試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2022年4月15日19時00分 KICK OFFNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 SEASON リーグ戦

シャイニングアークス東京ベイ浦安シャイニングアークス東京ベイ浦安

vs

横浜キヤノンイーグルス横浜キヤノンイーグルス

5vs35

前半5 - 14

後半0 - 21

雨の金曜ナイターで悔しい敗戦!!
次戦は必勝「千葉ダービー」!!

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霧雨が降り続け、夜の秩父宮ラグビー場は季節外れの寒さ。

しかしピッチは熱く、両軍は激しく火花を散らした。

4月15日(金)、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安が、NTTリーグワン2022の第13節に臨んだ。

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『JALラグビーナイト』と題されたホストゲームで、聖地・秩父宮ラグビー場(東京)は夜空の下で煌びやかだった。

開場前から音楽が鳴り響き、まばゆい光線が頭上のスタジアム壁面を彩る。「こんな秩父宮見たことない」。来場した若い女性の一人が驚嘆していた。

入場ゲートではJALの現役客室乗務員の皆さんが来場者を出迎え、先着5000名に用意されたフォームハンドなどを配布。

会場では機内アナウンスを模したユニークな試合ガイド、マナー解説も行われ、金曜ナイターを大いに盛り上げた。

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必勝を期するアークスは3勝9敗(うち不戦敗3)の11位だ。

16戦あるレギュラーシーズンは残り4試合となり、下位2チームが回ることになった入替戦回避へ向けて、ひとつでも多く勝ち星を重ねたい状況。

今回の相手は4位の横浜キヤノンイーグルス。

昨シーズンは“負けたら終わり”のプレーオフで敗戦した相手であり、悔しさをぶつける雪辱戦だ。

一方、横浜キヤノンイーグルスも4強進出へ一戦も落とせない状況。必勝態勢を敷く両軍がプライドを懸けて激突した。

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アークスの先発は先週から8人変更。PR(プロップ)には齊藤剣、竹内柊平が入り、LO(ロック)は中島進護、ジミー・トゥポウが揃ってスタメン入り。

スタメン予告があったトンプソンルークに代わり急遽マッケンジーアレキサンダーが6番に。日本代表のジェームス・ムーアは今季初のNo.8(ナンバーエイト)だ。

司令塔にはオテレ・ブラックが復帰し、無類のハードワーカーであるキャプテン、CTB(センター)シェーン・ゲイツも帰ってきた。そしてリザーブには新たに上田竜太郎、金正奎が入り、19時にキックオフを迎えた。

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相手の先制トライは力負けではなかった。前半6分、攻撃的なキックを捕球されて切り替えされた。

「クロスキック(フィールドを横断するロングキック)が相手のトライに繋がったのはアンラッキーな部分もありました」(SO(スタンドオフ)オテレ・ブラック)

いきなり7点を先制されたアークスは、前半のスクラム戦でも苦しんだ。

横浜キヤノンイーグルスのPR五十嵐優選手は、アークスについて「『リーグワンで一番スクラムが強い』という話をしていました」と警戒。

その上で、ファースト・スクラムで真っ向勝負。アークスからペナルティを奪い、序盤戦を有利に進めた。

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雨中戦でアークスは粘り強くファイトした。

PR竹内は効果的なボールキャリーを重ね、WTB(ウイング)石井魁は特大キックでチャンスを創出。

しかし相手の堅守に得点を奪えずにいると、前半19分にNo.8ムーアがハイタックルでシンビン(10分間の一時退場)。14人の間に1トライ(前半24分)を奪われた。

そんな劣勢で頼りになるのは、相手が“リーグ最強”と警戒していたアークスの強力スクラムだ。

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No.8ムーアも戻っていたスクラムで、PR齊藤らFW8人が強力プッシュ。相手の反則を誘発し、敵陣に入ってラインアウトモール。

モールの攻防が武器である横浜キヤノンイーグルスを押し込むと、最後はFLアレキサンダーが低い姿勢で突っ込み、今季自身2トライ目!!

5点を返し、9点ビハインド(5-14)で後半へ向かった。

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そして勝負の後半40分間が始まった。

しかしスタンドオフで途中出場したグレイグ・レイドローは異変に気付いていた。

「厳しい試合展開でした。序盤で少し自信を失い、自分たちが勝つ可能性を少しずつ失ってしまいました」

後半開始直後、キックオフのボールを確保できず乱調気味のスタート。すると直後、ラインアウトのサインプレーからトライを奪われてしまった。

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劣勢ムードの中、この日機動力を見せつけたのはFLマッケンジーだった。

後半5分に相手選手がインゴールでノックオン。ここでボールを追いかけ、日本人の母を持つ24歳が絶妙なタッチダウン。しかしビデオ判定によりトライはならず。

ここから2連続のペナルティで自陣に後退すると、後半10分、相手得意のモールから失トライ。この日4トライ目を許し、ビハインドは23点(5-28)となってしまった。

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アークスは再三敵陣に入った。

横浜キヤノンイーグルスはラックへの寄りが速く、粘り強かった。アークスは得点機でのラインアウトでミスも続き、もどかしい場面が続いていく。

攻めては戻される。そのたびにアークスは必死に自陣へ帰り、諦めずにアタックを繰り返した。

途中出場の金正奎、ヘンリーブラッキンの献身的な守備、トライを防ぐFLギルのインターセプトもあった。

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しかし攻撃で相手の我慢強いディフェンスを崩せず、後半ロスタイムには逆にゴール前のクイックスタートから相手がダメ押しトライ。

最終スコアは5-35となり、10敗目を喫した。

悔しいー。だが敗戦は成長の糧になる。次戦は4月24日(日)。相手は同じ千葉県に本拠地を置く12位のNECグリーンロケッツ東葛。

勝ち点1差で激突することになった「千葉ダービー」が次なる舞台だ。

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ロブ・ペニー監督の声

ロブ・ペニー監督

試合はかなりスローでガッカリなスタートでした。先週は、一貫性がないシーズンの中で、ワイルドナイツさんと良い試合をして期待をしていましたが、今日はイーグルスさんが効果的な試合をして、結果的に彼らが上回りました。

――ラインアウトでボールを取られるシーンがありました。

ラインアウトのコンテスト(競争)自体は良く、両チームがスティールしていたと思います。ただレフリングに一貫性がないことによる影響がありました。ラインアウトでのプレーにおいて、アークス側がペナライズされ、同じプレーを相手がしてもペナライズされないことがありました。

また判定に関しては、マッケンジー(アレキサンダー)のトライは押さえているように見えましたが、トライにはなりませんでした。一方で(前半24分の相手のトライは)シンゴ(中島進護)がブレイクダウンで引っ張り込まれている間にピック&ゴーでトライをされました。そこが試合を変える判定になったと思います。

――来季の予測が立てにくい状況です。

チーム内部でも再編についてはかなりプレッシャーが掛かっている部分はあります。こうした状況で準備を進めるのは簡単ではありません。私も白髪も増えてきて、年齢を重ねているので「こういうこともある」と受け入れやすくはなっていますが、マネジメントスタッフ含めてチームにはきつい状況ではあります。

――レイドロー選手を10番で起用している理由は?

汎用性の高い選手であり、9、10番で経験のある選手です。今週はベンチスタートで、途中から9、10番のどちらでも起用できることが活かしました。どちらがインパクトを与えられるのか、という理由を元に判断しています。

――飯沼選手はデビュー2戦目でした。

飯沼選手は若く才能のある選手です。日本のラグビー界に長期的に良いインパクトを残せると信じています。今日はFWで負けている展開でしたが、良いパフォーマンスを残していました。FWが負けていると9番が良いパフォーマンスをすることは難しいですが、その中でも良い面を残したことが、彼が良い選手であることを示しています。

CTBシェーン・ゲイツ主将の声

CTBシェーン・ゲイツ主将

チームに勢いをつけたかったですが、なかなか実現できませんでした。それ以外のコメントはロブ(・ペニー監督)に100%同意しています。

SO オテレ・ブラック選手の声

SOオテレ・ブラック選手

悪天候の中で自分たちのラグビーを効果的にプレーすることができませんでした。イーグルスさんは効果的な試合をしていたと思います。

――蹴ったキックが相手ボールになったシーンがありました。

キックは遂行力が重要です。クロスキックから相手のトライ(前半6分)に繋がったのはアンラッキーな部分もありました。イーグルスさんのようにバウンドするキックを活用した方が良かったかもしれません。

――ハーフ団を組んだ飯沼選手の印象を教えてください。

かなりエキサイティングなプレイヤーです。身体は大きくないですが、勇敢です。向上心があり、僕やグレイグによく質問をしてきます。この先とても期待が出来る選手です。

グレイグ・レイドロー選手の声

グレイグ・レイドロー選手

厳しい試合展開でした。序盤で自信を少し失い、自分たちが勝つ可能性を少しずつ失ってしまいました。

――途中出場し、ペナルティから速攻していた場面がありましたが。

シンプルにゲームのテンポを上げたかったんです。理想としてタッチに蹴り出したいですが、ラインアウトで負けていました。そうした理由から速攻を選択しました。

――雨の多いスコットランドの出身で、雨中戦は慣れていると思いますが、どのように対応しようとしましたか?

我々はコンディションに上手く対応できていませんでした。イーグルスさんはキックを上手く使っていました。我々もキックを活用してエリアを取りに行くべきでした。

――シーズンにおいて一貫性を作るにはどうしたらよいと思いますか?

一貫性を持つためには基礎的な部分を突き詰めることです。一つひとつのコンタクトで負けていたらリズムは出ません。どこが自分たちに欠けていたかを突き詰めるしかありません。

――同じスクラムハーフとして、飯沼選手の印象を教えてください。

彼が一番突出しているのは競争心が高いことです。勝つ意欲が高く、エキサイティングな選手です。そうしたマインドの選手をリクルートしていくことは大事です。性格の部分で、他の誰よりも負けない、という気持ちはラグビーの能力よりも重要かもしれません。もちろん彼の場合は能力もあります。

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