意外と知らない?ITトレンド用語
シングルサインオンとは
シングルサインオン(SSO:Single Sign On)とは、1度のユーザー認証によって複数のシステム(業務アプリケーションやクラウドサービスなど)の利用が可能になる仕組みを指します。
システムを利用する際、通常は利用者を特定するためにユーザー認証が行われます。これによって特定された利用者が適切な権限を持っていれば、システムの利用を許可するという流れです。
通常、ユーザー認証はシステムごとに行われますが、シングルサインオンの仕組みを利用することにより、1度のユーザー認証で複数のシステムを利用することが可能になります。
現状では多くのシステムがIDとパスワードの組み合わせによってユーザー認証を行っています。シングルサインオンの仕組みがない環境では、システムごとにIDとパスワードの組み合わせを覚えて入力しなければなりません。しかしシングルサインオンの仕組みがあれば、1つのIDとパスワードで複数のシステムが利用できるようになるほか、システムごとに入力する手間もなく、ユーザーの負担を軽減することが可能です。
