前半苦しむも4トライを挙げ、勝点5獲得
12月19日、秩父宮ラグビー場。快晴ながら真冬の肌寒さ。いよいよ残り2戦となった今年のトップリーグレギュラーシーズン第6節。前節のサントリー戦における敗戦で2位から5位へと一気に順位を落とし、後が無いシャイニングア-クス。絶対に負けるわけにはいかない一戦の始まりです。
風下のシャイニングアークスボールのキックオフで前半開始。
前半2分、敵陣25mでの相手ボールファーストスクラムに相手がコラプシングの反則。迷わずショットを選択し、PG成功。3-0と先制。
ここからハンドリングエラーもあり、リズムに乗れません。そして自陣で相手のアタックを受けに回ってしまいます。
しかし前半9分、自陣22m内で相手アタックを受ける中、CTB諸葛彬がパス・インターセプト。そのまま80mを走り切ってトライ。G○10-0。
この後も風の影響もあってかハンドリングエラーや反則が多く、追加得点を獲得できないシャイニングアークス。
そうこうするうちに流れは相手に傾き、前半26分に相手PGで10-3。
ここからもう一度シャイニングアークスの流れになり、敵陣ゴール前で5分近く攻め続けますが、トライを獲り切ることはできませんでした。
そして前半終了間際の39分には自陣ゴール前でマイボールスクラムをターンオーバーされてトライ。PG○10-10。ここで前半終了。
前半だけで8本の反則を犯し、セットプレーも安定せず流れに乗れないシャイニングアークス。ただディフェンスでは、一本トライを許しましたが、自分たちのシステムを大きく崩されることはありませんでした。
Hondaボールで後半開始。
後半0分、選手入替。WTB菊池功一郎→小泉将。
風上に立った後半、入りから敵陣で攻撃を仕掛けますが、なかなかトライを獲り切れません。
後半8分、自陣40m付近でラインブレイクされて一気に展開され、トライ。G×10-15。
後半10分、選手入替。LOアイザック・ロス→馬屋原誠。FL小林訓也→アマナキ・レレイ・マフィ。※金正奎がFLに、マフィがNO.8に。
ここから流れはシャイニングアークスへ。
後半16分、敵陣ゴール前15mでのマイボールラインアウトからBKも加わってモールを押し込み、最後尾でボールを保持していたマフィがトライ。G○17-15。
後半17分、選手入替。HO白隆尚→種本直人。FBブラッキン・カラウリアヘンリー→エルトン・ヤンチース。※ヤンチースがSOに入り、小倉順平がFBに。
後半23分、敵陣ゴール前でのラックから連続して近場を攻め続け、最後はLO馬屋原誠がピック&ゴーから、トップリーグ歴代最年長記録第2位となる40歳三ヶ月でのトライ。G×22-15。
後半25分、選手入替。PR甲斐尚哉→小野慎介。
さらに後半34分、敵陣での連続アタックから最後はNO.8アマナキ・レレイ・マフィが抜け出し、サポートしていたSOエルトン・ヤンチースにパスしてトライ。G○29-15。
ここから得点は動かずに試合終了。
悪いなりに後半は畳みかけて3トライを奪い、前後半合計4トライを挙げて勝点5を獲得。メンバーが替わっても、チームとして目指すラグビーにぶれが無いことを証明してくれました。
次節は、いよいよレギュラーシーズン最終試合。相手は、グループ4位内を争う近鉄ライナーズ。勝利すれば、2016年1月9日(土)から1月24日(日)の日程で行われるラグビー日本一決定戦「ジャパンラグビー トップリーグ2015-2016順位決定トーナメント(1~8位)」出場が決まります。
12月26日、第7節 vs 近鉄ライナーズ戦 @愛知県瑞穂ラグビー場。
共に戦い、共に喜びを。グランドで会いましょう。