試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2020年12月5日14時00分 KICK OFFプレシーズン練習試合

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

NTTドコモレッドハリケーンズNTTドコモレッドハリケーンズ

5vs17

前半5 - 7

後半0 - 10

リーグ開幕まで1か月強!NTTドコモとのプレシーズンマッチ初陣で実戦経験を上積み!

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2021年1月16日(土)に開幕する日本最高峰「ジャパンラグビートップリーグ2021」へ向けて、NTTコミュニケーションズ シャーニングアークス(以下アークス)のプレシーズンマッチがスタート!

プレシーズンマッチは12月から1月にかけて、アークス浦安パーク(千葉県浦安市)で計4試合、静岡で1試合を予定。5試合分の実戦経験を積み、新春の東京・国立競技場で行われるリーグ開幕戦へ向かいます。

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昨シーズンは新型コロナウイルスの世界的流行により、第7節以降のリーグが中止に。4勝2敗でシーズンが終わる無念を味わいました。

昨年の悔しさを爆発させる新シーズンは、新たな取り組みとしてチーム初の共同キャプテン制を導入!

7年目のFL(フランカー)金正奎、6年目のLO(ロック)中島進護という2人のリーダーがアークスを牽引します。

攻撃面では「キープ・アタッキング・ビッグスペース」を掲げ、今シーズンもボールが大きく動くエキサイティングなラグビーを志向。来たるトップリーグで、チーム史上初の「4強入り」を目指します。

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そして、コロナ禍によるリーグ中止から約9か月。

アークスは12月5日(土)、本拠地・アークス浦安パークに、NTTドコモ レッドハリケーンズ(以下NTTドコモ)を迎えて、今シーズン初となる練習試合を行いました。

アークスは先発メンバーに両共同キャプテン(LO中島、FL金)をはじめ、新加入選手ではFL(フランカー)リアム・ギル、SH(スクラムハーフ)グレイグ・レイドローが名を連ねました。

またリザーブでは、同じく2021年度へ向けて新加入のHO(フッカー)アナル・ランギ、LO(ロック)ルイス・コンラディーもメンバー入り。2人も途中出場からアークス・デビューを果たしました!

※アークスの試合登録メンバーはこちら!

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NTTドコモとの一戦は伝統の「NTTダービー」。しかしこの日は試合を通して雨が降り続き、ボールが滑りやすいコンディション。

ただLO中島共同キャプテンは、キックの活用といった「雨中戦のセオリー」にこだわらなかった、と語りました。

「雨だからキックを多く使うといったことはせず、アタックでもディフェンスでも『今まで自分達がやってきたことをやろう』と話していました」(LO中島共同キャプテン)

1点でも相手を上回ればいい――そんな一戦必勝の戦い方ではなく、これまで積み重ねを正直に相手にぶつける。そこで課題が見つかれば修正し、成長の糧にすることが練習試合の意義のひとつ。

NTTドコモはそんな練習試合を11月から2試合行っており、清水建設(34-19)、パナソニック(47-7)と2連勝。早々に実戦経験を重ねており、上り調子で浦安にやってきました。

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午後2時ながら風雨もあり、肌に痛みが走るような寒さのなか、NTTドコモのキックオフで試合開始。

先制点はアークス。元スコットランド代表キャプテン、SHレイドローの好判断が光りました。

相手の反則から敵陣に入ったアークスは前半6分。

自軍ボールのラインアウトが後方に反れ、ボールを確保した相手がショートキック。これを再獲得したアークスはSHレイドローが無人エリアへすかさずキック!

背走する相手15番に対し、3年目のCTB(センター)池田悠希が追走。こぼれ球をドリブルでインゴールへ転がし、チェイスしていた加入3年目のWTB(ウイング)石井魁が押さえて先制トライ!

キックの世界的名手、SHレイドローのゴールキックは外れたものの、アークスがトライによる5点を先取しました。

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アークスの大きな武器のひとつは、やはり強力なセットピース(スクラム、ラインアウト)。

しかしこの日のセットピースは不安定。またラックではたびたびジャッカル(ラックでボールを奪い取る守備プレー)を許してしまいます。

守勢に回るアークスですが、ディフェンスでは好プレーを連発。

7人制韓国代表で、愛称「チャン」のWTB張容興が、今年NTTドコモに新加入した南アフリカ代表のWTBマカゾレ・マピンピ選手を好タックルで止めれば、HOセコナイア・ポレも落球を誘うビッグタックルを見せます。

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堅守を敷くアークスは、さらに相手ボールのこぼれ球をNO8(ナンバーエイト)ヴィリー・ブリッツが確保してカウンター。

ここでフォローしていたのは、昨シーズンの怪我から復帰したCTBシェーン・ゲイツ。相手に反則が続いて敵陣深くに攻め入りますが、やはりラックで絡まれてしまい攻守交代。チャンスを活かせません。

するとNTTドコモは前半28分、アークスの反則からラインアウトモールを組んでチーム初トライ。ゴールも成功し、アークスは5-7と逆転を許しました。

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アークスも献身的なLO中島共同キャプテン、80分間出場のFL金共同キャプテンを筆頭に、NTTドコモの防御壁に激しく突進。

しかしNTTドコモはスクラム戦でも劣勢を許さず。前半を2点リード(7-5)のまま折り返しました。

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後半も雨が降り続き、お互いにミスもあって一進一退。

しかし後半12分、アークスはオフサイドの反則を犯して自陣に後退すると、NTTドコモにまたもラインアウトモールでの前進を許し、赤いジャージーがチーム2トライ目。

相手のゴールキックは失敗しましたが、アークスのビハインドは7点(5-12)となります。

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失トライ後、キックオフボールを途中出場のLO牧野内翔馬が競って確保。しかしキックやボール展開でミスがあり、大きく自陣へ後退。

ここでも厳しく身体を当てて好ディフェンスを続けますが、ペナルティを犯してしまい、相手がアドバンテージ状態で防御裏へショートキック。

これを防御裏で確保したNTTドコモが抜けだし、相手13番がチーム3トライ目(ゴール失敗)。5-17となり、アークスが12点を追いかける展開に。

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残り時間は15分を切り、アークスは途中出場で4年目のSH湯本睦がテンポを速めて攻勢。

こちらも途中出場で加入1年目のLOコンラディーらが近場でボールキャリーを繰り返し、じりじりと敵陣へ。

この得点機にもアークスはFW一辺倒にならず、雨によるハンドリングエラーというリスクを恐れず、左大外へボールを展開。

待っていたCTBゲイツがエリア左に滑り込み、アークスの選手はトライをアピールしますが、練習試合のためTMO(ビデオ判定)もなくトライ認定はなりません。

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アークスは終盤、途中出場のフレッシュ・レッグが軽快な動き。

8年目のHO三浦嶺が相手を弾くビッグタックルを見せれば、ルーキーのCTB本郷泰司は果敢なチャージ。2年目のCTB前田土芽は軽快な動きでライン突破。

ただNTTドコモの攻防ラインでの防御も激しく、敵陣でのチャンスを得点につなげられず自陣へ後退。後半ロスタイムにも自陣から攻め上がりますが、ボールロスト。5-17でフルタイムの笛を迎えました。

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試合後には勝利したNTTドコモのローレンス エラスマス選手に表彰。一方敗戦を喫したアークスですが、LO中島共同キャプテンは「ディフェンスは身体を当てられていた」と守備に手応え。

また課題を挙げた上で「これから成長していくので、逆に楽しみにしていてほしいです」とコメントし、むしろ発奮材料を歓迎している様子。

課題と収穫を手に入れたアークスの次戦は12月12日(土)。

ふたたびアークス浦安パークで、今季2試合目のプレシーズンマッチへ。相手は日野レッドドルフィンズです。

なお、今回の試合はスポーツ観戦アプリ「SpoLive」にてフルタイムLIVE動画配信を行いました。
試合中もリアルタイムにメッセージとスタンプを送ることができ、 2,000を超えるアクセスがありました。

また、試合前からアークスチームスタッフカメラの取材による両チームHCやキャプテンにインタビューなどのLIVE配信もあり、普段はあまり公開されることのない様子をお届けしました。
今後の練習試合でも引き続き「SpoLive」でフルタイムLIVE動画配信を行っていきます。
アークスチームスタッフカメラの取材もありますので、観戦アプリ「SpoLive」のダウンロードをよろしくお願いします。

観戦アプリ「SpoLive」についてはこちら

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LO中島進護 共同キャプテンの声

中島進護選手

――本日の試合を振り返ってください。

今週は「アバウト・アス」(ABOUT US)として自分達にフォーカスしていました。
雨だからキックを多く使うといったことはせず、アタックでもディフェンスでも「今まで自分達がやってきたことをやろう」と話していました。
今シーズンのファースト・ゲームでしたが、良いところも悪いところもあり、たくさんの学びがありました。

――今日の課題と収穫は何でしょうか?

課題はアタックでボールを持った時のミス、そしてセットピースのミスです。
そこはもう一度認識を合わせて、レベルアップしていきたいです。
収穫はディフェンスです。
前半からほとんどアタックをしていませんでしたが、ディフェンスでは身体を当てられていました。

――ファンの皆さまへメッセージをお願いします。

今回は負けという結果でしたが、敗因は自分達のミスでした。
セットピースのミスなどを次にどう学びにするのか、細かいところを詰めて、次に繋げていきたいです。
これから成長していくので、逆に楽しみにしていてほしいです。

PR 三宮累選手の声

三宮累選手

――プロップとしてスクラムの最前線で戦いました。今日のスクラムについて振り返ってください。

自分たちが練習で培ってきたスキルを出せず、相手に付き合ってしまい、やりたいことを上手くできませんでした。
そこがスクラムが不安定になった要因だと思います。
今回は上手くいきませんでしたが、トップリーグ開幕までに修正力、対応力を上げて、今シーズンもスクラムを武器として掲げていきたいので、ぜひスクラムに注目してもらえると嬉しいです。

――練習から本気のスクラムを組み込んできたと思いますが、やはり試合での経験は異なりますか?

やっぱり練習の相手は味方なので、手の内やクセを知っています。
しかし練習試合では分析はしていても、実際に組んでみると違っていたり、レフリーの方にも合わせていく必要もあったりと、練習とは違うと思います。

――ファンの皆さまへメッセージをお願いします。

今シーズンは新型コロナウイルスの流行もあり難しい状況ですが、僕らはグラウンドで頑張り続けているので、ぜひ応援して頂き、一緒に戦っていければと思います。
応援のほど、よろしくお願い致します。

SO 松尾将太郎選手の声

松尾将太郎選手

――本日の試合を振り返ってください。

今シーズンのファースト・ゲームということで、チャレンジしようと話していました。
ディフェンスの機会が多かったですが、みんなアグレッシブでした。
良いディフェンスはできていました。
課題はボールキャリーの部分、ジャッカル、シンプルなオフサイドのペナルティが多かったことで、そこを修正したいです。

――ハーフ団を組んだレイドロー選手はどんなスクラムハーフだと感じていますか?

スコットランドらしい、すごく手堅いプレーができる選手です。
あとはキックを使ったプレーがとても得意です。
学ぶところがすごく多いので、日々勉強しています。

――では最後にファンの皆さまへメッセージをお願いします。

課題が見つかったので、そこを一つずつ修正していって、僕たちがやりたいラグビーを試合で出していきたいです。
今年も良い外国人選手が入ってきて、さらに面白いラグビーを見せようとしています。
トップリーグが開催されると思いますが、こういう状況の中でラグビーをやらせてもらっていることを感謝し、プレーをしていきたいと思います。
応援よろしくお願い致します。

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