試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2018年10月13日14時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第6節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

トヨタ自動車ヴェルブリッツトヨタ自動車ヴェルブリッツ

36vs38

前半22 - 26

後半14 - 12

2点差に涙。後半16点差から追撃するも惜敗し、
決勝T進出のゆくえはリーグ最終節へ。

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ラグビー国内最高峰「ジャパンラグビートップリーグ」で、今季最も惜敗を経験しているチーム。それが我らがNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)。

リーグ戦第5節を終えて、戦績は2勝3敗。その3敗の敗戦スコアは、7点差(vs.神戸製鋼)、2点差(vs.サントリー)、3点差(vsNEC)。

勝ち点により順位が決まるトップリーグですが、「7点差以内の敗戦」にはボーナスの勝ち点「1」が与えられます。

敗戦がすべて7点差以内のアークスは、そのポイントを全チーム中最も多く獲得。そしてそれは、最後まで勝負を諦めなかった証でもあります。

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勝利すれば、8強による優勝決定トーナメント進出へ前進する一戦が、10月13日(土)、東京・秩父宮ラグビー場で行われました。

この重要な一戦のために『浦安市応援バスツアー』が組まれ、子ども8名を含む95名の方に参加頂き、アークスに声援が送られました。

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相手は同じ赤組(レッドカンファレンス)に所属する、3勝1分1敗のトヨタ自動車ヴェルブリッツ(以下トヨタ自動車)。

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対戦相手のトヨタ自動車といえば、昨シーズンに4強進出の道を断たれた相手。

昨年12月、負ければ1位~4位決定トーナメント進出がなくなるリーグ戦第12節で激突。7点差のまま敵陣ゴール前へ侵入するも、ノーサイド。悔しい敗戦を喫しました。

そしてトヨタ自動車とは、今季も勝負所での対決になりました。

アークスは勝てば優勝決定トーナメントへ大きく前進。トヨタ自動車については、この試合に勝利すれば8強入りが決定する状況でした。

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この日のアークスは、前節惜敗したNEC戦(●31-34)から、先発メンバーを2名変更。

ヴィリー・ブリッツがNO8(ナンバーエイト)に下がって、FL(フランカー)にはロバート・クルーガーが入りました。

バックスでは、羽野一志がポジション最後方のFB(フルバック)に下がり、WTB(ウイング)にルーキーの池田悠希。池田は記念すべきトップリーグ初先発。

またこの日はアークス12年目の元主将、プレイヤー兼コーチの友井川拓がリザーブ入り。後半途中出場し、今季初出場を果たしました。

(アークスの出場メンバーこちら!

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昨季悔しい思いをした相手と、曇天の秩父宮で約10か月ぶりの対面。

1万177人の観客が見守るなか、午後2時にキックオフ。

先制はアークス。相手のミスから敵陣に侵入し、さらに相手がオフサイドの反則を犯してペナルティを獲得。アークスは決まれば3点が入るPG(ペナルティゴール)を選択。

ここで南アフリカ・ケープタウン出身のSO(スタンドオフ)ガース・エイプリルが、キックをHポールに通し、PG成功。3点を先取します。

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しかしトヨタ自動車も反撃。

前半4分にボールを高く蹴り上げるハイパント攻撃から、攻守交代を生み出し、左サイドを攻めてトライ(ゴール失敗)。トヨタ自動車が3-5と逆転します。

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逆転されたアークスですが、早稲田大出身のPR(プロップ)・上田竜太郎がラックでボールに絡むなどし、ディフェンスで奮闘。

するとファーストトライは前半14分。

今季新加入のLOクルーガーが、相手ゴール前のペナルティからタップキックでリスタート。フォワード同士の攻防から、最後はPR上田がねじ込んで逆転トライ!

SOエイプリルのキックはポストに当たり失敗も、5点を返して8-5とします。

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アークスの攻勢は続きます。

キックの蹴り合いに勝利して敵陣に入ると、前半17分、今季ケガから復帰のLO中島進護がゴール前で突進!ディフェンスを破って今季初トライ(ゴール成功)

2連続トライで15-5と引き離します。

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しかし先発に海外出身選手を9人並べるなど、攻撃力の高いトヨタ自動車も前半20分にトライ(15-12)。

すると前半23分、LO中島がふたたび突進。スクラムに強い相手3番をいなして、防御ラインを突破。

ラグビー部所属は福岡工業大からという異色の25歳が、殊勲のチーム3トライ目。ゴール成功でふたたび10点差(22-12)とします。

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【HIA/前半32分 → 前半40分】FL金正奎→山下弘資

トヨタ自動車のジェイク・ホワイト監督は、この日の試合を「ボクシングのよう」と表現。

その言葉どおり、今度は前半38分までにトヨタ自動車が2連続トライ。

アークスは22-26と逆転されて前半を折り返します。

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【選手交替/後半6分】PR三宮累→平井将太郎
【選手入替/後半13分】FLロバート・クルーガー→ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ
【選手入替/後半18分】PR上田竜太郎→庵奥翔太/SH鶴田諒→湯本睦/SOガース・エイプリル→友井川拓

後半は風下となったアークス。

序盤はFL(フランカー)金正奎キャプテンのボールへのタックル、スクラムでは2連続でコラプシング(スクラムを崩す反則)を誘発するなど攻勢。

プレー時間の長い消耗戦が続くと、風下の不利もあってか、後半11分、17分に連続失トライ。

試合時間残り約20分で、16点差(22-38)を追いかける厳しい展開となります。

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しかしFL金キャプテンが試合後に「最後まで戦う姿を見せたチームメイトを誇りに思います」と力強く語った通り、アークスは勝負を捨てませんでした。

WTB(ウイング)の石井魁は突破した相手15番に追いつきトライを防げば、CTB(センター)の石橋拓也はインターセプト。

諦めずに16点差を追いかけるアークスは、後半29分。

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相手19番がラインアウトモールを横から崩し、10分間の一時退出(シンビン)に。

ここでマイボールスクラムを得たアークスは、HO三浦嶺、途中出場のルーキーPR平井将太郎、NZ留学を経験したPR庵奥翔太をスクラムの最前線に並べ、相手スクラムを力強くプッシュ!

スクラムを押しきって、最後は途中出場のラーボニ・ウォーレンボスアヤコが押さえるだけ。

スクラムでトライを獲ると、FB羽野が難しい角度のゴールキック成功。9点差(29-38)に詰めます。

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逆転を目指すアークスはさらに後半31分。

途中出場のSH湯本睦が、オーバーした相手ラインアウトのスローを捕球し、すぐに無人エリアへキック。

相手が追いついてプレーを継続しますが、ここでFL金キャプテンとHO三浦がラックを制してマイボールに。

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始まったスクラムからの連続攻撃。

ここで、この日ラインアウトで何度も高さとテクニックを見せたLOロス アイザックがゴールへ迫ると、SH湯本が意表を突いてゴール下へトライ!

ゴールキック(2点)も成功し、ついに16点差から2点差(36-38)に。秩父宮にアークスへの大声援が響きます。

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残り時間は約6分。

ここからトヨタ自動車はフォワードが近場で連続攻撃。14人ということもあり、時間を消費する戦い方にシフトします。

ここでNO8ブリッツ、続いて途中出場のボスアヤコが、2人続けてラックでファイト。相手アタックを寸断する好プレーで敵陣へ入ります。

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しかし残り2分、今度は逆にトヨタ自動車がラックでボールに絡み、アークスに反則(ノット・リリース・ザ・ボール)のコール。

攻撃権はトヨタ自動車に移り、最後はフォワードで時間を消費され、無念のノーサイド。

試合後の選手には涙も見られた2点差の激闘。アークスは今季4度目となる「7点差以内の敗戦」のボーナスポイント「1」を獲得。

2勝4敗で勝ち点は「14」に。赤組5位となり、いよいよリーグ最終戦を迎えます。

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第6節が終わり、8強による上位トーナメントのうち、7チームが決定しました。

残る1枠はアークスの所属するレッドカンファレンスの4位ポジション。

現状4位のNEC(勝ち点14)、5位のアークス(勝ち点14)、6位の豊田自動織機(勝ち点12)の3チームに可能性が残っています。

リーグ戦はついに最終戦。アークスは10月20日(土)、東京・秩父宮で0勝6敗の宗像サニックスと対戦します。

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ロブ・ペニーHCの声

ロブ・ペニーHC

これで4つ目の負けですが、負けた試合はすべて点差が小さいです。7点差、3点差、そして2点差がふたつです。チームとしては毎週向上しています。

学ばなければいけないのは、試合中にチームとしてソフトな部分、気が緩んでしまう時間帯があることです。特に点が取りきれないところで、逆に相手にスコアされてしまうという問題がチームにはあります。それがある限り、良いチームには勝てないです。

チームとして良い準備はできているのですが、結果がついてきていない状況です。選手たちの努力は評価したいので、結果さえつながればと自信になると思っています。良い準備をしているので、結果がついてくるのはそう遠くないでしょう。

FL 金正奎選手の声

金正奎選手

勝負は「勝つか負けるか」なのだということを改めて感じました。

ロブ(ペニーHC)が言ったように、本当に素晴らしい準備ができていました。自分たちにフォーカスを当てるために何が必要なのかを考えながら、一日一日を大切に過ごしました。ただ結果がついてこなかったことは残念で仕方がないです。

ただプロセスは間違っていなくて、試合のなかでも成長した部分があり、特にメンタリティーの部分で、一度崩れかかったところから巻き返した部分は、チームの成長を感じました。最後まで戦う姿を見せたチームメイトを誇りに思います。ただ勝てなかったことが現実で…。純粋に、勝ちたいです。だから(宗像)サニックス戦は勝ちます。以上です。

WTB 池田悠希選手の声

池田悠希選手

――トップリーグ初先発でした。どんな心構え、準備でこの日を迎えましたか?

ルーキーということもあるので、ルーキーらしく勢いをもってチャレンジしていこうというマインドでした。特別な準備というよりは、毎週良い準備をして挑もうということでした。緊張もありましたが、良い準備ができました。

――悔しい結果になりましたが、今日の試合を振り返ってください。

試合中盤で点差を20点くらいつけられていたのですが、そこからチーム全体でスイッチを切ることなく、闘い続けていました。逆転はできませんでしたが、そこはプラスの部分だと思います。

――ルーキーイヤーですが手応えは感じていますか?

大学とはレベルが上がっている部分はあるのですが、自分の通用している部分、強みの部分は自信を持ってできています。そこにフォーカスしたいと思います。

――次週はいよいよリーグ最終戦の宗像サニックス戦です。

絶対に勝利が必要になるので、今度こそチーム一丸となって勝利にこだわって挑みたいと思います。

NO8 ヴィリー・ブリッツ選手の声

ヴィリー・ブリッツ選手

――今日の試合を振り返ってください。

すごくタフでした。トヨタ自動車はすごくタフなチームです。選手達もすごく大きく、そこから勢いをつくってきます。そこを止めることが重要で、良いスタートは切れたと思います。

ただモメンタム(勢い)がなくなってしまった場面があり、簡単なターンオーバーから得点につながってしまいました。しかし(後半の)反撃は素晴らしい努力だったと思います。メンバーを誇りに思っています。

――ブリッツ選手は相手を最後まで追いかけたり、いつも諦めない姿勢が見て取れるのですが、試合で心掛けていることは?

ラグビーというのは80分間の試合なので、80分間仕事をするということです。

最後の笛が終わるまで、ゲームは絶対に終わらないという試合をこれまで何試合も観てきました。自分を信じることです。私にはラグビーをする才能があり、その才能を活かしていきたいです。

――――2年連続で今秋の世界選抜に選ばれましたね。

信じられないです。言葉では説明しがたい気持ちです。誇らしいことです。素晴らしいチームに選ばれて誇りに思います。

――リーグ戦最終戦へ向けてコメントをお願いします。

すごくタフな試合になると思います。しかし全力を出し切ることを約束します。

 

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