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3月3日(土)~3月4日(日)、「第四回シャイニングアークスカップ」がNTT千葉総合運動場グラウンドで開催されました。

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、小学5・6年生が出場できるラグビー大会「シャイニングアークスカップ」を、2018年3月3日(土)~4日(日)の2日間にわたって開催しました。両日とも晴天に恵まれ、たくさんの子どもたちが一生懸命に楕円球を追いました。

シャイニングアークスカップは、小学生ラグビーの普及・発展や選手間の交流、選手の競技力向上と中学生ラグビーへの意欲増進を目的として開催してきました。4回目の開催となった今回は、「スポーツ(ラグビー)を通じた被災地支援」を大会目的に加え、被災地から2チームを招待。エントリーは招待チームを含めて史上最多の全18チーム、総勢約390人となりました。

招待したのは、2011年3月の東日本大震災の被災地から北上ラグビースクール(岩手県北上市)と、2016年4月の熊本地震の被災地から熊本ラグビースクール(熊本県熊本市)。北上は相手ディフェンスの穴を突いたランや、ボールを大外までつないでのトライなど、好アタックを連発しました。熊本は積極的なプレーとガッツあふれる声出しが特長。元気な声をグラウンドいっぱいに響かせていました。

今回大会もう一つの取り組みは、シャイニングアークスの選手が各チームを応援する「スペシャルサポーター」制度。大会2日目には1チームにつき選手1人が密着し、選手を声援やハグで励ましたり、ドリンクを用意したり、集合場所まで誘導したりと、全力でサポート役をこなしていました。各選手が出身地や出身スクールなど、縁があるチームを担当したこともあり、選手はやりがいを、子どもたちは選手に親しみを感じていたようです。体の大きな選手に子どもたちが飛びついて遊ぶ姿が、グラウンドのあちらこちらで見られました。

「やはりトップリーガーは説得力が違う」と語るのは熊本ラグビースクール高学年担当コーチの庄司康政さん。「僕らコーチと同じことを話してもらっても、子どもたちにはより響くようなので、サポートしてもらって本当によかった」と制度を歓迎していました。同スクールのスペシャルサポーターを務めた小野寛智選手も「単純に楽しいし、純粋にラグビーを楽しんでいる子どもたちの姿にはいい刺激をもらっています」と充実の笑顔でした。

試合では、テンポのよいパス回しや力強いラインブレイク、絶妙なキックパス、大人顔負けのフェイントなど、好プレーが随所に見られました。女子選手が機敏な身のこなしでトライを決めたり、体の小さな5年生選手が低いタックルで大きな相手を倒したりするのも、こうした大会ならではの見どころ。ベンチメンバーや観戦する選手の家族も、大興奮でエールを送っていました。

何より、8分ハーフ(順位決定戦のみ10分ハーフ)の試合中、もう逆転がかなわない場面でも、ノーサイドの笛が鳴るまで、一心にプレーする姿は、見る人の胸を熱くします。「悪いことがあっても、すぐに忘れることができるのは子どもの強さ。あのひたむきさは僕らも見習うべきものがある」(栗原大介選手)とトップリーガーも感心しきりでした。

試合後は両チームが集まって簡単なアフターマッチファンクションを。試合ごとに、両チームのキャプテンが試合を振り返り、レフリーがマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を選定・発表します。キャプテンからは相手チームについて「ラックの集まりが早くて僕らは激しくプレッシャーを受けましたが……」など、競技に関する本格的なコメントのほか、「僕ら(6年生)はこれから中学生になりますが、また共にラグビーを楽しみましょう」(北上ラグビースクールのキャプテン・虻川大輔選手)など、さわやかなメッセージも聞かれました。

レフリーは試合の講評のほか、ミスや反則が多かった試合では「この試合で気づいたことは?」と子どもたちに気づきを促すなど、教育の要素を含めてコメントしていました。MOMの選定も、好プレーのほかに、「点差が開いても大きな声を出して味方を鼓舞していた」「チームに反則が増えた場面でレフリーとコミュニケーションを取ることができた」など、グラウンドでの振る舞いも選定理由になっていました。

ファンクションが終わると、両チームが混ざり合って記念写真を撮影したり、試合中にランで苦しめられた相手選手に100m走のタイムを聞き出す選手がいたり、チームの垣根を越えて交流を楽しむ姿が見られました。

試合の合間には、協賛のNTTレゾナントのブースに子どもたちが立ち寄って、「gooのスマホ」を試したり、ロボットの「sota」との会話を楽しんだりする一幕も。ブースの目玉企画は「メッセージボード」でした。シャイニングアークスへのメッセージや自分の夢を書いたカードをボードに貼り付けていき、みんなのカードで1枚の絵(シャイニングアークスのエンブレム)を完成させるというもの。「がんばって!」「ラグビー選手になる!」など、思い思いのメッセージが寄せられ、図柄は見事に完成しました。

表彰式では、主催者を代表して、NTTコミュニケーションズの山本恭子ラグビー部長が「ラグビーは、身体的な能力を高められるだけでなく、自分の役割をまっとうする責任感や最後まであきらめない粘り強さ、そしてチームワークを学べるすばらしいスポーツだと思います」「来年、新グラウンドでの大会に皆さんをお迎えできる日を心待ちにしています」と閉会の辞を述べました。

大会を制したのは、常総ジュニアラグビーフットボールクラブ。大会初の連覇を達成しました。キャプテンの田中薫選手は「ヒーローズカップ(小学生ラグビーの全国大会)ではくやしい思いをしたので、(このチームで戦う)最後の公式戦で優勝できてうれしいです」と喜びを語りました。

カップ準優勝は、練馬ラグビースクール。

ボウル優勝は、江東ラグビーフットボールクラブでした。

個人賞では、スペシャルサポーターが各チームのMVPを選ぶ「スクールMVP」として、以下の18人が表彰されました。

あびこRS: 中嶋 信斗さん 浦和RS: 山内 陽斗さん 江戸川区RS: 奥村 理矩さん 柏RS: 橳島 一憲さん 上郷RS: 中山 椋介さん 江東RFC: 高矢 晨之介さん 小金井RS: 山田 健太さん 常総JRFC: 清水 康生さん 杉並RS: 細谷 岳杜さん 千葉市RS: 高杉 蓮さん ドラゴンズU12: 石嶋 花奈さん 成田チャオズRFC: 飯田 晴斗さん 西東京にしはらRC: 脇 拓巳さん 練馬RS: 木村 粋雅さん 文京RS: 滝 然理さん 松戸少年RS: 山口 遼馬さん 北上RS: 千葉 悠生さん 熊本RS: 立石 悠敏さん

大会MVP(Player of 4th ShiningArcs Cup)には、優勝した常総ジュニアラグビーフットボールクラブから、大会2日間を通して強い走力を発揮し続けた橋野遼選手が選ばれました。

最後に栗原大介選手から「今日もそれぞれ勝ったり負けたりしたと思いますが、これからもラグビーを続けていけばそういうことの連続です。勝った喜びも負けたくやしさも、たくさん噛みしめながら、ラグビー人生を一歩一歩進んでいってください」と子どもたちへ熱いメッセージが送られ、大会は幕を閉じました。

今後も、シャイニングアークスは本大会やラグビー教室などを継続し、ラグビーの普及や発展に貢献していきたいと思います。関係者の皆さま、ありがとうございました。