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テクノプロ・ホールディングス株式会社

カスタマイズ可能なトータルソリューションを導入し拠点間ネットワークの最適運用を実現

テクノプロ・ホールディングス株式会社
テクノプロ・ホールディングス株式会社 ITインフラ部 ITインフラ課 シニアマネージャー サルマ ビナヤ氏

テクノプロ・ホールディングス株式会社
ITインフラ部 ITインフラ課 シニアマネージャー

サルマ ビナヤ氏

「ITの先端情報提供やコンサルティング面でも、NTTコミュニケーションズのサポートに期待しています」

テクノプロ・ホールディングス株式会社 ITインフラ部 ITインフラ課 担当課長 櫻田 恒氏

テクノプロ・ホールディングス株式会社
ITインフラ部 ITインフラ課 担当課長

櫻田 恒氏

「データログの検索などが格段にスピードアップされ、管理効率が大きく向上しました」

 

課題

問題点の切り分けや復旧に時間を要していたためネットワークサービスの統合化が急務だった

テクノプロ・ホールディングス株式会社(以下、テクノプロHD)を親会社とするテクノプロ・グループは、国内外に約17,000人の技術者・研究者を擁し、2,000を超える企業や研究機関などに技術サービスを提供している。機械、電気・電子、組込制御、IT、化学、バイオ、医薬、建築土木、エネルギーなど、産業界が求めるほぼ全領域をカバーし、約150の拠点を全国に展開する国内最大規模の技術系人材サービス・グループである。

同グループの事業推進において、国内に点在する拠点やスタッフをつなぐITインフラの役割は極めて大きい。同社ITインフラ部でその運用を統括するサルマ ビナヤ氏は、ITインフラ構築・運用のポリシーをこう紹介する。

「当社でお客様に技術サービスを提供している人材の多くは先進技術を持ったエンジニアですので、社内ITのインフラ構築・整備においても、先進技術の動向を注視しながら環境をアップデートしていくという考え方を持っています」

ビナヤ氏が率いるITインフラ課では、2015年にデータセンター機能をNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)のコロケーションサービスに移行し、ネットワーク整備も実施。しかし、拠点間ネットワークの運用にいくつかの課題を抱えていた。

「インターネットVPNを利用してネットワークの集約はできましたが、機器の調達から管理までをすべて自社で行っており、担当に大きな運用負荷がかかっていました。また、プロバイダ、ネットワーク回線、ネットワーク機器がそれぞれ異なるベンダーであったため、障害発生時の原因究明や復旧までに手間と時間を要することも問題でした」

150拠点以上のユーザーを結ぶネットワークでもあり、「自らが運用するより、信頼性や実績のある企業のサービスを利用し、運用も任せる方向に舵を切るべきであろう」と、ビナヤ氏は改善へ向けた決断をする。

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対策

利用側も管理できる柔軟性の高さを評価しパートナーとソリューションを選択

同社のITインフラ課では、数社を候補に挙げ、さまざまな角度から検討を重ねた結果、NTT Comの「Network Support Services(以下、NSS)」導入を選択した。NSSは、ネットワークを含めたIT環境の設計・構築から運用・保守までをワンストップで提供するサービスであり、顧客の環境やニーズに応じてオーダーメイドで仕立てられることが大きな特長だ。

ビナヤ氏は、選択の決め手を次のように振り返る。「これまで大手ベンダーが提供するネットワークサービスは、“ブラックボックス化”しているというイメージがあり、利用者が自ら設定変更などをするのは困難でした。しかしNSSは、利用型サービスでありながら、NTT Comが管理や監視を行うと同時に、利用者もオペレーションをすることができます。我々もITのプロであり、特に緊急を要するようなケースでは、自分たちでも管理できる環境であることがベストです。これが最も大きな選択要因でした。コスト的にも十分納得できるものでしたし、SD-WANというNTT Comが推進する新しいネットワークの考え方にも、将来的な可能性を感じました」

またテクノプロHDでは、拠点にVLAN環境を整備しており、その部分は変更せずに拠点間ネットワークのみを刷新することが基本的なニーズだった。従来から運用しているそれらのシステムを生かせる部分が多かったことも、採用を後押ししたポイントとなり、総合して非常に柔軟性に富んだサービスであることが高く評価されたといえるだろう。

図 システム構成イメージ

システム構成イメージ

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効果

ハードウェア運用から開放され本来の業務に注力
見える化も実現し安定運用が可能に

同社の新しい拠点間ネットワークは2017年8月にNSSの基盤構築を完了。同年11月から段階的に拠点導入を進め、2018年5月にNSSの管理体制のもと、全拠点がVPNサービスである「Arcstar Universal One」で結ばれた。以降、順調に稼動を続けており、障害時の問題点切り分けや復旧までの対応などは、NTT Comのワンストップ体制により解決される環境が整った。加えて、オンプレミス運用管理からサービス利用にシフトしたことで、さまざまな効果が生まれている。

「従来はハードウェアを自社で保有していたため、5年サイクルで新しいものに買い替える必要があり、その都度、設定などの業務が発生していました。現在はすべてサービスとして提供されますので、それらの調達や運用・保守業務にかかっていた稼働を考慮すると、全体的なコストは削減できていると思います。何より保守・管理に携わっていたスタッフが企画や開発といった本来の業務に注力できるようになったことが大きな効果です」(ビナヤ氏)

またネットワークの運用に携わっている櫻田恒氏は、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の際の対応を挙げて管理体制を評価する。「当社は北海道に複数拠点があったため、ネットワーク監視を行っているNTT Comへ状況を問い合わせたところ、多忙を極めている中、頻繁に復旧状況を知らせてもらえました。我々のネットワークがきちんと監視されているという安心感を得ることができた出来事でした」

UTM(Unified Threat Management:統合危機管理)を導入して、セキュリティ面の安全性を向上させると同時に、インターネット・ローカル・ブレイクアウト(LBO)も可能になった。トラフィックが逼迫する場合は、本社DCを経由せず特定の通信を拠点から直接アクセスさせることで負荷分散し、ネットワーク全体の安定化と最適化を図っている。同時にネットワークの見える化を実現したことで、どの拠点でどのような通信が行われているかリアルタイムに把握し、問題がある場合は、ピンポイントでその拠点にアプローチできるようになったことも大きなメリットであるという。

今回のリニューアルにより、かなり理想に近いネットワークが構築されたというが、ビナヤ氏はさらなる進化を見据えている。

「NSSを導入したことで、AmazonやMicrosoft Azureといったパブリッククラウドを利用しやすい環境になりました。SD-WANのコンセプトのもと、ネットワーク全体もさらに進化させたいと考えており、LANもWANもすべてキッティング不要な環境にすることを目指しています。NSSは新しいサービス形態でもあり、顕在化した課題を社内でディスカッションすると同時に、NTT Comと連携しながら1つ1つ解決しています。ソリューションは導入して終わりではなく、利用者側と提供者側がコミュニケーションを重ねながら、改善を続けることが必要です。ネットワークだけでなく、これからITインフラ全体をさらに進化させていく上で、パートナーとしてNTT Comには大きな期待を寄せています」

技術分野でのグローバル競争が激化する今日、日本の産業や企業も変革を迫られている。テクノプロ・グループが提供する先進技術や技術者が担う役割は、かなり大きなものだろう。その事業展開をNTT Comが今後も寄り添い、信頼性の高いITインフラを提供していく。

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導入サービス

Network Support Services(NSS)

ICT環境の要件定義、設計・構築、運用・保守まで、トータルにご相談いただける経験豊富なエンジニアが「訪問/ヒアリング」し、お客さまのさまざまな経営課題をICTで解決するソリューションサービスです。

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テクノプロ・ホールディングス株式会社

テクノプロ・ホールディングス株式会社

事業概要
2012年4月設立。国内および中国・東南アジア・インド・英国などで広く技術系の人材サービス事業を展開するテクノプロ・グループを統括している。グループとしては、日系企業や研究機関などを主要な顧客とし、技術者・研究者の数や専門領域の幅広さにおいて国内最大規模の技術系人材サービスを展開している。技術者派遣事業に加え、受託請負事業や教育研修事業などにも注力し、機電・IT分野やバイオ・再生医療分野の業務を受託する自社研究開発拠点への積極的な投資も行っている。

URL
https://www.technoproholdings.com


 

 

 

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(掲載内容は2019年1月現在のものです)


 

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