試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2019年5月25日13時00分 KICK OFF練習試合

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

キヤノンイーグルスキヤノンイーグルス

50vs24

前半19 - 10

後半31 - 14

ホームタウン・浦安で今季初勝利!トレーニングマッチ第2戦でキヤノンと激突

試合写真

本拠地・浦安で今季初のトレーニングマッチ!

NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)が、5月25日(土)、千葉県浦安市の本拠地「アークス浦安パーク」で、キヤノンイーグルス(以下キヤノン)と対戦しました。

アークスの今季最初のターゲットは、「トップリーグカップ2019(仮称)」の初戦、東芝ブレイブルーパス戦(6月23日/東京・秩父宮)です。

東芝戦までの練習試合は4つ。ヒュー・リース・エドワード新HCはそのすべてが「セレクション」と語っており、東芝戦へ向けて激しいポジション争いが展開されています。

試合写真

アークスは先週、今季初の練習試合となったNTTドコモ レッドハリケーンズ戦に73-24で大勝。

今回のキヤノン戦は今季2試合目ですが、本拠地・浦安では初ゲーム。ホームのファンに勝利を見せたいところでした。

アークスの先発メンバーは、先週から5名変更。

PR庵奥翔太、PR三宮累、LO目崎啓志が今季初先発。

バックスは2名変更で、WTB石井勇輝、ルーキーのFB安田卓平がスターターを飾りました。

またリザーブにはルーキーのPR齋藤剣、CTB前田土芽が入り、後半から途中出場してアークスデビューを果たしました。

試合写真

試合は炎天下の午後1時にキックオフを迎え、まずキヤノンが前半1分、キックカウンターから攻撃をつなげて先制トライ。

出鼻を挫かれたアークスは、ここから反則が続いてしまい、自陣エリアでの戦いを強いられます。

またキヤノンFWはブレイクダウン(ボール争奪局面)で強烈なプレッシャーをかけ、アークスの得点機で、攻撃をたびたび寸断。

それでもアークスはノックオンを誘う好タックル、ラインアウトのディンフェンスなどで好守を続け、得点を許しません。

試合写真

すると前半25分、アークスの強力スクラムが威力を発揮。

アークスは同じくスクラムを重視するキヤノンから、2連続でPK(ペナルティキック)を奪取。

勢いづいたアークスは、この日はフォワードが徹底的に近場で身体を当て、ジリジリと前進。

最後はアークス5年目を迎えた NO8ヴィリー・ブリッツがトライ!ゴールは失敗も5点を返します。5-7

試合写真

勢いに乗るアークスはトライ後のキックオフ、SH鶴田諒のハイパントからラックを制圧。相手の反則を誘って、理想的な形で自陣を脱出します。

敵陣に入ったアークスは前半34分、相手反則から迎えたスクラムで、キヤノンFWに強烈なプレッシャー。

スクラムバトルに勝利した状態でボールを左展開すると、左隅で2年目のWTB石井(勇)が逆転のトライ!

SO小倉順平が難しい角度のゴールキックを成功させ、スコアを12-7とします。

試合写真

追いかけるキヤノンは前半終了間際、PG(ペナルティゴール)を決めてビハインドを2点に(12-10)。

するとここでSO小倉の個人技が光ります。

前半ロスタイム、ボールを受けたSO小倉が守備ラインの穴を見つけて単独突破。そこから一人、二人と絶妙なステップ、体さばきで相手を交わし、独走トライ!

みずからゴールも決め、前半を19-10で前半を折り返しました。

試合写真

後半も先制はキヤノンでした。

キヤノンは後半1分、アークス陣でラインアウトモールを組み、アークスFWを押し込んでグラウンディング成功。ビハインドをふたたび2点(19-17)とします。

しかしアークスは守備が光り、相手陣での好プレッシャーからターンオーバー。

すると後半6分、SH鶴田のパスを受けたLO目崎が防御裏へ抜け出してトライ!26-17とリードを広げます。

試合写真

するとアークスは、ここからさらに3連続トライ。

後半12分には、相手ボールスクラムをターンオーバーして手に入れたPKで、右ゴール前のラインアウトからモールを組んでトライ!

FWの見事な活躍で、スコアは31-17となります。

さらに後半17分にはハインパントの捕球から、ボールを受けたWTB石井(勇)がこの日自身2トライ目!ゴール成功で38-17となります。

試合写真

一気呵成のアークスは後半27分。

途中出場のルーキー齊藤剣が力強い突進を見せれば、同じくルーキーの山口達也はライン参加で鋭いパスを披露。

すると、その山口のパスをエリア左で受けた山下弘資が、ハンドオフをまじえながら圧巻の独走トライ!

試合写真

その後キヤノンも1トライを返しますが(43-24)、トドメは後半36分でした。

この日冴えた好守からのターンオーバーで得点機となり、敵陣で連続攻撃。

フォワードのフィジカル勝負から一転、最後はボールを展開して、チーム8トライ目を奪ったのは途中出場のルーキー・前田土芽!

フル出場のSO小倉のゴール成功で得点は「50」の大台に乗り、今季2試合目を50-24で締めくくりました。

試合写真

アークスはこれでトレーニングマッチ2連勝。

2試合の合計得点は123点。1試合平均で61.5得点という驚異的な攻撃力を披露しています。

次の練習試合は1週空き、6月8日(土)のヤクルト レビンズ戦。

舞台はふたたび本拠地・浦安のアークス浦安パーク。午後12時キックオフの今季3試合目、熱い声援をよろしくお願いします!

LO目崎啓志選手の声

小野慎介選手

――今日の試合を振り返ってください。

2戦目ということで、前回の反省点を修正できればなと思っていたのですが、入りの20分間で先制されて、拮抗した試合をしてしまいました。結果として50点を獲るくらい力の差があったはずなので・・・。そこは僕らの課題です。

――ロックとしての出場でしたが、ラインアウトのディフェンスが効果的だったように感じました。

ラインアウトコーチのジョー(・バラカット)が来てから、役割が明確になりました。一人ひとりがディフェンスをしきれたのかなと思います。

――ご自身のトライもありました。

普段はトライを獲るキャラじゃないので、オマケみたいな。ただ、あれは本当は上田竜太郎さんのトライで、僕が横取りしてしまいました(笑)

――最後にファンの皆さまへメッセージをお願いします。

オン・フィールドも、オフ・フィールドも、日本一を目指して頑張っています。応援どうぞよろしくお願い致します。

CTBブラッキン・カラウリアヘンリー選手の声

池田悠希選手

――今日の試合を振り返ってください。

すごく暑くて、その部分もチャレンジでした。

自分たちは今季2試合目、キヤノンは1試合目でしたが、良いチームなので前半はすこし苦戦しました。しかし後半はしっかりできました。

――どの選手もブラッキン選手の年齢(30歳)までプレーしたいと思いますが、どうすればプレーの質を維持・向上できるのですか?

いつも自分のプレー、練習の状況に満足せず、向上し続けることです。あとは年を取ると身体のケア、リカバリーも大事です。

――オフの日も練習場に来ていると聞きました。

プロの選手として、チームを牽引していかなければいけないので、そういうこともしています。いつも向上できる余地があるので、オフの日もどうやって向上できるかと考えています。

――チーム8年目になりますが、今年のチームの強みは?

いつもアタックが強みでしたが、プレシーズンでジョー・バラカット(FWコーチ)が入って、ディンフェスも武器として使っていこうとしています。

アタックに頼りすぎず、ディフェンスも武器として使えるように向上していきたいです。

PR齋藤剣選手の声 ※アークスデビュー戦

山口達也選手

――今日のアークスデビュー戦を振り返ってください。

練習してきた良いアタックをしていたので、その良い流れを継続して、スクラムではエナジーを出していければと思っていました。暑かったのでタフなゲームでした。

――良い突進もありました。

あれはラグビー人生史上、一番良いボールキャリーでした(笑)。気持ちよかったです。

ディフェンス・コーチのジョー(・バラカット)さんから「ハーフタイムに2人目のサポートを早くしよう」という話があり、そこを意識したことが結果につながったと思います。

CTB前田土芽選手の声 ※アークスデビュー戦

松尾将太郎選手

――今日のアークスデビュー戦を振り返ってください。

まだディフェンスの局面で足が止まっていたり、手応えはイマイチだった感覚はありますが、もっと相手に接近してディフェンスできれば、自分の強みが出るのかなと思います。

――期待をしているファンの皆さまへメッセージをお願いします。

新人らしく、アグレッシブにやっていけたらと思います。アタック・ディフェンスともに身体を張れる選手になって、愛される選手になれるように今後努力していきます。応援よろしくお願いします。

試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真