生成AIで加速する働き方改革の活用シーン

生成AIで加速する働き方改革の活用シーン

生成AIをビジネス活用したいというニーズが高まっています。しかしChatGPTに代表される独立した生成AIのサービスを利用し、業務上の成果につなげていくためには、それなりのノウハウが必要とされます。そんな“壁”を払拭するサービスとして、Duet AI for Google Workspace が注目されています。Gmail やドキュメント、スライドなど日常業務で使い慣れたアプリから、そのままシームレスに生成AIの機能を利用できるのです。Duet AI for Google Workspace の概要と共に、これによって実際に業務効率化や生産性向上、働き方改革を推進している企業の取り組みを紹介します。

目次

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Duet AI for Google Workspace とは

Google はグループウェアの Google Workspace に新たに生成AIによるアシスタント機能を追加しました。これが「 Duet AI for Google Workspace 」です。Gmail、ドキュメント、スライド、スプレッドシート、Meet などのアプリから直接生成AI機能を利用し、さまざまな操作のサポートを受けることができます。

現時点では対応している言語は英語のみですが、2023年11月15~16日にかけて開催された Google Cloud の年次イベント「 Google Cloud Next Tokyo ’23 」にて、2024年に日本語化を予定していることが明らかにされました。

Duet AI for Google Workspace でできること

Duet AI for Google Workspace は、言語生成と画像生成の2つのモデルを持っており、各アプリの操作に対して、次のような支援を行います。

言語生成モデルに基づく操作支援

- Gmail :新しいメールの下書き作成や、ユーザーが作成した文面の修正を支援します。また過去のメールの履歴をもとに返信文を自動生成することも可能です。

- ドキュメント :新しい文章の作成や、文章の修正を支援します。たとえば「言い回しを変えたい」「よりフォーマルにしたい」「よりシンプルにしたい」「より詳しくしたい」といった指示を出すことで、文章の体裁や表現を変更することができます。

- スプレッドシート :指示に基づいて、たとえばTo-Doリストやタスクトラッカーのドラフトなどを作成します。

画像生成モデルに基づく操作支援

- スライド :指示をもとに、スライドに挿入する画像やイラスト、イメージ図などを作成します。

- Meet :指示をもとに、背景画像を作成します。また映像や音声の品質を向上します。

画像:生成AIアシスタント機能が、さまざまな業務を支援

Duet AI for Google Workspace 活用シーン

すでに多くの企業が Duet AI for Google Workspace を活用し、業務効率化や生産性向上、働き方改革で成果を上げています。そんな実例の一部を紹介します。

営業メールの効率化と品質向上

A社は、営業メールの作成に Duet AI for Google Workspace を活用しています。メールの下書きを依頼し、生成された文面に穴埋めしていく形でメールを仕上げていくというスタイルです。この機能を使うことで営業担当者はメール作成に費やしていた時間を大幅に削減し、より多くの顧客とコミュニケーションを取れるようになりました。

社内向けの報告書や提案書の作成を効率化

Duet AI for Google Workspace を活用すれば、AIのアドバイスを受けながら、よりシンプルで理解しやすく、訴求力の高い文章を作成することができます。B社はこの機能を活用することで、文書作成にかかる社員のストレスを軽減するとともに、高品質な文書を作成できるようになりました。

プレゼンテーションの品質向上

C社はプレゼンテーションで使用するスライド作成にDuet AI for Google Workspaceを活用しています。プレゼンテーションの目的や内容を入力すれば、AIによって訴求力の高いスライドの構成やデザインが提案され、シナリオに沿ったテキストや画像も自動で挿入されるのです。これによってC社は準備作業に費やしていた時間を大幅に短縮し、効果的なプレゼンテーションを行えるようになりました。

システム開発の生産性向上

Duet AI for Google Workspace とは異なりますが、Google は生成AIの新たなラインナップとして、コード補完やコード生成を実現する「 Duet AI for Developers 」というサービスの正式リリースを発表しました。

C、C++、Go、Java、JavaScript、Pythonなど 20 以上のプログラミング言語に対応。Visual Studio Code、IntelliJ、PyCharmのほか、Cloud Shell Editor や Cloud Workstations などの Google のサービスで利用することができ、書きかけのコードの補完やチャットによるコードの生成、コードの説明、単体テストの生成などの機能が備わっています。

このサービスを先行利用してきたD社の開発者は、新たに展開するアプリケーションのコード品質や生産性を向上しており、社内の業務効率化やビジネスのスピードアップなどイノベーション創出に貢献しています。

まとめ

生成AIは決して人の仕事を奪うわけではありません。AIをアシスタントとして活用することで、業務効率や生産性を大幅に向上することができます。Gmail や ドキュメント、スライド など日常業務で使い慣れたアプリから、そのまま生成AIを活用できる Duet AI for Google Workspace が、そんな業務スタイルを実現します。

煩雑な手間と多大な時間を費やしていた文章の下書きやスライド資料の準備など、ストレスのかかる仕事から解放されることで、社員はより付加価値の高い創造的な業務に専念することが可能となります。

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