CSRマネジメント
NTTコミュニケーションズのCSRマネジメント
CSR推進体制
私たちは、CSR活動を推進するために「CSR委員会」を設置しています。委員会はCSR担当役員である常務取締役を責任者と定め、経済的・環境的・社会的な観点からマネジメントを実行する体制を確立することを目指しており、委員会内部には「地球環境保護推進部会」を設けています。
CSR委員会は年1回開催され、CSR活動の取り組み内容の報告を行うとともに、活動の推進に向けた施策の検討・展開を図っており、2019年度は、13社の主要グループ会社も出席しました。また委員会に報告・協議された事項については、社会・環境面での重要なリスク情報なども含め、適宜取締役会へと共有されています。
今後もCSR委員会において継続的に議論を進めることで、NTTコミュニケーションズグループ全体のCSR活動の推進および浸透を図っていきます。
◆ CSR 推進体制図

CSRマネジメントの評価プロセス
私たちは、CSR活動の推進体制を確実に機能させるため、その活動の成果をチェックする仕組みを構築し、継続的に運用しています。具体的には、各年度のCSR重点活動項目の目標として「CSR指標」を定期的に策定。その達成度合いを毎年検証・総括することで、CSRガバナンスの有効性を測っています。
これらのプロセスはCSR委員会で実施され、CSR委員長がCSR指標の成果に責任を持ち、遂行しています。同委員会では、CSR基本方針および重要課題の再検討、指標の更新など、CSRマネジメントの仕組み自体の確認と見直しを随時実施しています。
マテリアリティの特定プロセス
NTTコミュニケーションズグループではCSR基本方針を確実に浸透・実践する中期的な目標・指針として、重要性分析にもとづく「CSR重点活動項目」を2011年より定め、PDCAを展開しています。CSR重点活動項目は以下のプロセスを経て特定しました。
Step 課題の整理
国連グローバルコンパクトやSDGs、ISO26000、GRIなどの国際的なガイドラインやイニシアチブ、調査会社からの質問テーマなどを参考に、NTTコミュニケーションズグループのバリューチェーンを俯瞰したうえで、CSR側面における重要な課題を整理しました。
Step 重要性の評価
対応すべき課題に対して、「ステークホルダーの評価や意思決定に対する影響」と「NTTコミュニケーションズグループの事業活動による経済、環境、社会へのインパクトの著しさ」の2軸にて評価しました。
Step マテリアリティの特定
優先順位付けの結果から、CSR基本方針との整合性を考慮のうえ、NTTコミュニケーションズグループとして取り組んでいく重点活動項目を特定しました。
重点活動項目と中期目標
NTTコミュニケーションズグループでは設定した重点活動項目の取り組み施策ごとに、中期目標を設定し、PDCAを推進しています。
NTTコミュニケーションズのバリューチェーン
事業活動を通じて正の影響を強化・負の影響を最小化し、SDGsの達成に貢献します。NTTコミュニケーションズの事業活動が、バリューチェーン全体で社会や環境にどのような影響をもたらすかを把握し、SDGsと照らし合わせて、対応すべき課題を明確にしました。