ホームタウン・浦安で今季初勝利!トレーニングマッチ第2戦でキヤノンと激突
本拠地・浦安で今季初のトレーニングマッチ!
NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)が、5月25日(土)、千葉県浦安市の本拠地「アークス浦安パーク」で、キヤノンイーグルス(以下キヤノン)と対戦しました。
アークスの今季最初のターゲットは、「トップリーグカップ2019(仮称)」の初戦、東芝ブレイブルーパス戦(6月23日/東京・秩父宮)です。
東芝戦までの練習試合は4つ。ヒュー・リース・エドワード新HCはそのすべてが「セレクション」と語っており、東芝戦へ向けて激しいポジション争いが展開されています。
アークスは先週、今季初の練習試合となったNTTドコモ レッドハリケーンズ戦に73-24で大勝。
今回のキヤノン戦は今季2試合目ですが、本拠地・浦安では初ゲーム。ホームのファンに勝利を見せたいところでした。
アークスの先発メンバーは、先週から5名変更。
PR庵奥翔太、PR三宮累、LO目崎啓志が今季初先発。
バックスは2名変更で、WTB石井勇輝、ルーキーのFB安田卓平がスターターを飾りました。
またリザーブにはルーキーのPR齋藤剣、CTB前田土芽が入り、後半から途中出場してアークスデビューを果たしました。
試合は炎天下の午後1時にキックオフを迎え、まずキヤノンが前半1分、キックカウンターから攻撃をつなげて先制トライ。
出鼻を挫かれたアークスは、ここから反則が続いてしまい、自陣エリアでの戦いを強いられます。
またキヤノンFWはブレイクダウン(ボール争奪局面)で強烈なプレッシャーをかけ、アークスの得点機で、攻撃をたびたび寸断。
それでもアークスはノックオンを誘う好タックル、ラインアウトのディンフェンスなどで好守を続け、得点を許しません。
すると前半25分、アークスの強力スクラムが威力を発揮。
アークスは同じくスクラムを重視するキヤノンから、2連続でPK(ペナルティキック)を奪取。
勢いづいたアークスは、この日はフォワードが徹底的に近場で身体を当て、ジリジリと前進。
最後はアークス5年目を迎えた NO8ヴィリー・ブリッツがトライ!ゴールは失敗も5点を返します。5-7
勢いに乗るアークスはトライ後のキックオフ、SH鶴田諒のハイパントからラックを制圧。相手の反則を誘って、理想的な形で自陣を脱出します。
敵陣に入ったアークスは前半34分、相手反則から迎えたスクラムで、キヤノンFWに強烈なプレッシャー。
スクラムバトルに勝利した状態でボールを左展開すると、左隅で2年目のWTB石井(勇)が逆転のトライ!
SO小倉順平が難しい角度のゴールキックを成功させ、スコアを12-7とします。
追いかけるキヤノンは前半終了間際、PG(ペナルティゴール)を決めてビハインドを2点に(12-10)。
するとここでSO小倉の個人技が光ります。
前半ロスタイム、ボールを受けたSO小倉が守備ラインの穴を見つけて単独突破。そこから一人、二人と絶妙なステップ、体さばきで相手を交わし、独走トライ!
みずからゴールも決め、前半を19-10で前半を折り返しました。
後半も先制はキヤノンでした。
キヤノンは後半1分、アークス陣でラインアウトモールを組み、アークスFWを押し込んでグラウンディング成功。ビハインドをふたたび2点(19-17)とします。
しかしアークスは守備が光り、相手陣での好プレッシャーからターンオーバー。
すると後半6分、SH鶴田のパスを受けたLO目崎が防御裏へ抜け出してトライ!26-17とリードを広げます。
するとアークスは、ここからさらに3連続トライ。
後半12分には、相手ボールスクラムをターンオーバーして手に入れたPKで、右ゴール前のラインアウトからモールを組んでトライ!
FWの見事な活躍で、スコアは31-17となります。
さらに後半17分にはハインパントの捕球から、ボールを受けたWTB石井(勇)がこの日自身2トライ目!ゴール成功で38-17となります。
一気呵成のアークスは後半27分。
途中出場のルーキー齊藤剣が力強い突進を見せれば、同じくルーキーの山口達也はライン参加で鋭いパスを披露。
すると、その山口のパスをエリア左で受けた山下弘資が、ハンドオフをまじえながら圧巻の独走トライ!
その後キヤノンも1トライを返しますが(43-24)、トドメは後半36分でした。
この日冴えた好守からのターンオーバーで得点機となり、敵陣で連続攻撃。
フォワードのフィジカル勝負から一転、最後はボールを展開して、チーム8トライ目を奪ったのは途中出場のルーキー・前田土芽!
フル出場のSO小倉のゴール成功で得点は「50」の大台に乗り、今季2試合目を50-24で締めくくりました。
アークスはこれでトレーニングマッチ2連勝。
2試合の合計得点は123点。1試合平均で61.5得点という驚異的な攻撃力を披露しています。
次の練習試合は1週空き、6月8日(土)のヤクルト レビンズ戦。
舞台はふたたび本拠地・浦安のアークス浦安パーク。午後12時キックオフの今季3試合目、熱い声援をよろしくお願いします!