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サッポログループマネジメント株式会社

IBM系の旧ASサーバーをクラウドへ移行
基幹システムの運用コスト削減とパフォーマンス向上を実現

サッポログループマネジメント株式会社
サッポログループマネジメント株式会社 グループIT統括部
イノベーション エキスパート 布施川 貴久氏

サッポログループマネジメント株式会社
グループIT統括部
イノベーション エキスパート

布施川 貴久氏

サッポログループマネジメント株式会社 グループIT統括部 食品・飲料グループ 課長代理 鍵谷 史子氏

サッポログループマネジメント株式会社
グループIT統括部 食品・飲料グループ
課長代理

鍵谷 史子氏

 

課題

グループ内ITシステムの統合を起因に
基幹系システムの在り方を再検討

 2015年、食品・飲料事業のポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下ポッカサッポロ)のIT機能を、サッポログループマネジメント株式会社(以下SGM)に統合するプロジェクトが始まった。

 そのプロジェクトの核となったのが基幹業務システムの移行である。統合前にポッカサッポロで基幹業務システムの運用を担当していた鍵谷史子氏(現SGM)は、移行検討に関する背景や課題を振り返る。

 「ポッカサッポロでは、IBMの旧AS系サーバーを名古屋市の本社内にオンプレミスで運用していましたが、IT部門がSGMへ統合されることをきかっけに基幹システムの移管が必要となりました。ハードウェアはリプレース検討時期が迫っていたこともあり、サーバー移管方法を検討する中で移管費用、移行作業時のハードウェア故障リスク、維持保守費用等を総合的に勘案し、基幹システムの形態を見直しました」

 検討は2014年にスタート。最終的にはクラウド環境への移行を選択したが、最初からクラウドありきではなく、それまで運用していた物理サーバーをそのまま更新することや、新規に購入することも検討していたという。

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対策

オンプレミスのIBM系旧ASサーバー
のクラウド移行を決断

 SSGMグループIT統括部において、主にインフラ部分の設計や構築を担当する布施川貴久氏は、クラウドサービスへの移行に舵を切った理由を次のように説明した。

 「食品・飲料事業の基幹業務を管理する重要なIT基盤ですので、確実に移行することはもちろんのこと、高い信頼性が求められました。クラウドでも、基幹系システムのサービスレベルを満たしているものが増えてきていたので、早い段階から選択肢の1つに考えていました。加えて、今後のシステム稼働状況に応じて、リソースの変動が可能なクラウドの柔軟性を評価し、各種検討の上、移行を決定しました」

 SGMでは、複数のクラウド事業者をパートナー候補として検討。最終的にNTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)が選択され、同社が提供する「Enterprise Cloud」の「Power オプション」というサービス上にシステムが移行されることとなった。

 「最も豊富な導入実績を持っている企業がNTT Comでした。高い信頼性や安定性が求められる基幹系システムにおいて、多くの実績やノウハウを持っていることは、重要な評価ポイントでした。また、パフォーマンスへの懸念が挙がっていましたが、同社から提案されたサービスメニューやスペックを見て、これまでの環境と同等のパフォーマンスが予測できました。他のクラウドサービスの多くは、検証や開発レベルのサービス内容やリソース提供であり、要件を満たせるものではありませんでした」と、布施川氏は選択のポイントを挙げる。

 さらに、ユーザーが従来の環境と同じ使い勝手で利用できることや、社内外システムとの連携も重要な要件であり、通信に対応する様々なオプションがあることや、本番移行前に検証環境で事前に動作検証ができたことも選択理由の1つになった。

 移行プロジェクトの概要は、名古屋のポッカサッポロ社内で稼動しているサーバーのデータを、首都圏にあるNTT Comのクラウド環境に移行。同時に、通信などを担う周辺機器を同じデータセンターに設置するというもの。

 プロジェクトのキックオフからわずか3カ月余りというタイトなスケジュールの中、検証項目の検討や社内外のシステムとの連携環境構築、さらには東京と名古屋という距離的なハードルもあったが、トラブルもなく期限内に移行が完了した。

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効果

ハードウェア保守管理からの開放と
処理パスォーマンスの向上

 基幹業務システムは、2015年9月から本格稼動をスタート。鍵谷氏は、稼動状況や導入効果について次のようにコメントする。

 「新しい基盤の安定性や信頼性には満足しています。以前は1年に数回は、ハードウェアのアラートが発生することがあったのですが、物理サーバーがなくなったことでハードウェアのトラブル対応から解放されたメリットは大きいと思います。また、処理速度に関しては、夜間の処理時間も以前より短縮されており、むしろ物理サーバーの時よりもパフォーマンスが上がっているのではないか、と評価しています」

 布施川氏は、今回の導入効果を踏まえ、今後の展望を語った。「繁忙期の結果を評価した上で、クラウドの稼働状況を細かく分析し、更なるリソースの適正化を図っていきます。さらに、ネットワークとクラウドの連携を図ってインフラ全体の最適化を進め、変化に強いITサービスの提供をできるよう取り組んでいきたいと考えております」

システム構成図

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導入サービス

Enterprise Cloud

Enterprise Cloudは、データセンター、ネットワーク、サーバーが連携した通信事業者ならではのプライベートクラウドサービスです。柔軟なリソース提供とお客さまの要望に応じた豊富なオプションを装備し、基幹系業務でも利用可能な環境をご提供します。

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サッポログループマネジメント株式会社

サッポログループマネジメント
株式会社

事業概要
サッポログループマネジメントは、グループの経営基盤となる共通機能(人事・総務・経理・IT・調達・物流)に関する豊富な知見を活かし、グループの構造改革とコスト改革を企画・策定し、グループ会社と協働して実現していく機能分担会社である。グループ成長戦略の推進機能等に特化するサッポロホールディングスと共に「グループ本社」の一角を担い、グループの成長に貢献している。

URL
www.sapporoholdings.jp


 

 

 

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(記載内容は2017年5月現在のものです。)




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