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夏合宿目前、千葉ホームグランド練習レポート

練習で「All Out(全てを出し尽くす)」ができなければ、試合でもできるわけがない。

週末恒例のフィジカル中心のハード・トレーニング

2008年8月2日、土曜日。北海道での夏合宿を目前に控えて、千葉ホームグランドでの最後の練習となるこの日、朝9時からシャイニングアークスの練習はスタートした。午前中から30度を超える酷暑の中、シャノンヘッドコーチら新スタッフが加入して以来行われている、週末のフィジカル中心のハード・トレーニングが始まる。

まずは、FW陣とBK陣とに分かれてのメニュー。
先にグランドに立ったのは、FW陣。基本的な動作が繰り返される。まだこの時点では、ウォーミングアップといった様相だ。

一方グランドに隣接されたジムでは、BK陣の筋力トレーニングが行われている。こちらは、早くも全員汗だくになっている。

その後、FW陣とBK陣とがグランドとジムとを入れ替わり、約1時間30分のポジション別トレーニングを終えると、今度は全員グランドに集まっての合同練習が始まる。選手に話を聞くと、練習メニューは事前に知らされることはなく、何をどこまでやるかいっさいわからないということだ。タッチフットでの基本的動作の確認やランニングなど、緊張感が途切れることなくトレーニングは続く。走る。走る。走る。———そのハードさは、見ているこちらが気持ち悪くなるぐらいの激しい内容だ。グランドにただ立っているだけでもめまいのするような酷暑の中、選手たちはまさしく"ALL Out"に挑む。

そして、ようやく3時間半に渡る今日の練習が終わった。「きついッス」「ありえないですよ」「大学時代も経験無いです!」……ルーキーからベテランまで、誰に話を聞いても今年のこの時期の練習は、例年に比べてもハード極まりないようだ。しかし、練習を終えた選手たちの表情には満足感が広がる。

こうしてこの日の練習は終わった。選手の肉体を一目見れば、どの選手も明らかに去年よりひと周りもふた周りも筋肉の鎧がついている。またその表情には、やる気と自信とが覗える。昨年にも増して競争が激しくなるトップイースト11だが、新規加入の選手も増え、チーム内の競争も高まっている。チームスローガンの"All Out"をまさに実践した今日の練習を目の当たりにして、来週からの北海道合宿を経ての今シーズン本番への期待感が高まるばかりである。

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