試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2015年10月3日14時05分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ プレシーズン 第4節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

NECグリーンロケッツNECグリーンロケッツ

28vs20

前半8 - 20

後半20 - 0

前半は苦戦するも、後半はしっかりと修正して逆転勝利

10月3日土曜日。ラグビーワールドカップで日本代表が2勝目をかけてサモアと戦う大事な試合を前にしたその日、シャイニングアークスはNECグリーンロケッツを相手にトーナメント戦の初戦を迎えました。場所は埼玉県の熊谷ラグビー場。うっすらと雲が広がる爽やかな秋空の下で熱い戦いのはじまりです。

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14時05分。NECグリーンロケッツボールでキックオフ。
ボールをキャッチした4番 鶴谷昌隆が大きくゲイン、その後、敵陣深くに蹴り込み、相手のタッチキックからマイボールラインアウトといきなりチャンスを迎えます。が、そのラインアウトはキャッチミス。それでも敵陣でプレーを続けながら、ゴール前に何度も迫るも、ノックオンやスクラムでのミスなどが続き得点にはいたりません。その間、最初の突破を見せた鶴谷昌隆が負傷交替。

前半5分、負傷交替。4番 鶴谷昌隆→山下弘資。

その後もずっと敵陣でプレーを続けるも、得点機会を得たのはようやく10分を過ぎてからでした。

前半13分、10番 川本祐輝が相手のノットリリースザボールからPGを決めて3-0。

すると今度はNECグリーンロケッツの猛攻がはじまります。シャイニングアークスはずっと自陣に釘づけで数分間耐え続けますが、たまらずラックでのオフサイド。その後も守り続け、ターンオーバーをするものの直後にまたしても反則を犯してしまいます。

前半20分、オーバーザトップの反則からPGで3点を献上、3-3。
その後のリスタートキックは、10mラインに届かないという単純なミスで、相手ボールのセンタースクラムになってしまいます。

前半21分、そのセンタースクラムからNECグリーンロケッツは左に展開、バックスが素早くボールを回し、最後は11番ウィングがトライ。ゴールも決まりあっという間に3-10となってしまいます。

前半24分。今度のリスタートキックは深めに蹴りますが、そのボールを相手が取れずにバウンドしたところに、14番友井川拓が猛ダッシュをしかけてキャッチ、そのままインゴールまでかけ抜けノーホイッスルトライ。ゴールは決まらないものの、8-10と追いすがります。

前半29分、モールが崩れた後のシャイニングアークスの反則から、NECグリーンロケッツはクイックタップキックからすぐに攻撃を仕掛け、またしてもトライゲッターの11番がトライ。ゴールも決まり8-17。

前半37分、シャイニングアークスがここでもラックのオフサイドを犯してしまい、40m以上のPGを決められ、8-20とますます点差が開き前半を終えます。

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後半。シャイニングアークスのキックオフで敵陣に入ると、いきなりチャンスが訪れます。
■後半2分、相手のオーバーザトップの反則から10番 川本祐輝が落ち着いてPGを決め11-20。

後半4分、自陣のスクラムから12番 諸葛彬が大きく抜け出し、その後はフォワード、バックスが一体となって連続攻撃。ラック、ラックと少しずつ敵陣に食い込み、最後は1番 秋葉俊和がゴール前の間隙を抜けてトライとなりました。ゴールも決まって18-20と迫ります。

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後半5分、選手交代。1番 秋葉俊和→上田竜太郎。3番 佐藤勇人→甲斐尚哉。

その後、相手のハイタックルからPKを得ると、タッチキックから特に後半安定したラインアウトを選択します。
■後半11分、そのラインアウトを確実にキャッチしモール。しっかりと押し込みながら、最後は8番 ヴィリー・ブリッツが右側に抜けてトライ。ゴールも決めて逆転、25-20とします。

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後半18分、選手交代。15番 ブラッキン・カラウリアヘンリー→小倉順平。6番 栗原大介→アイザック・ロス。

その後もラインアウトは好調、クリーンキャッチから8番 ヴィリー・ブリッツが抜け出し、14番 友井川拓がパスを受けてゲイン。その後ラックの連取で前進を続けます。

後半23分、連続攻撃から相手ゴール前で、相手の反則からPKを得ると、10番 川本祐輝がPGを確実に決め28-20と突き放します。

後半24分、選手交代。10番 川本祐輝→小野 寛智。

後半25分、選手交代。14番 友井川拓→小泉将。

25分過ぎ、NECグリーンロケッツの猛攻により、自陣に攻め寄られると、シャイニングアークスにとって後半初めての反則。その後もたて続けて反則を犯し自陣22m内に釘づけになるも、激しいタックルの連続でなんとか耐え続け、最後には相手のノットリリースザボールを誘い、なんとかピンチを脱します。

後半32分、選手交代。2番 三浦嶺→白隆尚。

そこからは敵陣に入り、相手陣で戦い続けながらそのまま失点することなくノーサイド。
前半はチャンスを活かしきれずに逆にリードを許しましたが、後半は相手に得点を許さず、見事な逆転勝利となりました。
なお、この試合のマン・オブ・ザ・マッチは、80分間フルタイム戦い抜いた5番 馬屋原誠選手でした。

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トーナメント2回戦の対戦相手は、直前の試合でヤマハ発動機ジュビロを破ったキヤノンイーグルス。

10月10日土曜日、14時キックオフ。秩父宮ラグビー場。
グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――試合の感想を。

前半の入りは良く、ずっと相手陣で攻めていたにもかかわらず、トライできなかったのは反省しなければなりません。簡単なミスが続いて得点に繋がりませんでした。しかも相手には簡単に得点を許しリードされてしまいました。ハーフタイムの後は、なんとか持ち直して後半は良くなったと思います。後半だけで20点を取ったのも良かったですが、相手に得点を許さなかったディフェンスも良かったと思います。ラインアウトも良かったです。

――ハーフタイムではどのような指示を?

簡単なミスが多かったので、シンプルに確実なことをやるようにと指示しました。そして、ボールを持つ時間を長くするようにと。あとはもっと激しく戦っていくようにと言いました。そういう意味では、後半は良いディフェンスができました。

――次のキヤノン戦については?

キヤノンは、昨年のチャンピオンチームのヤマハを破りました。とても良いファーストレベルのチームだと思います。なので、私たちはチャレンジャーの気持ちで戦い、よい結果を残したいと思います。もちろんいろいろ策は考えていますよ、でもそれはヒミツです。楽しみにしていてください(笑)。

金正奎ゲームキャプテンのコメント

金正奎ゲームキャプテン

――試合の感想を。

まずは勝てたことが良かったです。特に後半しっかり逆転できて勝てましたので。ただ、前半は相手陣に行って攻めるのですが、トライできませんでした。相手を崩せているのは良かったのですが、最後が取り切れません。そこは修正すべき点だと思います。
やはり、練習でやっていることが試合でできなかったのだと思います。ミスが出てしまうというのはそういうこと。やはり、練習の成果をしっかり出せるような試合をしなければならないと思います。

――後半に入る前、キャプテンとしてはなんと言いましたか?

ミスは起きたら仕方ないので、ミスをしてもすぐに切り替えようと。それはそれでみんな気づいていることなので対応はできたと思います。あとは、最初の5分でしっかりスコアをして行こうと。それも実際にできたので(2分にPG、4分にトライ)良かったと思います。

――ワールドカップで大活躍のチームメイト、マフィ選手についてメッセージを。

日本中が注目していますが、彼ならやってくれると思うので全力を出して良い結果を残して欲しいです。僕もチームメイトも皆、彼を信じています!

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。