〝トップリーグカップ2019〟開幕戦まで、あと2週間!
NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)が6月8日(土)、千葉・浦安の本拠地「アークス浦安パーク」で、ヤクルトレビンス(以下ヤクルト)と対戦しました。
ここまで練習試合はNTTドコモ、キヤノンに連勝。
今回相手となったヤクルトは、地域リーグのトップイースト(Div.1)に所属。トップリーグで日本一を目指すアークスにとっては、しっかりと勝ち切りたい相手です。
アークスの先発メンバーは、前回のキヤノン戦から15人中13人の変更。
怪我からの復帰戦となる選手もおり、カップ初戦の東芝ブレイブルーパス戦へ、格好のアピールの場となりました。
ゲーム主将はLO中島進護。前戦に続いて先発するのはFL目崎啓志、CTB池田悠希の2人。
新加入選手では、PR齊藤剣、CTB前田土芽、FBチャン・ヨンフンがスターターに入りました。(出場メンバーはこちら!)
曇天の正午にキックオフを迎えたホームゲームは、アークスのWTB石井魁によるインターセプトで、前半1分にいきなりの先制トライ。
怪我からの復帰戦となった2年目のSO喜連航平のゴールは成功。7点を先制しました。
スタートダッシュを決めたかに見えたアークスですが、前半3分、相手FWがラックサイドの隙を突かれて失トライ。7-7
また敵陣でボールに絡まれ攻撃権を奪われるなど、課題が残る序盤となります。
しかし前半9分、相手10番が危険なプレーによりシンビン(10分間の一時退場)になると反転攻勢。
そして前半11分、3年目のSH湯本睦が左へ持ち出し、パスダミーから突破してチーム2トライ目!5点のリード(12-7)を奪います。
SO喜連のキックパス、ラインアウトではLOロス アイザックが相手ボールをカットするなど、好プレーが続きます。
すると前半18分には再度相手パスをインターセプトし、細かいパスをつなげてWTB石井魁がフィニッシュ。(ゴール成功、19-7)
この日初めてのマイボールスクラムでは、相手から反則を奪取。攻勢を強めます。
前半24分には優勢のスクラムからSH湯本が持ち出し、パスを受けたLO中島がトライを挙げます。(ゴール成功、26-7)
立ち上がりに不安を残したものの、次第に自慢のアタックが力を発揮するアークス。
ただ次第に反則が増加し、ブレイクダウン(ラックなどのボール争奪局面)ではふたたびボールに絡まれる場面も。
前半29分にはラインアウトモールから左展開したヤクルトにトライを奪われ、リードが14点(26-12)に。
ただアークスは好守やスクラムで圧倒する場面もあり、見せ場も作りながら前半を折り返します。
後半の途中出場組が躍動し、層の厚さを見せつけました。
キックオフボールをLOロスが確保すると、千葉・浦安で小学校5年間を過ごした途中出場のトロケ マイケルが、力強いボールキャリー。
こちらも途中出場のルーキー・松尾がパスダミーから抜け出し、後半1分、早々にトライを奪います。(ゴール成功、33-12)
さらに後半8分には、途中出場の西橋勇人のキックをLO中島が右スミで捕球。
今度は左スミまで大きくボールを振り、こちらも後半出場の大芝優泰がフィニッシュします。(ゴール成功、40-12)
しかし後半14分、得点機に相手の外国人選手に差し込まれて失トライ(40-19)。
リードを広げたいアークスは後半19分、右ラインアウトから連続攻撃。最後はFWユニットで押し込んでFL鶴谷昌隆がグラウンディング成功。(ゴール成功、47-19)
さらにトライ後のキックオフで、7人制日本代表に選ばれたトロケが豪快な突進。さらに鶴谷(昌)も突破して敵陣へ入ります。
ここはノックオンで相手ボールのスクラムとなりますが、FWがスクラムを見事に押しきってターンオーバーに成功。
PKをクイックスタートして、ルーキーCTB前田がずらしながら技アリのトライ!松尾のゴール成功で54-19。さらにリードを広げました。
優れたランナーが次々と突破口を開き、スクラムも圧倒。
いよいよ完勝ムードになったアークスは後半31分、相手反則からクイックスタートでボールを動かし、連続攻撃から鶴谷(昌)がトライ!
ここでもゴールキックを成功させた松尾は、プレースキック成功率100%。スコアを60得点の大台(61-19)に乗せ、そしてノーサイド。練習試合を見事3連勝としました。
そして迎える練習試合のラストは強敵。昨シーズンのトップリーグ王者との腕試しです。
6月15日(土)神戸製鋼コベルコスティーラーズと灘浜グラウンドで対戦いたします。
これまでの努力、積み重ねを発揮したい勝負所がやってきました。