試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2019年6月8日12時00分 KICK OFF練習試合

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

ヤクルトレビンズヤクルトレビンズ

61vs19

前半26 - 12

後半35 - 7

〝トップリーグカップ2019〟開幕戦まで、あと2週間!

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NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)が6月8日(土)、千葉・浦安の本拠地「アークス浦安パーク」で、ヤクルトレビンス(以下ヤクルト)と対戦しました。

ここまで練習試合はNTTドコモ、キヤノンに連勝。

今回相手となったヤクルトは、地域リーグのトップイースト(Div.1)に所属。トップリーグで日本一を目指すアークスにとっては、しっかりと勝ち切りたい相手です。

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アークスの先発メンバーは、前回のキヤノン戦から15人中13人の変更。

怪我からの復帰戦となる選手もおり、カップ初戦の東芝ブレイブルーパス戦へ、格好のアピールの場となりました。

ゲーム主将はLO中島進護。前戦に続いて先発するのはFL目崎啓志、CTB池田悠希の2人。

新加入選手では、PR齊藤剣、CTB前田土芽、FBチャン・ヨンフンがスターターに入りました。(出場メンバーはこちら!)

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曇天の正午にキックオフを迎えたホームゲームは、アークスのWTB石井魁によるインターセプトで、前半1分にいきなりの先制トライ。

怪我からの復帰戦となった2年目のSO喜連航平のゴールは成功。7点を先制しました。

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スタートダッシュを決めたかに見えたアークスですが、前半3分、相手FWがラックサイドの隙を突かれて失トライ。7-7

また敵陣でボールに絡まれ攻撃権を奪われるなど、課題が残る序盤となります。

しかし前半9分、相手10番が危険なプレーによりシンビン(10分間の一時退場)になると反転攻勢。

そして前半11分、3年目のSH湯本睦が左へ持ち出し、パスダミーから突破してチーム2トライ目!5点のリード(12-7)を奪います。

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SO喜連のキックパス、ラインアウトではLOロス アイザックが相手ボールをカットするなど、好プレーが続きます。

すると前半18分には再度相手パスをインターセプトし、細かいパスをつなげてWTB石井魁がフィニッシュ。(ゴール成功、19-7)

この日初めてのマイボールスクラムでは、相手から反則を奪取。攻勢を強めます。

前半24分には優勢のスクラムからSH湯本が持ち出し、パスを受けたLO中島がトライを挙げます。(ゴール成功、26-7)

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立ち上がりに不安を残したものの、次第に自慢のアタックが力を発揮するアークス。

ただ次第に反則が増加し、ブレイクダウン(ラックなどのボール争奪局面)ではふたたびボールに絡まれる場面も。

前半29分にはラインアウトモールから左展開したヤクルトにトライを奪われ、リードが14点(26-12)に。

ただアークスは好守やスクラムで圧倒する場面もあり、見せ場も作りながら前半を折り返します。

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後半の途中出場組が躍動し、層の厚さを見せつけました。

キックオフボールをLOロスが確保すると、千葉・浦安で小学校5年間を過ごした途中出場のトロケ マイケルが、力強いボールキャリー。

こちらも途中出場のルーキー・松尾がパスダミーから抜け出し、後半1分、早々にトライを奪います。(ゴール成功、33-12)

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さらに後半8分には、途中出場の西橋勇人のキックをLO中島が右スミで捕球。

今度は左スミまで大きくボールを振り、こちらも後半出場の大芝優泰がフィニッシュします。(ゴール成功、40-12)

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しかし後半14分、得点機に相手の外国人選手に差し込まれて失トライ(40-19)。

リードを広げたいアークスは後半19分、右ラインアウトから連続攻撃。最後はFWユニットで押し込んでFL鶴谷昌隆がグラウンディング成功。(ゴール成功、47-19)

さらにトライ後のキックオフで、7人制日本代表に選ばれたトロケが豪快な突進。さらに鶴谷(昌)も突破して敵陣へ入ります。

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ここはノックオンで相手ボールのスクラムとなりますが、FWがスクラムを見事に押しきってターンオーバーに成功。

PKをクイックスタートして、ルーキーCTB前田がずらしながら技アリのトライ!松尾のゴール成功で54-19。さらにリードを広げました。

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優れたランナーが次々と突破口を開き、スクラムも圧倒。

いよいよ完勝ムードになったアークスは後半31分、相手反則からクイックスタートでボールを動かし、連続攻撃から鶴谷(昌)がトライ!

ここでもゴールキックを成功させた松尾は、プレースキック成功率100%。スコアを60得点の大台(61-19)に乗せ、そしてノーサイド。練習試合を見事3連勝としました。

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そして迎える練習試合のラストは強敵。昨シーズンのトップリーグ王者との腕試しです。

6月15日(土)神戸製鋼コベルコスティーラーズと灘浜グラウンドで対戦いたします。

これまでの努力、積み重ねを発揮したい勝負所がやってきました。

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FL 佐藤大樹選手の声

佐藤大樹選手

――今日はどんな試合でしたか?

今日はもう少しコンタクトの部分で、チームとしても支配していけたらと思っていましたが、前半受けてしまったところがありました。

ハーフタイムに修正して、後半の入りはディフェンスで良いラインスピードで前に出て、相手のミスを誘うことができました。そこは変わったところです。

だからこそ、前半の最初からできなかったことが反省かなと思います。

――怪我からの復帰戦でした。

これまでケガが多くて、今日は復帰戦でもありました。

この試合に出られないと、次の相手が神戸製鋼という強い相手なので、セレクションが厳しくなると感じていたので、この試合には出たいと思っていました。

――最後にファンへメッセージをお願いします。

昨年は試合出場ができませんでしたが、会社や友人にもたくさんの応援をいただいているのを感じています。今年こそはという思いで、応援して下さる方に恩返しができればなと思います。

SO 喜連航平選手の声

喜連航平選手

――怪我からの復帰戦でした。いつぶりの試合でしょうか?

昨年の北海道・津別合宿、ヤマハ発動機戦以来です。

――復帰戦はいかがでしたか?

リハビリを一生懸命頑張ってきたので自信はありましたが、不安な部分も多少ありました。ただ気持ちは上げることができていました。

――円陣などでも積極的に発言する姿が見られました。

若手が多いチームだったので、まずはメンタリティを上げることと、平常心でいながら状況判断していくというところでした。でも前半はチームの入りが良くありませんでした。

どのチームも形を持っています。僕たちは復帰戦の人、昨年度公式戦に出場していない人もいるなかで、どちらがチームとしてやってきたことを出せるかという部分で、最初の15分間は相手の方が強いイメージが出せたのだと思います。

――関西のファンも復帰を待っていたと思います。関西のファンへメッセージをお願いします。

カップ戦ではNTTドコモ戦が大阪であると思います。そこにしっかり出られるように合わせたいです。その時は温かい声援をよろしくお願いします。

SH 西橋勇人選手の声

西橋勇人選手

――今日の試合を振り返って下さい。

怪我からの復帰組と新人選手がいるなかで、先輩たちがリードして、我々がやってきたことをやろうという試合でした。

ただ思ったより前半の入りで受けてしまったので、そこは反省点だと全員が認識しています。そこは次へ向けて課題です。

後半はかなり入りが良くなっていました。まずはボールをしっかり持って、自分たちでゲインラインを突破した後にFWとBKをリンクさせたプレーをやりましょう、ということができたので良かったかなと思います。

――ご自身の出来はどうでしたか?

プレーうんぬんより、年齢も上になってきましたし、チームをまとめる上で今日のゲームキャプテンを務めた中島進護、後半は鶴谷昌隆に話をさせるようにしたことで、チームがまとまることができたかなと思います。自分の役割としても良かったかなと思います。

――例年と比べてチームの雰囲気は?

選手たちが自分たちで考えてラグビーをやるようになったと感じます。

コーチに出されたこと以外の部分を選手で話し合い、スタンダードを少しずつ高くしていく。「練習のムーブを事前に確認しよう」とかですね。

そこで実際にやってみると動けていない選手がいるので、そこをカバーするのは、コーチというより選手。終わったあとにビデオを見て「こうしていこう」と。

選手たちの中に「チームを良くしよう」という雰囲気ができています。本当に勝ちたい人が増えたんだなと思います。

――小倉順平選手が西橋選手のことを「ムードメーカー」と言っていました。今後、公の場でもムード-メーカーぶりをより発揮する予定は?

やれと言われればやります(笑)。

ただ、それもチームに勢いをつけたり、良い雰囲気になるためにやっています。小さなことですが、楽しむところは楽しまないといけないので。引き続き、後輩を育てながらやっていきたいです。

――盛り上げ役として有望な後輩はいますか?

石井勇輝ですかね。まだまだ引き出しが少ないですけど(笑)。これから伝授していきたいと思います。

CTB 鶴谷知憲選手の声

鶴谷知憲選手

――今日はセンターでの出場でした。

練習でもウイングしかやっていませんでしたが、もともとセンターで何年かやっていました。今日は悪くはなかったと思います。

ウイングとセンターでは少し役割が変わってきます。ウイングはフィニッシュですが、センターはつなぎです。

――7人制日本代表の活動に参加しました。以前より成長した部分は?

前より動けるようになりました。あとは、コンタクトが起きる前にすこしズラして相手の裏に出る。今日も何本かオフロードパスをやりましたが、そういうプレーを自然とできるようになりました。

――双子の昌隆選手との同時出場でした。

久々でしたね。まず15人制の試合をしたのは去年の10月以来でした。今日は(昌隆選手から)パスをもったりする場面はなかったですが(笑)。

――最後にファンへメッセージをお願いします。

僕がセブンズでいなかった時もチームは厳しい練習をずっとやっていると聞いていました。(7人制日本代表合宿から)帰ってきた時は、本気で日本一を狙っているんだと感じました。

今後はその部分をプレーで見せていければと思います。ファンの皆さんと一緒に日本一になりたいです。

WTB トロケマイケル選手の声

トロケマイケル選手

――7人制日本代表としてフランス大会(HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019第10戦)への参加、おつかれさまでした。まずは今日の試合を振り返ってください。

今週の火曜日にパリから帰ってきて、水曜日に解散し木曜日がオフで、きのう練習に合流しました(笑)。

個人としては、アークスに来てから初めてのウイングでした。しっかり自分のボールキャリーでアピールはできたと思います。

――7人制日本代表になった感想を教えて下さい。

まずセブンズに行かせてくれたチームの皆さんにすごく感謝しています。期待されたなかでちゃんと戦えました。

――7人制の活動に参加して変わったことは?

去年のシーズン終わったとき、106キロくらいだった体重が、今は100キロくらいになりました。体重を落とすのに苦労しましたが、それでもセブンズが僕のことを信じてくれ、合宿に呼んでくれました。

最初の2大会は活躍できませんでしたが、ロンドンとパリから活躍できるようになりました。ただ、自分としてはまだまだ足りないなと思います。

――最後に、生まれ育った浦安の皆さまへメッセージをお願いします。

小学校5年間は浦安に住んで、一番若いときの記憶がすべて浦安にあります。良い友達もできて、今も会っています。すごく住みやすいところですし、運もあって戻ってこられたので、すごく嬉しいです。

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