意外と知らない?ITトレンド用語
SD-WANとは
SD-WAN(Software Defined-Wide Area Network)とは、ネットワークをソフトウェアで制御するSDN(Software Defined Networking)の技術をWANに適用し、拠点間接続やクラウド接続などにおいて柔軟なネットワーク構成やトラフィックコントロールなどを実現する技術やサービスです。
SD-WANを用いることにより、たとえば拠点間接続において信頼性がそれほど求められない通信はインターネットVPN、遅延の影響が大きいビデオ会議はクローズドVPNなど、トラフィックの種類に応じて利用する回線を使い分けるなどといったことが可能になります。
また通常のインターネット利用はデータセンターなどに構築されたインターネットゲートウェイを経由し、Microsoft 365など信頼されたクラウドサービスには各拠点に接続されたインターネット回線から直接アクセスする、「インターネットブレイクアウト」(またはローカルブレイクアウト)もSD-WANで実現することができます。