2022年06月03日

プロダクトマネジメントコミュニティーPdM RunnersがLT大会「Dash」を開催!

NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com) ヒューマンリソース部(以下、HR部) 三村正法です。今回は、NTT Comグループ内で行ったプロダクトマネジメントに関するイベントについてお伝えいたします。

新NTTドコモグループ中期戦略で掲げられている「サービス創出力」の強化には、“プロダクトマネジメント”の知識・スキル・経験が一つの要素として欠かせません。NTT Comでは、人材育成プログラムODYSSEYでの「プロダクトマネージャー」タレントの創設や技術顧問を招聘(しょうへい)しての研修/社内セミナー/幹部向け勉強会の開催、さらには社内有志による勉強会や輪読会など、プロダクトマネジメント力の強化に向けた取り組みを進めてきました。その中で、私たちプロダクトマネジメントコミュニティーである「PdM Runners」は、ソリューションサービス部、データプラットフォームサービス部、アプリケーションサービス部、イノベーションセンター、HR部、NTT コムエンジニアリング(以下、NTTコムエンジ)のメンバーと連携し、2022年4月28日にプロダクトマネジメントに関するライトニングトーク(以下、LT)大会「Dash」を開催しました。

プロダクトマネージャー研修卒業生を中心としたコミュニティー「PdM Runners」

NTT Comでは技術顧問として、及川卓也さん、吉羽龍太郎さん、和田卓人さんの3人を招聘し、モダンなプロダクト開発浸透にお力を貸していただいています。及川さんには四半期に1度、プロダクトマネージャー(以下、PdM)研修を実施していただいており、2022年4月には10期を迎え、社内では120人を超える受講者がいます。

研修は全8回で構成されており、事前課題をもとにして、ワークショップを中心とした反転学習形式を取っています。最終日には、「NTT Comにプロダクトマネジメントを根付かせるためには?」というテーマで受講生全員がディスカッションを行っており、このディスカッションで出てきた課題をPdMである自分たちで解決しませんか? という卒業生イベントを実施しました。そして、そのイベントをきっかけにプロダクトマネジメントコミュニティー「PdM Runners」が発足。「日本最大のプロダクト志向会社になる」というビジョンを掲げて活動をしています。

PdM RunnersのOKR決定の瞬間

PdM Runnersは、若手向けの研修やPMクライテリア(プロダクトチームを評価するアセスメント)の活用などの検討と検証を進めています。さらに、NTTでプロダクトマネジメントにまつわるカンファレンスを開催することで、社内外にプロダクトマネジメントの実践会社として認知されるのではないか? という仮説に基づき、企画を進めています。

しかし、私たちにはカンファレンスを開くようなノウハウもなく、また、そもそも需要はあるんだろうか? という思いもありました。そのため、仮説検証のためにもまずは小さくLT大会としてオンラインで「Dash」を開催することになりました。

Dashの開催内容と当日の模様

Dashは、PdM Runnersのメンバーが内製で作ったものですが、登壇者は7人、参加者は81人という規模で実施することができました。

当日のタイムテーブル

イベントの最後には及川さんから一つ一つの総評を頂き、大変盛況の中でDashを閉会いたしました。

参加者アンケートでは、NPSが91という驚異的なスコアを達成できました。以下に、実際に参加してくださった方々の声を集めましたのでご覧ください。

  • 短い中にエッセンスや想いを詰め込んだ話が聞けてとても楽しめた。
  • 業務が忙しく学びの時間や相談時間もつくれずボロボロになり疲弊していましたが、このLT大会でモチベーションをもらえました。熱くなれました。プロダクトを世に出し、次は登壇者としてLTできるように頑張りたいです。
  • 及川さんの最後の総評が、振り返りと良いところのまとめ、登壇者のフィードバックを兼ねていてとても良かったと思いました。全ての発表者の方の発表から学びをたくさん得られて、大満足です。
  • 会社が大きいが故に、知らないサービスがたくさんあるので、各プロダクトのサービス企画の苦労話を聞くのは面白いです。異動の希望を出せと言われても、他のサービスや業務の自分の知っている範囲は限られているので、このような場で面白そうな取り組みに触れることができるのは、とても良いですね。
  • 自分はほぼ営業しかやったことがないですが、とても刺激になるイベントでした。次もぜひ参加したいです。

他にもセールス観点からNTT Comのプロダクトの話を聞いてみたい! ベテラン現場社員の話が聞きたい! などの期待の声も頂きました。

Dashは私たちが当初想定していた以上に反響があり、定期的に開催をしていきたいと考えております。また、今後はドコモグループへ拡大し、ゆくゆくはNTTグループ全体でプロダクトマネージャーが集うカンファレンスに育っていけると良いと考えております。

当日の様子

登壇者へインタビュー

イベント後、登壇者である境将吾さんと藤井琢也さんにお話を伺いました。


三村:登壇されようと思われたきっかけを教えてください。

境:元々話す側としても聞く側としてもLTが好きだったこともあり、最初は純粋に面白そうだなと思ったのがきっかけです。運営としてお手伝いしつつPdM Runnersの方々と交流を持てたらいいな、という心持ちで運営メンバーに入っていたら、いつの間にか発表することになっていました(笑)。

三村:そうだったんですね(笑)。 境さんには「プロダクトチームのメンバーを自慢する重要性に気付いたので、自慢します」というとても素敵なタイトルで登壇していただきましたが、なぜこのテーマでお話しようと思ったのですか?

境:自分たちのチームのことを色んな人に知ってもらいたかったからです。

私が所属するDeeptectorチームは、当初サービス企画1人からスタートし、NTTコムエンジのAI経験がある メンバーや AIをやってみたいメンバーに少しずつジョインしてもらって今の編成になりました。メンバーが増えるに従って、内製でできる領域が広がっていき、最近ようやくプロダクトのあるべき姿を本格的に考えられるようになってきました。この流れを保つためにも、NTT Com内で「魅力的なチーム」にしていき、意欲あるメンバーがどんどん入っていくサイクルをつくりたいと思い始めました。

また、メンバーの一人である藤井さんが、チームビルディングの一環としてチームメンバーの人となりや個々人のvisionを共有し合う場を開催し、そこでチームの仕事だけでなく「人」に目を向けることの重要性に気付けたのも大きかったです。メンバーとの関わりを通して、「人」にスポットライトを当ててアピールをしようと思い、今回のテーマ選定に至りました。チームメンバー全員本当に優秀なので、スライドに書きたいことが多すぎて、LTの時間に収めるために削るのに苦労しました。

三村:お話を聞いていると本当に良いチームだと思いますし、境さんがチームメンバーを信頼していることが伝わってきます。同じチームの藤井さんにはDashのロゴを作成いただきましたが、ロゴに込められた思いをお聞かせください。

藤井:「黄金の足を授ける」というコンセプトにしております。意図としては、コーポレートカラーである、コバルトブルーとゴールデンイエローをロゴに活用することで、NTT Comらしさを演出しました。さらに、PdM Runnersというコミュニティー名から、LT大会を陸上競技に見立て、「黄金の足」というワードを勝手ながらチョイスさせていただきました。

DashはLT大会ということもあり、LT登壇者の皆さまには黄金の足を授かっていただき、限られた時間を駆け抜け、最後の及川さんの講評までたどり着いていただくことをイメージしています!

三村:藤井さんはデザイナーとしてのキャリアも広がっていきそうですね。ちなみに今回、藤井さんにも登壇していただきましたが、感想はいかがでしょうか?

藤井:さまざまな感情が湧き上がってきました。

当日は、「コンセプトというもっと大きなもの」というタイトルで発表しましたが、過去の経験を踏まえ、自分自身が今後コンセプトづくりを大切にしていきたいという決意表明にも繋がり、自分自身を見つめ直す良い機会となりました。

また、日頃から一緒に仕事しているPdM 境さんのチームメンバー紹介は、うれしくもあり、恥ずかしくもあったのですが、これまで以上に良いチームにしていきたいと感じ、チーム愛が深まった気がします(笑)。

これからも「まだ見ぬ価値を探し続ける」というチームのミッションの下、お客さまに本質的な価値が届けられるよう、日々の業務に取り組んでいきたいですね。


及川さんから頂いた、お二人への講評の一部を紹介いたします。

境さんの発表に関して

良いプロダクトを作るためには良いチームが必要であり、良いチームから良いプロダクトは生まれる、という両輪のロジックから、“良いチーム”であることは非常に重要。境さんが、あそこまで素敵にチームメンバーについて語れたのはとても良かった。このチームからはより良いプロダクトが生まれるな、という期待感があった。

藤井さんの発表に関して

私は、チームには名前を付けなさいとよく言います。ロゴや言葉が先行したとしても、それに実体が付いてくるということがあるからです。コンセプトドリブンで、意味を込めたロゴや言葉といった形で見せるのは非常に大事だと思います。今回藤井さんがそれを体現できているのは、本当に素晴らしい。

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NTT Comグループは、真の「DX Enabler®」として、お客さまから選ばれ続けるサービス・ソリューションを開発するべく、社外技術顧問の強力な支援の下、日々アップデートしています。そして、Smart Worldを実現するべく、これからも社会的課題の解決に一層取り組んでいきたいと考えています。

今後も、人や組織の成長支援の取り組みについて、ご紹介させていただきます! ソフトウェアエンジニアポストもオープンしていますので、よろしければ、ぜひご覧ください!

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズヒューマンリソース部

三村 正法

西日本営業本部にて京滋エリア企業様のアカウントセールスを担当したのち、現在はヒューマンリソース部で全社の人材開発を担当しております。NTT Comが行っている、新たな人材開発における挑戦を皆さんにお届けします。

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