多彩なアタックを見せ、練習試合3連勝を飾る。
7月11日(土)、千葉二俣グランド。ようやく梅雨の長雨が上がったと思ったら、夏らしい暑さに。ホームグランドにキヤノンを迎えての、春シーズン練習試合最後を飾る一戦。ここまでの練習試合2戦を危なげない勝ち方で終えて、4月からの練習の成果を見せているシャイニングアークス。対する相手は、トップリーグ入りは「後輩」ですが、このところ成績では上位に位置するチーム。11月からのトップリーグ本番では別グループになりますが、これからもライバルとなることは間違いありません。
15時キヤノンボールでキックオフ。そのボールをキャッチしたNo.8山下弘資が猛烈に突破を図り、相手陣へ。試合に勢いをつけます。
前半5分、敵陣での素早いパス回しで相手ディフェンスラインに混乱を与え、最後はFBブラッキン・カラウリアヘンリーが大外を回り込んでトライ。SO小倉順平が難しい角度のゴールを決め、7-0と先制。
その後相手の攻撃の時間が長くなりますが、ディフェンスラインを突破されることは無く耐え抜き、逆に前半15分、ハーフウェイライン手前の自陣ターンオーバーからWTB菊池功一郎が約50mを走り切る快走を見せてトライ。G○14-0。
その後またキヤノンの時間帯になりますが、統制のとれたラインディフェンスで凌いでいきます。ただ、スクラムで劣勢になりラインアウトでも乱れが出て、相手にアタックのチャンスを与えてしまいます。
◆そして前半終了間際のロスタイム、ゴール前での相手ボールスクラムから近場を攻められてトライ。G×14-5。ここで前半終了。
後半0分、メンバー交代。 PR 楢山直幸OUT、甲斐尚哉IN。 LO 馬屋原誠OUT、石神勝IN。 SH西村渉OUT、光井勇人IN。 WTB菊池功一郎OUT、友井川拓IN。 CTB溝口裕哉OUT、石橋拓也IN。 CTB佐藤晴紀OUT、諸葛 彬IN。WTB鶴田諒OUT、小泉将IN。 FBブラッキン・カラウリアヘンリーOUT、鶴谷知憲IN。
後半1分、メンバー交代。PR白隆尚OUT、三浦嶺IN。
後半3分、敵陣40m付近でボールを持ったSO小倉順平がライン際を走っていたCTB諸葛 彬に狙いすましたキックパス。それをキャッチしてそのまま勢いに乗ってトライ。G○21-5。
ここからもテンポのいいアタックを繰り出しますが、スクラムで劣勢になってしまい、一進一退となります。
後半13分、メンバー交代。 LOアイザック・ロスOUT、杉浦直人IN。
後半16分、メンバー交代。 PR上田竜太郎OUT、種本直人IN。
後半20分、メンバー交代。 PR甲斐尚哉OUT、佐藤勇人IN。 FL八藤後祐太OUT、小峰徹也IN。 SH光井勇人OUT、西橋勇人IN。 SO小倉順平OUT、ブラッキン・カラウリアヘンリーIN。
後半27分、敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトからモールを押し込み、最後はFL金 正奎選手がトライ。G×26-5。
後半36分、自陣ゴール前で相手ボールスクラムを明らかな反則で崩してしまい、認定トライを宣告されます。G○26-12。
後半37分。そのリスタートキックオフのボールを猛烈に突っ込んで獲りに行ったWTB友井川拓が見事にキャッチ。素早くフォローしていた諸葛 彬にパスを渡し、電光石火のノーホイッスルトライ。FB鶴谷知憲のゴールも決まり、33-12。このまま得点は動かず、試合終了。
4月のチームインから今日まで練習を積み上げてきて、アタックもディフェンスもやるべきことを試合の成果とすることができました。しかしセットプレーなど、課題もまた明確になりました。2007年のシャイニングアークス創設以来、自分たちのラグビーを模索してきましたが、ようやくその姿が見えだしました。迷っても、立ち返るべきものができつつあります。
「Arcs ATTACK」
これから選手たちは2週間ばかりのオフとなり、リフレッシュした後、恒例の北海道合宿に入ります。そこでワンステップもツーステップも成長していく姿を見られるのが楽しみです。
また、グランドで会いましょう。