試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2018年10月7日13時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第5節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

NECグリーンロケッツNECグリーンロケッツ

31vs34

前半14 - 31

後半17 - 3

後半猛追も3点差…。
猛暑の柏でNECに惜敗。

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1週間の休みを挟んで、国内最高峰リーグ「ジャパンラグビートップリーグ2018-2019」が再開しました。すでにリーグ戦は残り3試合です。

まずは各組の上位4強が進出できる優勝決定トーナメント進出を目指す、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)。落とすことのできない試合が続きます。

ここまで2勝2敗のアークスは、勝ち点では所属する赤組(レッドカンファレンス)で、3位以下のサントリー、豊田自動織機と並んだ状態。

大事な第5節は、10月7日(日)、千葉・柏の葉公園総合競技場で、1勝3敗のNECグリーンロケッツ(以下NEC)と激突しました。

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この日は10月上旬とは思えない暑さ。真夏日も記録するほどの高気温となり、会場のチームテント前では、アークスメンバーが来場者に団扇などを配りました。

また「平成30年7月豪雨、大阪府北部地震」の募金活動なども行いました。(ご協力ありがとうございました)

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対戦相手のNECは、おなじ千葉県内に本拠地を置く古豪。今年6月の練習試合では勝利している相手でした(○31-12)。

しかしここまで1勝3敗のNECは、ここで負ければ、他会場の結果次第で上位トーナメント進出がなくなる状況。

追い込まれている上、千葉・柏の葉はNECのホームスタジアム。激しい闘いが予想されました。

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アークスは前節、トップリーグ初挑戦の日野レッドドルフィンズに45-28で勝利。

アークスはその試合から先発メンバーを1名変更。突進役のCTB(センター)に、ブラッキン・カラウリアヘンリーが入りました。

リザーブには新たに平井将太郎、牧野内翔馬、山下弘資が入り、ルーキーの平井は、先にデビューした池田悠希に続き、この試合でトップリーグデビューを果たしました。

また試合前にはニュージーランドの高校生が、マオリ族の伝統舞踊を披露。ボルテージが盛り上がるなか、気温が上昇する午後1時、塩崎公寿レフリーの笛でキックオフを迎えました。

(アークスの出場メンバーはこちら!

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序盤を制したのはホームのNEC。

前半3分、相手アタックにプレッシャーを受け、相手8番にエリア外側を破られてトライ(ゴールキック成功)を許します。

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アークスも身長201センチのLO(ロック)、ロスアイザックらの突進で反撃。しかし「ブレイクダウン」と呼ばれるボール争奪局面で劣勢となり、攻撃を続けることができず。

しかしリーグ随一のハンドリングスキルを誇るアークスには、華麗にトライを取りきる力があります。

前半14分、スクラム(敵陣中央)から左へ展開。アタックセンス抜群のSO(スタンドオフ)ガース・エイプリル、4年目のCTB石橋拓也とつなぎ、ボールを受けたCTBカラウリアヘンリーがトライ!

SOエイプリルのゴールキックが決まり、同点(7-7)に追いつきます。

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ところがここからアークスは劣勢に。

必死のNECは、攻撃テンポと強力ランナーが噛み合い、アークスは防御で食い込まれるようになります。

FL(フランカー)の金正奎キャプテンをはじめ、ヴィリー・ブリッツは最後まで諦めず相手を追いかけるなどファイトを見せますが、ペナルティゴールを含む失3連続トライ。

前半32分までに7-31。大きなリードを許します。

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【選手交替/前半35分】FB小倉順平→池田悠希

しかし前半終了間際、ふたたびアークスは一発でトライを返します。

セットプレー(ラインアウトなど)のひとつであるスクラムから、ボールを左展開。複雑な動きからSH(スクラムハーフ)鶴田諒が抜けだし、ボールは日本代表に追加招集されたWTB(ウイング)石井魁へ。

WTB石井が一瞬の加速力から相手を抜き去り、この日チーム2トライ目(ゴールキック成功)。スコアを17点差(14-31)に縮め、後半へ向かいました。

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アークスを率いて5年目になるロブ・ペニーHC(ヘッドコーチ)は試合後、「後半アタックでミスを犯しすぎてしまった」と語りました。

アークスは後半早々に敵陣でトライチャンスを得ますが、攻撃を寸断されてスコアできません。

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しかし後半13分にはフォワードが奮闘。敵陣ゴール前で連続攻撃を重ね、バックスに展開したところでWTB石井が走り込んでフィニッシュ。

後半最初のトライ(ゴールキック失敗)を挙げて、12点差(19-31)に詰めます。

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【選手入替/後半17分】PR上田竜太郎→庵奥翔太

さらに後半19分には華麗なトライが。

防御突破の名手であるCTB石橋が、自陣から隙間を突いてラインブレイク。リオ五輪代表だったWTB羽野一志が右スミでさらにゲイン。

敵陣インゴールへ迫ると、SOエイプリルが大外へキックパス。FLブリッツが空中で内側へパスを返し、捕球したNO8(ナンバーエイト)NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコがトライ。

会場を魅了するトライで、さらに7点差(24-31)に。

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【選手入替/後半24分】NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ→ロバート・クルーガー
【選手入替/後半27分】HO三浦嶺→白隆尚
【選手入替/後半35分】SH鶴田諒→湯本睦/PR三宮累/平井将太郎/LO中島進護→山下弘資

ところが後半24分にNECがペナルティーゴール(PG)で3点追加。

10点差となり、1トライ1ゴールでは逆転できない点差のまま、時間が経過。都内では気温30℃越えの猛暑のなか、お互いに体力的に厳しい消耗戦に。

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暑さでハンドリングミスも増え、パスのこぼれ球がノックオンになる不運も。

しかしアークスは最後までゲームを諦めず、後半終了間際、CTB石橋のランから、FLブリッツが左サイドを突破。最後はCTBカラウリアヘンリーがこの日自身2トライ目。

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トライの直後、SOエイプリルが残り時間を気にして、ドロップキックによりゴール成功して2点追加。

ホーンが鳴りますが、ここでノーサイド宣告。31―34で今季3敗目を喫しました。

しかし最後に10点差を3点差としたことで、「7点差以内」のボーナスポイント「1」を追加。勝ち点13として、レッドカンファレンス4位に浮上しました。

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ロブ・ペニーHCの声

ロブ・ペニーHC

まず負けてしまいとても残念でした。勝ったNECさんを称賛したいと思います。

前半に4トライを取られました。前半はまだ自分たちのゲームは完全に終わったわけではなく、まだ戦える状況でしたが、後半はアタックでミスを犯しすぎてしまったことが敗因になりました。

――前半の連続失点の原因は何だったのでしょうか?

メンタルの準備ができていない選手が何人かいたことにより、自陣22メートル内で相手にトライを与えることになりました。

FL 金正奎選手の声

金正奎選手

本当に残念です。相手どうこうというより、自分たちのミスが負けにつながりました。

――カンファレンスの4位入りへ重要な試合だったと思いますが、気負ってしまった部分があったのですか?

準備自体は上手くいっていたと思います。ポイント(勝ち点)もあまり気にしてはいません。

とにかくNECさんにだけフォーカスをしてきたつもりだったんですけど、ロブ(ペニーHC)が言ったようにメンタルの準備ができていない選手が数名いた、ということは事実ですし、そこがすべてなんじゃないかなと思います。

WTB 石井魁選手の声

石井魁選手

――今日の試合を振り返ってください。

前半の試合の入り方などで受けに回ってしまいました。そこは自分たちの課題だと思います。

――あえて収穫を挙げるとすると?

自分たちのアタックの部分、やろうとしているラグビーは少しずつ完成していると思います。ただ精度の部分、ディフェンスの部分などに課題があります。

――今月は日本代表に追加招集されましたね。

数少ないチャンスをもらいました。そこでいろんなことを吸収して経験すれば自分の力にもなると思うので、すごく楽しみです。

――今年東芝から移籍してアークスにフィットしているように見えるのですが、ご自身の感触はいかがですか?

自分たちがやろうとしているラグビーは好きです。フィットしなくてはいけないのは当然なので、出るからにはそこで仕事をしなければいけません。やるべきことはやるという感じです。

NO8 ロバート・クルーガー選手の声

ロバート・クルーガー選手

――今日の試合を振り返ってください。

すごくタフな試合でした。NECは前の試合からもイライラが溜まっているのは見えていました。自分たちの目線から見るとすごくがっかりです。

しかしそこは水に流してトヨタ自動車戦へ向けてすべてを出し切りたいです。TOP8(決勝トーナメントに進出できる8強)に入ることは重要です。今週土曜日に(東京・秩父宮ラグビー場)に来て頂いて、サポートして頂けるとありがたいです。

――強いボールキャリーなどでチームに貢献しているように見えました。

いつもチームに良い球出しができるように尽くしています。ボールキャリーも強みなので、そこで貢献していくことが私のやりたいことです。

さきほど言ったように、皆さんのサポートが私たちにとってすごく重要です。私たちのベストパフォーマンスを引き出してくれます。応援に来て頂けると、絶対に助けになるので、サポートをよろしくお願いします。

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