2025年7月より、NTTコミュニケーションズは
NTTドコモビジネスに社名を変更しました
2025年8月15日

docomo STARTUP発の生成AI「Stella AI for Biz」提供開始!
全国の中堅・中小企業のDXを加速させる新しいサービスに、記者たちも注目

6月16日、大手町プレイス29階「OPEN HUB Park」にてStella AI for Bizの記者発表会が開催されました。Stella AI for Bizは、NTTドコモグループの社員発のアイデアを事業化する新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」からスピンアウトした株式会社SUPERNOVA(スーパーノヴァ、以下、SUPERNOVA)と、NTTドコモビジネスが連携して開発した生成AIサービスです。成長目覚ましい生成AIマーケットの中で、Stella AI for Bizが担う役割とは? 満席となった記者発表会の様子をレポートします。

※NTTコミュニケーションズはNTTドコモビジネスに社名を変更しました

最重要課題は「生産性向上」と「人材確保」──解決の鍵はDXと生成AI

ステージを囲むように配置された記者席は、開始時刻には満席に。まず、ソリューション&マーケティング本部 本髙本部長が登壇し、Stella AI for Bizの事業背景を語りました。

プレゼン風景

「7月1日にNTT Comから社名を変えて新たなスタートを切るNTTドコモビジネスは、最先端テクノロジー・イノベーションを通じ、企業と地域が持続的に成長できる自律分散型社会を支える<産業・地域DXのプラットフォーマー>をめざしています。

中小企業庁の『2025年度版 中小企業白書』によると、中小企業が最も重視する経営課題は生産性向上と人材確保となっています。しかしその打ち手になり得るDX導入に関しては、“よく分からない” “使いこなせない” “予算確保が難しい”などの理由で進んでいません。また生成AIの法人ユースについても、当社の調査で4社に1社は利用に前向きではあるものの、環境未整備や使い方が不明で導入に踏み出せないという声があります。

その一方で、業務効率化を目的として生成AIをいち早く導入した企業の多くは、すでに効果を実感しています。こうした背景を踏まえ、中堅・中小企業向け生成AIサービスStella AI for Bizの提供を開始します。Stella AI for Bizを開発したSUPERNOVAは、NTTドコモグループ社員のアイデアを事業化する新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」からスピンアウトした企業です。今回両社が連携することで、中堅・中小企業のDXを加速させます」(本髙本部長)

ワークスペースを活用し、誰もが気軽に使える生成AIへ

続いて、SUPERNOVA代表取締役社長 木本氏が登壇。

今回提供を開始したStella AI for Bizには「みんなが気軽に生成AIを使えるように」という思いを込めていると、木本氏。生成AIが抱える課題をどう解決できるのかについて3つの特長を挙げ、デモを交えながら解説しました。

■特長①  複数の最新AIモデル・機能に対応

【PDF】

Stella AI for Bizは最新AIモデルへの対応を迅速に行い、常にAI性能を最大化しています。契約すると毎月150クレジットが付与され、利用するAIモデルなどでクレジットを消費します。利用可能な4つのAIモデルのうち、今回、AIモデルの中で人気の「Claude Sonnet 4」を使い放題として提供しています。

■特長②  直感的で日常業務になじむUI・UX

【PDF】

Stella AI for Biz はWeb版に加えてモバイルアプリも提供しているため、オフィスでも外出先でも、場所を選ばずに使えます。さらにブラウザ、Word、Excel、PowerPointなど、日常業務で使用するアプリケーションごとにカスタマイズされた拡張機能群「Stella Extension for Biz」が用意されています。

ワンクリックでの要約や翻訳、選択範囲の解析など、誰でも簡単に生成AIを活用できます。フリーワードやテンプレートを入力するだけで、現在の業務とシームレスにつながるアウトプットを得ることができます。

■特長③  AIの利用方法が溜まるワークスペース

【PDF】

会社内の各部署やチームなどでワークスペースを作成し、業務に最適なAI活用のテンプレートやRAG(Retrieval-Augmented Generation)を共有できます。テンプレートは利用者が直感的に使えるUI・UXで設計されています。例えば「すでにある社内説明資料を基に、新たに社内稟議申請本文を作成する」など、Stella AI for Bizで作ったアウトプットを基に、新たな文書を簡単に作成できます。組織や業務に特化したテンプレートを作成することで、リテラシーに関わらず誰もがAIを活用できるようになります。

導入から運用定着までお任せできるサポート体制

その後、再度登壇した本髙本部長より、サポートについて説明がありました。

「Stella AI for Bizは、ドコモビジネスパッケージに新たなラインアップとして追加されます。お客さまに向けた最大のポイントは<使いこなしサポート>。導入時にはガイドライン策定支援、設定サポートに対応します。導入後は勉強会の開催に加え、疑問やご相談にも専用窓口が迅速に対応します。さらに、AIの活用状況に基づいたアドバイスや事例の共有を通じて、組織全体の利用率向上を伴走型でサポートします。

初期費用は無料で、月額にインクルードされます。お客さまのAIに関する全ての悩みを解決し、日本全国の法人顧客に“使える”から“使いこなせる”への変化を促します。生成AIを使いこなせるようになると、顧客である企業は自分たちの事業のどこで生成AIを活用すべきかが見えてきます。その段階になると、業界・業務に特化したより高度なAIを活用することになるでしょう。Stella AI for Bizをその第一歩として、exaBaseやAIエージェントといったより高度なAIの活用も支援できる体制を整え、日本全国の中堅・中小企業のDXを広く支援していきたいと考えています」(本髙本部長)

記者から寄せられたStella AI for Bizへの関心と期待

最後に、記者との質疑応答が行われました。次々と手が挙がり、多くの質問が寄せられました。その一部をご紹介します。

Q:ターゲットとなる中堅・中小企業の基準は?

A:年商100億未満で情報システム部が整っておらず、経営者が意思決定しなければならないような企業です。少ないIDからでも使えるので、企業にとって導入のハードルが低い。そのメリットをしっかり伝えて、多くの企業にご提案していきたいと考えています。

企業の分野はありとあらゆるところです。例えば流通業では、多店舗への定期的な資料送付業務はかなり軽減できるでしょう。製造業や運輸業でも多くの提案ができると捉えています。

Q:中堅・中小企業が導入すると、どういう効果が生まれるのか?

A:まずは業務の時間削減効果ですね。従業員一人当たりのパフォーマンスが上がることで、人手不足の対応にも貢献できます。また、AIを導入したものの「活用できずに解約」してしまう企業もあります。その防止に有効なのが、先ほどご紹介したワークスペースのテンプレートです。他の社員が作ったテンプレートを簡単に活用・共有できる機能は、導入した組織内で生成AIを初めて使う際のハードルを大きく下げると考えています。

Q:Stella AI for Bizは無料で提供されている生成AIサービスを活用しているが、それらとの差別化は?

A:無料で提供されている生成AIサービスは、ある程度利用するとファイルのアップロードやWeb検索の回数に制限がかかるようになっていますが、そうした制限がありません。企業の情報を参照して回答を生成するRAGも無制限に利用可能ですし、RAGのデータベースを2ステップで簡単に作れるようになっています。なお、RAGデータは、日本国内にあるクラウドサーバー上に暗号化され保存され、厳重に管理されます。

Stella AI for Bizをタッチ&トライ

質疑応答を終えた後、記者たちは会場横に設けられたタッチ&トライのコーナーへ。Stella AI for Bizのモバイル版が搭載されたスマートフォンを手に取り、使い勝手を確かめました。アンケート集計のデモも披露され、スピーディーな処理と直感的なUIに注目が集まりました。

担当より、お客さまへメッセージ

法人における生成AIの活用は急速に拡大しており、すでに多くの企業が導入を開始しています。この動きは今後さらに加速していくと見込まれています。こうした状況の中で「Stella AI for Biz」は、生成AIの導入を初めてご検討される企業の皆さまでも安心してお使いいただける“エントリーモデル”として設計されています。専門的な知識がなくても直感的に操作できるUI、小規模から導入可能な柔軟な設計、導入しやすい価格体系、そして導入時から運用後までを一貫して支援するサポート体制などにより、初期導入のハードルを大きく下げています。「誰でも、すぐに、迷わず使える」体験を実現する本サービスが、貴社の業務効率化や生産性向上に寄与できましたら幸いです。ぜひ一度、お試し・ご相談をご検討ください。

■プレスリリース:
中堅・中小企業のDXを支援する生成AIサービス「Stella AI for Biz」の提供を開始

社員メッセンジャー

NTTドコモビジネスソリューション&マーケティング本部 デジタルマーケティング部

西山 未紗

2022年入社。製造業向け法人営業担当を経て、ドコモビジネスパッケージ「Stella AI for Biz」の企画・販売促進業務に従事。全国の中堅・中小企業のDX化・業務効率化に向け尽力してまいります。

関連記事

お問い合わせ

NTTドコモビジネスでは、いつでもご連絡をお待ちしています。
ご用件に合わせて、下記の担当窓口からお問い合わせください。