自分たちのスタイルで4トライを上げ、東芝戦に初勝利
11月21日土曜日、鹿児島県鴨池陸上競技場。第一節を快勝したシャイニングアークスですが、相手の東芝ブレイブルーパスには公式戦・練習試合を通して今まで未勝利。しかもここ鹿児島は東芝が長年キャンプを行っている場所で、いわば相手のホームグランド。スタンドにも赤いビブスを着たファンが多く詰めかけています。シャイニングアークスファンも負けじと会場に足を運んでいただいて、約5000人の観客の中で試合は行われました。
14時、風下のシャイニングアークスボールでキックオフ。
前半2分、注目のファーストスクラム。これは東芝のコラプシングになりました。この後も前半のスクラムでは東芝の足並みが揃わないことが多く、優位な展開となりました。
前半13分、敵陣35m付近でのマイボールスクラムで東芝の反則。ショットを選択し、SOエルトン・ヤンチースが危なげなく決めて、3-0と先制。
しかし、深めに蹴られたそのリスタートキックをヤンチースが最後部からキックしたところチャージされて相手ボールになってしまいます。ゴールライン手前で展開され、前半14分に自陣5mでの相手ボールラインアウトからモールを押し込まれてトライ。G○3-7。
しかし、その後は相手の細かいミスなどもあり、再び優位に試合を運び始めるシャイニングアークス。
前半20分、敵陣右サイドでのマイボールスクラムからオープンサイドに展開。CTB石橋拓也が大きくラインブレイクしてゴールライン手前まで迫ります。そしてラック連続攻撃からLO鶴谷昌隆がピック&ゴーでトライ。G○10-7。
しかし、またしてもこの後のリスタートキックの処理が悪く、そこから東芝の猛攻を受けてしまいます。約5分間ゴールライン手前で張り付けになりましたが、集中力を切らさないディフェンスで耐え抜き、最後は相手の反則で脱することができました。
前半31分、自陣45mでのシャイニングアークスの反則に相手はショットを選択。このPGが決まり、10-10。
ここから敵陣で展開する時間帯が多くなりますが、マイボールラインアウトの精度が悪いこともあり、得点には至りません。そして、前半終了。
後半開始。シャイニングアークス選手の入替はありません。
後半2分、自陣45mでの反則に相手はショットを選択。このPGが決まり、10-13。
後半6分にも相手は50m近くのPGを狙いますが、これは失敗。
後半8分、選手入替。PR秋葉俊和→種本直人。PR楢山直幸→甲斐尚哉。
後半11分、相手ハイパントのキャッチからカウンターアタック開始。CTB石橋拓也が中央をラインブレイクして大きくゲイン。最後はゴール前のラックからNO.8アマナキ・レレイ・マフィがトライ。G○17-13。
後半12分、東芝のカフィ選手が危険なプレーで10分間の退場になります。
後半13分、選手入替。HO三浦嶺→須藤拓輝。SOエルトン・ヤンチース→羽野一志。CTB石橋拓也→ブラッキン・カラウリアヘンリー。小倉順平がSOにポジションチェンジ。羽野がFBに、カラウリアヘンリーがCTBに。
後半17分、敵陣25m付近での相手オフサイドの反則にショットを選択。SO小倉順平がPGを決めて、20-13。
この後も敵陣に入って攻め続けるシャイニングアークス。
後半23分、FL栗原大介が縦に大きく突破し、左右に展開してラックを形成。最後はマフィが抜け出して独走。インゴールをゴール下まで回り込んでこの日二本目のトライ。小倉のゴールも決まり、27-13。
後半24分、選手入替。LO石神勝→アイザック・ロス。NO.8アマナキ・レレイ・マフィ→山下弘資。
後半27分、敵陣30m付近での相手オフサイドの反則にショットを選択。G○30-13。
後半28分、東芝のラティマー選手が故意の反則で10分間の退場。
後半30分、敵陣22mでのマイボールラインアウトからモールを形成。そのままゴールラインまで約20mをドライブして、最後はWTB鶴田諒が右隅に飛び込んでトライ。G○37-13。
後半32分、選手入替。WTB菊池功一郎→小泉将。
そして、このまま得点は動かず試合終了。対東芝戦で初勝利を上げると共に、4トライでのボーナスポイントを加え、勝点5を獲得することができました。これでリーグ戦2試合を終えて、勝点10。80分間ハードワークを続け、確固とした自分たちのオリジナル・スタイルが見え始めた新生シャイニングアークス。オープン戦から磨きをかけてきたディフェンス力をベースに、今日の試合では「Arcs ATTACK」が炸裂し、ボールが動いて見ていても楽しいラグビーが繰り広げられました。
なお本日のマン・オブ・ザ・マッチは、2トライを上げる活躍を見せたアマナキ・レレイ・マフィ選手でした。
ゲームは続きます。第三節は29日、神戸でのクボタスピアーズ戦。
グランドで会いましょう。