5月29日(水)、NTTコミュニケーションズ第四営業本部と連携し、TOTO株式会社様(以下TOTO様)向けに健康イベントを開催しました。
これまで“健康アクションメドレー”や“浦安市役所押しかけラグビー”など健康促進を目的とした様々な活動を行ってきた選手達。
今回は新たに、顧客企業向けの健康イベントにチャレンジしました。
TOTO様は「健康経営」に力を入れられているとともに、今年9月に開幕する「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のオフィシャルスポンサーであり、ラグビーとの縁もあったことから、営業担当である第四営業本部 佐藤元太さん(元シャイニングアークス選手)が中心となり健康イベントの実施が実現することになりました。
この日参加した選手は4名。(小泉選手、目崎選手、池田選手、齋藤選手)
汐留ビルディング24階の社員食堂に、仕事を終えたTOTO様の社員約40人が集まりました。
今回のイベントの趣旨や経緯の説明、シャイニングアークス・選手の紹介の後は、早速プログラムがスタート。
10人ずつのグループを作り輪になってボールをパスする練習から行いました。
はじめは緊張もありテンポよくパスすることが難しかったようですが、パスの回数を競うチーム対抗戦では、最下位は腕立て伏せ5回という罰ゲームが課されるとあって、どのチームも真剣な表情で取り組んでいました。
ラグビー体験の後は、全員で「シェイピングアークス」に挑戦。
「スクワット」と「後ろランジ」、「ヒップリフト」の3種類のトレーニングを行いました。
正しい姿勢で行うことが重要なトレーニングのため、選手達は参加者の一人一人の姿勢をしっかりとチェックします。
小泉選手は「効果的なトレーニングを行うためにはスクワットで代謝を上げた後に、細かい動きのトレーニングをしましょう」と、選手ならではの知識を披露しました。
休憩を挟み、「コアセラピー」と「TABATA」という2つのプログラムに分かれます。
「コアセラピー」では、体の軸として全身を支える部分「体幹」を鍛えるトレーニングとして、両方の肘から下を床につけ、両腕とつま先で体を支える“プランク”というメニューを行います。
先ずは齊藤選手がプランクでまっすぐの姿勢をキープしている背中に、105㎏ほどの体重がある目崎選手が乗って見せて、「スクラムの最前列で前と後ろからの圧に耐えるには、これくらいのことができないとダメなんです」と説明。
齋藤選手は「もう1人くらいいけます」と答え、参加者を驚かせていました。
このプランクを45秒キープすることにチャレンジ。
20秒ほど経って腕や体がぐらつく人が出てくると、目崎選手は自身も一緒にやりつつ「プルプルしてきましたね~。」と残りの秒数をカウントダウンしながら参加者を鼓舞していました。
一方の「TABATA」は、20秒間の強度の高い運動と10秒間の休息を1ラウンドとして、それを繰り返すトレーニング。
「スクワット」「腕立て伏せ」「後ろランジ」「マウンテンクライマー」というメニューを4分間繰り返す内容で、小泉選手から「休みなく動き続けることが大切です!」とアドバイスを受けると早速スタート。
池田選手も一緒に行いましたが、かなりきつそうな表情。
現役選手でさえハードに感じるプログラムですが、参加者は声を上げてリズムを取りながら最後までがんばって動き続けていました。
1時間のイベントはあっという間に終了。
参加者たちはやり遂げた達成感を得た表情を見せてくれました。
選手たちは最後に、思っていた以上に参加者の方が動けていることに驚いたことや、いい姿勢を意識して、毎日少しずつでもトレーニングを続けてくださいと話し、6月23日に開幕するトップリーグカップ戦vs東芝について案内しました。
「今僕たちは笑っていますが、試合では違う表情で戦っています。ぜひ応援に来てください」と呼びかけ、最後は参加者と握手をしたり、記念撮影をするなど交流を深めたところで、健康イベントは終了しました。
参加頂きました2名の方に感想を頂きました。

はじめてラグビー選手を生で見たのですが、大きくて、筋肉が太くてびっくりしました!
後ろ姿からも熱気を感じたし、体の厚みがすごくて本当に驚きました。圧がすごい(笑)
あと、とてもかっこよかったです!
今回のトレーニングは家でもできる簡単にできるものなので、毎日続けて行きたいと思います。
実はラグビーは見たことがなかったのですが・・・これから見たいと思います。
そして家に帰ったらまず家族に今日の選手達のことを話します!(笑)

現役のラグビー選手、それもTOPリーガーが来てくれるなら是非教えてほしいと思ったので参加しました。
トレーニングはしんどかったけど、でも楽しかった!
選手が教えてくれることがまずうれしいし、上手に盛り上げてくれたので、すごく楽しめました。
今日教わったことをこれから毎日、長く続けられるようにがんばります!
今回の健康イベントを中心となって進めたのは、2013年にシャイニングアークスを退団、その後、2014年8月~2018年8月までチームのリクルーターとして携わった、第四営業本部 佐藤元太さん。
引退後も社員として活躍する佐藤さんにもお話を伺いました。

――営業活動の中でラグビーの経験が役立っているなと実感することはありますか?
営業活動の中で一番感じていることは、ラグビーを通して出会った人と人とのつながりが非常に大切なものだということです。
ラグビーで出会った友人がお客様をご紹介してくれたり、お客様がラグビー経験者で共通の友人、知人がいたりなど様々な場面でラグビーがお客様との間を繋げてくれます。
現役の頃は想像できませんでしたが、あの頃の出会いがとても大切だったと実感しています。
――ラグビー部OBとして、今後どのように活躍していきたいですか?
現在、現役選手がフューチャーセッションとしてアスリート社員としての価値を高めようと試行錯誤しながらいろいろな取り組みなどを発案、実行しています。
ラグビー部のOBとして、そんな選手達が活躍できる場を一つでも多く作れるように、また、現役を終えた選手が様々な部署でいろいろなことにチャレンジできるように、微力ながら道を作っていきたいです。
私自身、営業マンとしてはまだまだですがお客様に寄り添える営業マンになりたいですね・・・頑張ります(笑)
顧客企業向けの健康イベントに初めて講師として参加した池田選手、齋藤選手から感想を頂きました。
池田選手

少しハードな運動も織り交ぜながらの1時間でしたが、皆さん楽しそうに行ってくださったので良かったと思います。
こういった活動で、少しでもラグビーや運動に興味を持っていただく機会が増えてくれれば嬉しいです。
齋藤選手

最初は少し緊張しましたがとても良い雰囲気で、すごく楽しい時間でした。毎日のようにトレーニングしている自分たちから具体的なことを伝えられる場として今回のイベントは良い内容だったと思います。
何より参加してくださった皆さんが笑顔で帰って頂いた事がとても嬉しかったです。
選手たちが持つ、トレーニングやメンタルコントロールといったセルフマネジメントのスキル。シャイニングアークスは、グラウンドの外でも「ラグビー選手だからこそ、シャイニングアークスの選手だからこそ」持っているスキルを活かし、今後も社会に貢献できるよう努めていきます。