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オンラインでも新入社員向けの研修はできるのか? オンライン形式のメリットとデメリットを紹介

オンラインでも新入社員向けの研修はできるのか? オンライン形式のメリットとデメリットを紹介

新入社員研修のオンライン化は課題が残るものの、新たな学びや関係性の構築が期待できます。ニューノーマル時代の新入社員研修の在り方を考えていきましょう。

目次

1.コロナ禍の影響により社内研修の手段がオンラインに広がる

コロナ禍の状況下において、ソーシャルディスタンスへの配慮からオンライン集合研修を取り入れる企業が増えています。

パーソル総合研究所が2021年1月~2月に実施した調査結果によると、コロナ禍を受けてオンライン集合研修を増やした企業の割合は75%でした。また、今後も既存の研修をオンラインに置き換えていきたい企業の割合は、全体で80.4%となり、オンライン集合研修で 成果(研修目的の達成・実務への貢献)が得られている企業に限ると、90%に及びます。
新入社員向けの研修についても、例外ではありません。しかし「今後もオンライン研修を予定しているが、前年度の内容を踏襲していいのか不安…」と考える企業も多いのではないでしょうか。

オンライン集合研修を増やした企業の割合

株式会社パーソル総合研究所「コロナ禍における研修のオンライン化に関する調査」P.11 (2020年7月)

新入社員向けの研修は、数か月に及ぶ長期間で実施されることが多いのが特徴です。基礎的なスキルの習得だけでなく、社員同士の連帯感を高める、企業理念やビジョンの理解を深める、適性を把握して配属先を決定する、といった様々な目的があります。それだけにオンライン研修への移行は、通常の社内研修よりも高いハードルと言えます。

2.新入社員オンライン研修のメリット・デメリット

新入社員向けの研修をオンラインで行うことのメリットは、場所の制約を受けないということです。今までは地方で勤務する社員を本社に呼び寄せて研修を受けるケースもありましたが、オンラインであればどこからでも参加できます。
また学びの広がりがあることも大きなメリットです。研修を録画できるので、習得できていない部分について繰り返し学ぶことができます。また、画一的な研修だけではなく、スキルに応じて、さらに発展した内容の研修をオンデマンドで受講するということも可能となります。
一方で知らない人同士でも顔を合わせて教え合いながら人間関係を構築していくという、従来の研修であれば当たり前にできていたことが難しくなります。また、リアルな集合研修では、講師が受講者の席を回って、困っている人をサポートすることができましたが、オンライン研修では一人一人の様子を見ることが難しくなります。講師の熱意や、他の参加者の意欲を肌で感じないため、参加意欲が薄れる傾向があるのも無視できない問題です。

3.実際のオンライン研修での取り組みを紹介

このようにオンライン研修にはメリット・デメリットがあります。各社はメリットを生かし、デメリットを最小限にする工夫をしてオンライン研修を実施しています。その中から代表的なものをご紹介しましょう。

●受講者同士で交流する機会を設ける
ある企業では、定期的にオンライン飲み会を開催しました。できるだけ多くの受講者と話ができるようにランダムにグループ分けして繰り返しました。受講者からは「他の受講者の人柄がわかって良かった」といった声が聞かれました。
●講師と受講者の双方向のやり取りができるルームを設置する
ある企業では講師と受講者が会話できるルームを設置して、質問しやすくする環境を整備しました。講師からも「受講生の理解度が把握できて、研修に活かせる」という声がありました。
●アウトプットを多く設定する
アウトプットを多く設定すると、受講者が主体的に学ぶ姿勢を身に着けられるようになります。ある企業では、学んだことを他の受講生の前で発表する場を設けました。「他の受講者の発表を聞くことで、自分が理解できていない部分が明確になった」という声が聞かれました。

4.学びを広げるドコモgaccoの法人向けeラーニングサービス

「ニューノーマル」という言葉があるように、コロナ禍が収束しても以前の状態に戻ることはなく、変化を受け入れながら、新たな価値を生み出す段階に入っていくと見られています。そのような状況の中で一歩進んだ新入社員研修を検討している方にお勧めしたいのが「gacco」です。

gaccoは、ドコモが展開する日本初のMOOC(ムーク)講座です。MOOC(Massive Open Online Courses)とは、インターネットを通じて世界各国の有名大学の授業を原則無料で受けることができる教育サービスであり、JMOOCはその日本版です。gacco はJMOOC公認サービスとして、大学の教授をはじめとした一流の講師陣が登壇する良質なコンテンツを提供しています。
またgaccoでは、企業研修のニーズに応える法人向けのeラーニングサービスを提供しています。

●gacco MOOC
社会科学、自然科学、人文学、統計・数学、コンピュータ化学、ビジネス・経営など幅広い分野について、一流の講師陣による本格的な講義を原則無料で受講できます。
●gacco ASP
gaccoのプラットフォームを利用して、独自のコンテンツを配信することができます。研修だけでなく、経営トップのメッセージやお客様向けのクローズドな配信にも活用できます。
●gacco Training
有名講師陣によるビジネス向けの講座を1講座単位で購入できます。既成の講座を活用することで、研修にかかるコストを削減できます。

この3つのサービスを組み合わせることで、企業の研修計画に応じたスタイルを実現できます。

またgacco は、オンライン研修の課題を解決する仕組みがあります。受講生・講師と交流する掲示板があり、レポート課題は他の受講生と相互採点するシステムになっているため、能動的な学びになります。gacco MOOCを活用することで、受講者のスキルや興味に応じて自由に講座を受講し、学びを広げることができます。講座を修了すると修了証が授与されるため、達成感を味わい意欲を向上させることができます。

学びを広げるドコモgaccoの法人向けeラーニングサービス

5.ニューノーマル時代の新たな学びに向けて

オンライン研修を実施した多くの企業・受講者は、オンライン研修のメリットをデメリット以上に実感しているのではないでしょうか。そういった意味では、オンラインでも十分に新入社員向けの研修は可能と言えます。今後は研修の効果を最大化するために、集合研修とオンライン研修を組み合わせ、双方のメリットを生かしたカリキュラムが模索されるようになるでしょう。

ドコモではgaccoのプラットフォームを活用し、ニューノーマル時代の新たな学びの構築に取り組む企業を支援します。

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