試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2021年12月30日13時00分 KICK OFFプレシーズン練習試合

シャイニングアークス東京ベイ浦安シャイニングアークス東京ベイ浦安

vs

三重ホンダヒート三重ホンダヒート

29vs59

前半5 - 31

後半24 - 28

試合には敗れるも、
プレシーズンマッチ10戦を充実の7勝3敗で終える。
いざNTTリーグワン2022、開幕へ!!

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NTTリーグワン2022の開幕までに組まれたプレシーズンマッチは10試合。

ここまで7勝2敗と大きく勝ち越していることについて、9年目を迎えた経験豊富なPR(プロップ)上田竜太郎は手応えを感じている。

「試合をやるごとに良い感じで仕上がってきています。例年よりも選手層が厚いです」

リーグ開幕戦【1月8日(土)】を翌週に控えた2021年12月30日(木)。プレシーズンマッチは10試合目を迎えた。

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NTTリーグワン2022の最高峰「ディビジョン1」に所属するNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安。

プレシーズンマッチ最終戦の相手は、今季2度目の対戦となる三重ホンダヒートだ。

三重県をホストエリアとするディビジョン2の所属チームで、バックスは決定力があり、フォワードは強力なスクラム、安定したラインアウトも大きな武器だ。

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この日のアークスは日本人選手を中心としたメンバー構成

先週からは先発15人中10人が代わり、フォワード第1列がPR上田、HO(フッカー)三浦嶺の同期コンビと、2年目のPR竹内柊平。

LO(ロック)にはFL(フランカー)もできる斉田倫輝が入り、2年目の坂和樹が明治大学時代から馴染みのあるNo.8(ナンバーエイト)でスタメンに。

ゲームキャプテンは得意の速攻などで業師ぶりを発揮している9年目のSH(スクラムハーフ)西橋勇人。

さらには万能バックスのCTB(センター)シルヴィアン・マフーザ、7人制韓国代表のWTB(ウイング)張容興、才気溢れるFB(フルバック) 安田卓平が先発となった。

この日は有観客試合。ピッチサイドからサポーターズ倶楽部会員限定抽選で当選した観客が見守るなか、午後1時、キックオフボールが宙を舞った。

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開始早々、まずはPR上田が相手のビッグゲインを防ぐ守備を見せれば、2年目のPR竹内が相手スクラムハーフにプレッシャーをかけて攻守交代。先発フロントローが守備で魅せる。

しかし三重ホンダヒートも反撃し、スクラムで奪った反則から速攻。前半4分、ウイングが左大外で先制トライを決めた。

5点を追いかけるアークスは、ゲームキャプテンが存在感を示す。

2度目のスクラムで強制PK(ペナルティキック)を奪って敵陣に入ると、ラインアウトの混戦から、ゲームキャプテンのSH西橋がタックラー2人を振り解いて右中間へ!!チーム初トライで同点(5-5)に追いついた。

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ここからアークスが攻勢。正確なスローイング技術を誇るHO三浦は、ラインアウトからのサインプレーでビッグゲイン。

しかしキック合戦でのミスにより後退すると、前半19分に防御裏へのキックを再獲得されて失トライ。さらに前半は3連続トライ(22、35、41分)を浴びて26点ビハインド(5-31)に。

アークスは自慢のスクラムでは力を発揮したが、得点機での相手ジャッカル(倒れた相手からボールを奪う守備プレー)、敵陣ラインアウト、ハンドリングのエラーなどにより得点機にスコアできない。

パワフルな海外出身選手も多かった三重ホンダヒートの圧力を受けてしまい、前半を5-31で折り返した。

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後半から8人を変えたアークス。

後半最初のトライこそ2分に奪われるが、直後の同6分には反転攻勢。

途中出場のHO藤村琉士がルーキー離れしたフィジカリティでゲインすると、こちらも途中出場のSO(スタンドオフ)松尾将太郎が低い姿勢でさらにゲイン。

SH光井勇人がハイテンポを刻むと、ミスのない波状攻撃を仕留めたのは快足バックスの安田卓平。巧みなハンドリングから安田が突破。インゴールへ駆け込んでチーム2トライ目をスコアした。

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後半12分にはぐるりと回転したスクラムにより、ゴール前の守備が手薄になる不運からトライを奪われるが、12-45で迎えた後半24分だった。

アークスはスクラムで圧力を加えると、孤立した相手キャリアーに覆いかぶさりジャッカル成功。ここからFWの近場勝負を仕掛け、最後は途中出場のジミー・トゥポウが身体をターンさせながら技アリのトライ。

さらに後半31分には敵陣右のラインアウトモールから、目崎啓志が強力なレッグドライブで連続トライを奪取!!点差(24-45)を詰めた。

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チーム4トライ目を奪ったアークスだが、残り時間は約10分。

ボールを保持して自陣から展開するが、そこを狙っていた三重ホンダヒートにインターセプトを許して後半33分に7失点。

3分後にはLOトゥポウ得意のオフロードパスから、センターに入った前田土芽の独走トライが生まれるが、後半ロスタイムにもパスミスからの攻守交代により失点。29-59でノーサイドを迎えた。

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ケガからの復帰戦となった後半出場のSO喜連航平は、敗戦の中にある収穫を語った。

「やはりボールを展開したら良いアタックをしています。ただいろいろな場面で先手を取られると劣勢になってしまいます。その課題が出たことは逆に収穫です」

チームの視線は前を向いている。

1月8日(土)にチーム開幕戦を迎えるNTTリーグワン2022。

アークスは、ビジターとして兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に乗り込み、2018年度リーグ優勝のコベルコ神戸スティーラーズと相まみえる。

一丸となり、輝くときがやってきた。

PR 上田竜太郎選手の声

PR 上田竜太郎選手選手

――先発出場した今日の試合を振り返ってください。

「自分たちのやろうとしていることを出し切ろう」と話して臨み、良い面も悪い面もありました。今年最後の試合だったので、もちろん勝利で終えられたら良かったです。すぐに開幕を迎えるので、しっかり反省して良い準備をしたいと思います。

――良い面を挙げるとすると?

こちらは日本人選手が中心で、三重ホンダヒートさんは海外出身選手も多かったのですが、セットプレーでは押されることはなく、自分たちのやってきたことは出せたかなと思います。ただ大きいFWに対しても勝ち切らないといけない、という点は課題です。

――今季は10試合の練習試合がありましたが、振り返っていかがですか?

試合をやるごとに良い感じで仕上がってきています。例年よりも選手層が厚いです。シーズンも長いので、総力戦でしっかり勝てればと思います。

SO 喜連航平選手の声

SO 喜連航平選手

――後半出場した今日の試合を振り返ってください。

アークスのアタックを出しづらいディフェンスをするチームで、追々のアタックになって、先手を取られた感じになりました。徐々に展開するアタックが出て、追い上げる形になりました。しかしなかなか追い上げられなかった、という印象です。

相手は開幕前に調整する大事な時期だったと思いますが、こちらはアピールをしたいメンバーも多かったです。「自分の色を出しながらチームとしても良い方向に」という個人の意識もあるなか、相手はシーズン直前の出来上がっているチームで、そこが差になって表れたかなと思います。

――ケガからの復帰戦でした。

近鉄戦後にケガをしましたが、今日は良かったと思います。自分で行きたいところもありましたが、チームにフィットして、外の選手がボールを持つ展開をすることができました。リハビリしてここまで来て、チームに溶け込み、試合を終えられたことが良かったと思います。

――チームの収穫はありましたか?

やはりボールを展開したら良いアタックをしています。ただいろいろな場面で先手を取られると劣勢になってしまいます。その課題が出たことは逆に収穫です。

――リハビリ中、観戦アプリ『SpoLive』では解説者として活躍していました。

チームの裏側にある「実は」という部分は、皆さんあまり知らないと思うので伝えていきたいです。深掘りすると楽しい部分がたくさんあるので、需要があるなら今後もやっていきたいです。楽しんでもらえたら嬉しいですし、そのような場(SpoLive解説)があることにも感謝しています。

――『SpoLive』を通じて交流してきた皆さんを含め、ファンの方々へメッセージをお願いします!!

ようやく試合に復帰することができました。『SpoLive』でいつも応援してくれる方の前でプレーできたことも嬉しいことです。ケガを治しながら万全の状態で応援してもらえるよう、これからも頑張りたいです。

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