購入したデータでは不都合がありました。そこで、データ開発から始めることにしたんです」(前田氏)

医療機関の情報は、国や地方自治体からオープンデータとして公開されています。前田氏は、その散在したデータを集めて一元化し、病院検索という形で提供を始めました。初めは、患者目線で必要と思われるデータを、使える・使えないに問わずとにかく収集し、データベースに落とし込んでいったそうです。公開後の反応を見て、データに対するニーズを把握していったと前田氏は語ります。現在では、新しい医療データが公開されそうだという情報をあらかじめ入手するチームが社内にあるため、迅速にデータを取得し、データベースへの落とし込みができるのだとか。現在ミーカンパニー株式会社は、あらゆるオープンデータを収集し、企業には有料で、一部の患者会には無料で提供しています。

「データベースが認知され、製薬企業や大学などにも利用してもらえるようになるまでに3年はかかったと思います」(前田氏)

● SCUEL(スクエル)

データベースはイベントを通して知り合った有志の方と制作

主要となるデータベースを一から作ることにした前田氏は、有志の方とともにデータベースを作り上げました。当時、前田氏はエンジニアと起業家をミートアップするイベント運営に関わっており、参加者のエンジニアに有志で副業として協力してもらい構築しました。その後も、ミーカンパニー株式会社にはデータに強い人材が集まり、今でも従業員の約8割がエンジニア職を務めています。

「エンジニアはもちろん、オープンデータに強い方が参加してくれるなど、人に恵まれたので、スムーズに事業の立ち上げから継続まで行えました」(前田氏)

データベース制作でもっとも大変なのはデータの加工

前田氏は、データベースの制作においてもっとも大変な作業はデータ加工だと話します。

「オープンデータは、地方自治体ごとに、医療機関の名称の書き方や電話番号のハイフン・市外局番の有無、集計方法の単位などがバラバラで、そのままではデータ分析に使用できません。それを加工してフォーマットを揃え、システムに落とし込むまでが大変でした。これは、今でも変わっていない手間のかかる作業のひとつです」(前田氏)

今では、データ収集、分析、設計整備、チェックなど、工程ごとに特化したチームを作ってデータの加工作業をしているといいます。

他社との違いはデータの信頼性と使い方

同じように、オープンデータを集める競合他社がいる中で、前田氏はミーカンパニー株式会社独自のポイントに、データの信頼性と使い方があると話しています。

「もちろん、弊社しか持っていないデータというものもあります。我々が調べている範囲で、データソース単位でいえば、弊社が一番多いとも考えています。しかし、データの取得・加工については、ツールなども発展しているため、今後ほとんど差が出てこなくなると思います。そこで大切なのが、データの信頼性と使い方、組み合わせ方です」(前田氏)

データの信頼性という点で、ミーカンパニー株式会社ではIDの付与を実施しています。IDを付与することにより、病院の名称や移転があった際にも、同じ施設だと特定することが可能です。これは、データを1回集めて終わりではなく、集め続けることを前提にしているからこそ実施していると、前田氏は語ります。

また、これまでミーカンパニー株式会社が蓄積してきたデータを参考にしたり、自社のデータと組み合わせたりすることで、新たな発見ができます。製薬会社を例に挙げると、どの地域に自社の薬を必要としている患者がいるのか、また取り扱える医師がいるのかを探せます。ミーカンパニー株式会社では、このデータの使い方・組み合わせ方について、サービスの一部として提供しており、データ分析を依頼することも可能です。

「デジタル庁など政府の変化により、オープンデータにおけるフォーマットの統一が予想されます。そのため、今後オープンデータの取得・加工は楽になっていくでしょう。だからこそ、集めたデータで何をやるのか。データそのもので売れる時代は長く続かないと考えています」(前田氏)

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