日本、南アフリカ、オーストラリアのスター4選手が共同会見!
日本最高峰のトップリーグで初優勝をめざすNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)の4選手が、11月29日(金)、東京・丸の内で共同記者会見を行い、新シーズンへ向けた意気込みなどを語りました。
三菱地所様にご協力いただき、ラグビーの新たな魅力を届ける「丸の内15丁目PROJECT.」で様々な活動を通しラグビーについての情報発信を行う丸の内を会見場所とし、一般の方でも見学頂けるよう明るくアットホームな雰囲気のあるカフェラウンジ「ROUTE CAFE AND THINGS」さんより場所をお借りし実施いたしました。
この日登場したのは、日本代表としてラグビーワールドカップ日本大会を戦ったナンバーエイトのアマナキ・レレイ・マフィ。
そして、パートナーシップを締結したフランス国内リーグ(TOP14)の強豪、LOUラグビークラブで武者修行をしたウイングの山田章仁。
そして強力な新加入選手が、この2人。
南アフリカ代表としてラグビーワールドカップ日本大会で優勝したフッカーのマルコム・マークス。
白血病を克服してオーストラリア代表に返り咲き、ラグビーワールドカップでもベスト8進出に貢献したスタンドオフのクリスチャン・リアリーファノです。
記者会見は内山浩文GMより「場所をご提供くださいましたROUTE CAFE AND THINGS様、丸ビル様、三菱地所様、ラグビーワールドカップの大会期間中に情報発信の中心的存在となった皆さまと、こうしてコラボレーションさせて頂くことを大変嬉しく思っております。重ねて御礼申し上げます。
シャイニングアークスは今年もちろん優勝を目指しています。またdeleteC やSDGs の取り組みソーシャルにラグビーをつなげて新しいムーブメントを起こすことを目指していますので、皆様乞うご期待ください。」と挨拶からスタート。
続いて、報道陣との一問一答へ。順番にアマナキ、リアリーファノ、マークス、山田が質問に答えました。
アマナキ・レレイ・マフィ選手一問一答
――ワールドカップで日本代表が躍進しましたが、周囲の反応はどうでしたか?
私たちはベスト8が目標でした。すごく嬉しくて、周りの人達も喜んでくれました。これからは優勝を目指し、4年後にむけて頑張っていきたいです。
――4年後のワールドカップ・フランス大会へ向けて、どう成長していきたいですか?
優勝を目指す。すごくタフですが、まだ力は残っています。
ただ死ぬほど練習した結果がベスト8なので、どういう練習をすれば1位になるのか、ホンマに分からない。(ワールドカップで優勝した南アフリカの)マークスに聞いたら分かるかもしれない(笑)
――マークス選手とリアリーファノ選手から、どんなことを学びたいですか?
相手チームとしての2人と戦うのはイヤですね。同じチームになるのは、本当にありがたい。ワールドクラスです。
(リアリーファノは)ゲームをコントロールしてくれる。(マークスは)セットピースとブレイクダウンがすごい。
この2人と一緒に戦うことを楽しみにしています。それで最後に山田さんがトライをする!(笑 )
京都で四年間を過ごした本人は、関西弁を交えながら受け答えをおこない終始和やかな雰囲気での質疑応答の時間となりました。
クリスチャン・リアリーファノ選手 一問一答
――アークスの印象を教えて下さい。
ワールドカップ後はオーストラリアでトレーニングをしていました。アークスは素晴らしいチームで、合流できることを楽しみにしていました。
(豊田自動織機でプレーした)昨シーズンに対戦したことがありますが、プレースタイルが好きです。プレーできることを楽しみにしています。
――オーストラリア代表として参加したラグビーワールドカップ日本大会の印象は?
とても良い大会で、環境も素晴らしく、サポートもクオリティの高い大会でした。
チームメイトとは日本の素晴らしい人びとについて話していました。日本代表だけでなく、他の国もサポートしていました。
また大会中はたくさんのお寿司、ラーメンを食べました。日本、大好きです。
――日本ラグビーのどこに魅力を感じ、どのような理由で日本でのプレーを選んだのですか?
一番大きな理由が、日本でのラグビーの人気度が急成長していることです。
トップリーグのサポートも増えてきていて、ラグビー自体も強くなっています。それを見て、子供達もラグビーをしたいと思っています。
自分も何らかの形で貢献できればと思い、日本 を選びました。
マルコム・マークス選手 一問一答
――ワールドカップ日本大会で南アフリカが優勝して、母国では熱狂的な歓迎を受けたそうですね。
もちろん日本にもサポーターは来てくれていましたが、(南アフリカに帰って)どれだけのサポーターが応援してくれていたのかを見て、初めて気づかされました。
今回の優勝によって、若い世代に良い刺激を与えることができれば、ラグビーの成長にもつながると思います。
今回ラグビーを通して伝えることができたのは、さまざまなバックグラウンドを持つ選手達が、ひとつになれば活躍できるということです。
――アマナキ選手の質問にもありましたが、世界一になるためにどんな練習をしてきたのですか?
もちろんきついトレーニングをしてきましたが、正直に言うと、日本よりもきついトレーニングをしたとは思いません。
どのチームがよりたくさん練習しているかではなく、チームがひとつのゴールに向かって、どれだけまとまることができるか、ということが重要だと思っています。
――トップリーグで対戦を楽しみにしている選手はいますか?
一番ホッとしているのは、ナキ(アマナキ)と対戦しなくていいことです(笑)
トップリーグは私にとって良い試練になります。トップリーグで出来るだけたくさんのことを学びたいと思っています。
――トップリーグの印象を教えてください。
日本に来てから(アークスで)トレーニングは2日しかしていませんが、アークスはフィールドを広く使ったワイド展開をするチームです。またアークスの選手たちはフィットネスがあって速いです。
南アフリカとは違ったラグビースタイルですが、これにフィットするために、成長が必要です。どこにいても、その国のラグビーに順応することが重要だと思っています。
山田章仁選手 一問一答
――今年8月から、フランスのリヨン市にある強豪「LOUラグビークラブ」に参加しました。どのような経験をしたのですか?
チームに帯同し入り込んで、ラグビー選手として学べることを吸収し、自分自身を成長させてきました。
合流したときはチームが好調で、試合にはすべて勝っていて、流れも良かったです。試合に出ることはできませんでしたが、ウイニングカルチャーを学ぶことができて良かったです。
――フランスで学んだことは?
フランスに限らず、海外でプレーするときは自分の強みをどう選手に伝えるか、プレーの時間で魅せるか――それはオフ・フィールドでも始まっているところで、その部分は学べました。
僕はあちら側から見たら外国人ですが、とても快く受け入れてくれて、素晴らしい環境でした。
ここにいる2人も含めて、新しく入団した選手は文化の違いに戸惑うところもあると思うので、チーム全体としてサポートしていければと思っています。
――フランスで行われる次のワールドカップはどんな大会になりそうですか?
フランスはラグビーが文化に根づいていて、TOP14(フランス国内リーグ)も非常に盛り上がっています。
人びとがスポーツの楽しみ方をわかっているので、間違いなく盛り上がると思います。
――今後の目標を教えてください。
日本でラグビーをしている以上は日本代表にチャレンジしていきたいと思います。
その前に、アークスには素晴らしいチームメイトと環境があるので、優勝を目指してやっていくことが重要だと思います。
報道陣からの質問が終わり、会見はフォトセッションへ。
ここでは報道陣だけでなく、急きょ参加してくれたファンの方々にも写真撮影の時間が設けられました。
会見後は出口で4選手が待ち受け、参加してくれた報道陣をお見送り。ファンとも交流を楽しみました。
まばゆいほどの輝きを持つスター4選手が揃った豪華会見。アークスの明るい未来を予感させる時間になりました。