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株式会社キタムラ

1,300超の店舗を支えるシステムをクラウドで統合
ITIL準拠の運用体制で運用コストを約20%削減

キタムラ
株式会社キタムラ 情報システム部 取締役CIO 﨑川 洋邦 氏

株式会社キタムラ
情報システム部 取締役CIO

﨑川 洋邦 氏

「NTTコミュニケーションズのサポートにより、高品質なハイブリッドクラウドを実現できました。遅延やレスポンスの低下もなく、当初社内で不安視されていたクラウドに対する懸念は杞憂に終わりました」

株式会社キタムラ 情報システム部 インフラグループ マネージャー 黒河内 昇 氏

株式会社キタムラ
情報システム部
インフラグループ マネージャー

黒河内 昇 氏

「ITIL準拠の運用監視サービスにより、運用管理の負荷は大幅に低減されています。万が一障害が発生してもすぐに復旧できるため、事業機会の損失を極小化できます」

 

課題

ツギハギ型システムの運用が複雑化
災害・障害発生時の事業リスクも大きな課題

 専門的な商品の品揃えに加え、新しい写真体験の提供を通じ、時代に応じた写真の楽しみ方を提案するカメラのキタムラ。近年はインターネットやスマートフォンの普及を追い風に、ネットショップやオンラインのプリントサービスなどが大きく成長している。

 その一方、業務を支えるオンプレミスは肥大化・複雑化が加速していた。「全国に展開する店舗数は1,300以上。その業務に欠かせない約150のシステムを600台以上のサーバーで運用していました。写真はデータ量が膨大なため、ストレージ容量は1PBを超えます」とキタムラの﨑川 洋邦氏は話す。

 しかもM&Aによる企業統合により、さまざまなシステムベンダーが混在。およそ30社のベンダーがそれぞれに担当システムを管理していた。「システムの全体像の把握が困難な上、システムの運用が複雑化し、障害発生時に迅速な対応が困難でした」と同社の黒河内 昇氏は振り返る。

 こうした状況は当然、大きな事業リスクにつながる。災害や障害の発生により、システムがストップすれば、事業継続が困難になるからだ。特にネットショップやオンラインサービスはシステムの停止が機会損失に直結する。

 「ITの進化を考えれば、サービスのオンライン化は今後ますます加速していくはずです。システム全体のガバナンスを強化し、運用管理の負荷やコストの削減、システムの安定性・信頼性の向上を図りたいと考えていました」と﨑川氏は語る。

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対策

インフラ、ネットワーク、運用サービスを
トータルに提供する総合力と実績を評価

 課題解決のためのソリューションとして同社が選択したのが、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」である。

 その決め手になったのは、総合力の高さだ。業界最高レベルの堅牢・高品質なデータセンターをベースに、必要なリソースを自由に構築・配置・設定できる。通信事業者としての強みを活かし、高品質なネットワーク環境も一体的に提供する。さらにシステムの監視・運用保守までトータルにサポートすることが可能だ。「大規模なクラウド化の経験と実績に裏打ちされた提案を精査した結果、Enterprise Cloudの採用を決定しました」と﨑川氏は選定の理由を述べる。

 中でも高く評価されたのが、ITILに準拠した運用監視サービスである。「導入に向けて、NTT Comは定例ミーティングにより『故障管理』『オーダー管理』『キャパシティー管理』『課題管理』などの運用監視プロセスの確立をサポートしてくれました。これにより運用監視プロセスの標準化を実現し、不測の事態にも迅速に対応できる体制が整いました」と﨑川氏は評価する。

 柔軟な対応力も大きなポイントだった。オンプレミスの中には、移行の際に大規模な改修が必要になる独自システムもある。その点、Enterprise Cloudはクラウド基盤と同じデータセンター内でコロケーションサービスを提供することもできる。「現段階で移行が難しいものはコロケーションサービスを利用することで、統一的な運用監視が可能になります」と黒河内氏は語る。

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効果

サーバー、ストレージ台数を大幅に削減
事業継続性とシステム構築スピードも向上

 こうして同社は主要業務を支える販売管理・受発注・会計・人事・勤怠管理システムなどをクラウド化するとともに、独自システムにコロケーションサービスを利用することで、ハイブリッドクラウド環境を構築した。「統合化によりサーバーやストレージは、大幅に台数を削減しています。また、最も手間と時間のかかる多数ベンダーとのマイグレーション計画や調整もNTT Comがサポートしてくれたため、移行は短期間かつスムーズに行えました」と﨑川氏は評価する。

最も大きなメリットの1つは、インフラ管理の手間やコストを大幅に軽減できた点だ。「主要業務を支えるシステムを同一データセンター内に集約することで、効率的な運用管理が可能になり、基幹システムの運用管理に関わるコストを20%削減できました」(﨑川氏)。

 システムの安定性・信頼性も向上した。ITIL準拠の運用監視サービスにより、万が一、障害が発生した場合は、そのことが即座に通知され、対応をエスカレーションしていく。「従来は難しかった障害原因の特定が迅速化され、次にどんなアクションを起こせばいいのかがすぐにわかります。システムのダウンタイムを極小化し、事業継続性が大幅に向上しました」(黒河内氏)。

 さらに、余剰リソースを抱えていたサーバーをクラウド化することで、リソースコントロールの最適化も可能になった。「低コストかつ柔軟に新たなECシステムを構築し、早期にシステム運用を開始できました」と﨑川氏は話す。

 ネットワークの柔軟性が高まったことも大きなメリットだ。

 「例えば、通常期に500Mbpsのインターネット接続帯域を、繁忙期には700Mbpsや1Gbpsへと増強し、繁忙期が過ぎたら通常期の帯域に戻すことも可能です」と黒河内氏は語る。

 基幹システムのクラウド化に対し、当初、社内にはネットワーク遅延やレスポンス低下による業務への影響を懸念する声があったという。しかし、新システムの運用から1年が経過したが、インフラに関するトラブルの発生はゼロ。「現場からは遅延やレスポンス低下の不満も上がっておらず、クラウドに対する当初の懸念は見事に払拭されています」と﨑川氏は満足感を示す。

 今後は一部残るオンプレミスのクラウド化を視野に、ハイブリッドクラウド環境をさらに強化。さらなるコストダウンと生産効率の向上を推進していく考えだ。

図 「Global BIM」の活用イメージ

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株式会社キタムラ

株式会社キタムラ

概要
老舗の量販店「カメラのキタムラ」、こども写真館「スタジオマリオ」、証明写真スタジオ「スタジオK」などを運営するほか、ネットショップやスマートフォン事業なども展開。多様化する顧客ニーズに対応した写真生活をトータルにサポートする。

URL
http://www.kitamura.co.jp/


 

 

 

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(掲載内容は2015年9月現在のものです)




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