プレーの正確性を欠いて自分たちのラグビーができず、敗戦。
9月4日(金)、秩父宮ラグビー場。ラグビーワールドカップイヤーに当たる今シーズンだけ開催されるプレシーズンリーグ。そしてその開幕戦はNTTダービーが組まれ、対NTTドコモレッドハリケーンズ戦となりました。ここまでチームは練習試合7連勝と好調を維持していますが、それが吉と出るか凶と出るか。両チームの大勢のファンが見守る中で注目の試合の幕が上がります。
19時30分、シャイニングアークスボールでキックオフ。キッカーは、ルーキーの10番 小倉順平。開始早々に敵陣22m付近で相手の犯した二度の反則をどちらもペナルティゴールを狙いに行かず、タッチに蹴りだしてトライを狙うシャイニングアークス。相手にプレッシャーをかけて、早い時間帯で試合を決めてしまおうという作戦か。しかし、その2本ともトライを奪うことはできませんでした。
前半15分、敵陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトからモールを形成。モール最後方の8番 山下弘資が内側サイドに回り込んでトライ。10番 小倉のゴールは決まらず、5-0。
相手は反則が多く、たびたび敵陣に攻め込みますが、肝心のところでボールが手に付かずハンドリングミスを犯してしまい波に乗れません。
前半25分、自陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトから近場にパスしたボールを落球。それを拾われて痛恨のトライ。G○5-7。
シャイニングアークスは相変わらずハンドリングミスが多くまたプレーの正確性に欠き、徐々に流れはドコモに傾いていきます。
前半ラストプレーを告げるホーンが鳴った後、ドコモがドロップゴールを狙い成功。5-10で前半を折り返します。
後半3分、自陣20m付近でシャイニングアークスの犯したハンドの反則に迷わずPGを選択するドコモ。PG○5-13。
その後素早いパス展開のアタックを織り交ぜて攻め込みますが、自らのミスでチャンスをつぶしてしまいます。そして、徐々にブレイクダウンの攻防でも相手の反応に遅れを取っていきます。
後半15分、選手交代。1番 種本直人→秋葉俊和。
後半18分、選手交代。10番 小倉順平→川本祐輝。
後半19分、選手交代。2番 須藤拓輝→白隆尚。6番 小林訓也→馬屋原誠。
後半21分、選手交代。9番 西村渉→小川優輔。12番 溝口裕哉→石橋拓也。
※14番 鶴田諒が9番にポジションチェンジ。
後半25分、選手交代。3番 甲斐尚哉→佐藤勇人。
後半29分、選手交代。7番 金正奎→小峰徹也。
後半31分、自陣40m付近で犯してしまったオフサイドの反則に相手はショットを選択。PG○5-16。
その後、シャイニングアークスは反撃を試みますが、最後までプレーの正確性は戻らずに試合終了。プレシーズンリーグ開幕戦、NTTダービーを落としてしまいました。
プレシーズンリーグ開幕戦、そしてNTTダービー。選手たちには目に見えないプレッシャーがあったのでしょうか。肝心の場面でイージーミスを連発し、とうとう最後まで自分たちのラグビーができませんでした。そして相手の方が最後まで勝利へのこだわりが強かったのかもしれません。
次節もまた金曜ナイターとなります。この一週間でどう立て直し、本来の自分たちのラグビーを見せることができるか。グランドで会いましょう。